寝たきりでも100歳まで生きたい? 介護とキャリアの狭間で考える、本当に大切なこと
寝たきりでも100歳まで生きたい? 介護とキャリアの狭間で考える、本当に大切なこと
この記事では、介護とキャリア、そして人生の価値観について深く掘り下げていきます。寝たきりの状態でも「生きたい」という気持ちを持ち続けることは可能なのか、そして、もしそうでないとしたら、それはどのような理由からなのか。この問いに対する答えを探求することで、私たちが「働くこと」や「生きること」の意味を再考し、より豊かな人生を送るためのヒントを見つけ出せるはずです。
歩けなくなって5年近く経ち、食もどんどん細くなっている高齢の人が生きたい気持ちを保ち続けてるなんてこと、あると思いますか?
義祖母はどんどん筋力が弱っていく病気のため、5年ほど前から人の手を借りなければ歩けなくなりほどなくして寝たきりになりました。
自宅で仕事をしつつ独身の叔母が面倒を見ていました。
デイサービスなども利用していなかったので、本当に毎日家に籠りきりでヘルパーさんと叔母とだけ接し、楽しみと言えばテレビや本くらいの生活が何年も続いていました。
そしてゆるやかに弱っていき、とうとう数ヵ月前に口から食事ができなくなり入院になりました。
そこで肺炎を起こしそのまま亡くなってしまいました。
ですが、もう90近い年齢です。
本人も叔母もご苦労様でした、と言える状況だと思います。
ですが叔母は全く納得できないようで、肺炎を起こした際も肺炎さえ治ればまだ生きられた!あの病院が処置が悪かったんだ!!あれさえ治っていたら100歳も夢じゃなかった!!と怒っています。
私も叔母も医療職ですが、筋力が弱る病気で経口で物が食べられなくなったのは明らかに食欲うんぬんの話ではありません。
どう見てもあと10年もつような状況ではないです。
肺炎を起こした際も、今夜が峠だと告げられても延命処置をやめませんでした。
個人的に、どう考えても全快が難しいのに1,2日寿命を延ばしたところで無駄に苦しませるだけだと思います。
家族のエゴで苦しめているだけだと思います。
ですが叔母は「お母さんは生に対する執着はまだ十分あった。100まで生きたいと話していた。」と言います。
本当でしょうか?
私が義祖母の身なら、来る日も来る日も自宅のベッドから動けず、何年も介護生活で娘に迷惑をかけているのに更に10年生きたいなんて絶対思いません。
歩けなくなった時点で死にたいと思うかもしれません。
叔母の話なので叔母の主観がかなり入った話かもしれませんが、義祖母はお風呂もトイレも自分では行けない重度の要介護になっても施設には入りたくないと自宅介護を望み、果てには100才まで生きたいと言っていたそう。
これが本当なら、むしろ家族の迷惑考えないの?と義祖母にもドン引きですが…。
叔母は独身で一人になりたくないために義祖母が長生きしたいかのように自分の気持ちを投影していたのでは?と思います。
寝たきりで入浴排泄食事までも他人の迷惑にならないと出来ないようになっても、あと10年も生きたいと思える人もいるのでしょうか?
1. 生きる意味とは? 寝たきりの状態での「生きたい」という気持ち
寝たきりの状態でも「生きたい」という気持ちを持ち続けることは、一概には言えません。個人の価値観、置かれた状況、そして周囲のサポート体制によって大きく左右されます。
まず、人が「生きたい」と感じる根源には、様々な要素が絡み合っています。例えば、
- 身体的な苦痛の有無: 痛みや不快感が少ない状態であれば、生きる意欲は維持されやすいでしょう。
- 精神的な安定: 孤独感や絶望感がない、精神的に満たされた状態であることも重要です。
- 人間関係: 家族や友人との繋がり、愛情を感じられる環境は、生きる力となります。
- 楽しみや目標: 趣味や興味のあること、あるいは達成したい目標があることも、生きがいにつながります。
寝たきりの状態では、これらの要素が脅かされる可能性があります。身体的な苦痛が増したり、人との交流が減ったり、楽しみを見つけにくくなったりすることで、「生きたい」という気持ちが薄れていくことも十分に考えられます。
しかし、一方で、寝たきりであっても「生きたい」と感じる人も存在します。それは、
- 強い精神力: 困難な状況にも前向きに向き合い、希望を持ち続ける力。
- 家族の愛情: 家族からの献身的なサポートや愛情が、生きる支えとなる。
- 宗教的な信仰心: 信仰が心の拠り所となり、安らぎを得る。
- 感謝の気持ち: 生かされていることに感謝し、一日一日を大切に生きる。
といった要因によるものです。
2. 介護する側の視点:独身の叔母の心理とキャリアへの影響
今回のケースで、独身の叔母が義祖母の介護をしていたという状況は、様々な側面から考察する必要があります。叔母の心理状態は、義祖母の「生きたい」という気持ちに対する解釈に大きく影響を与えている可能性があります。
独身であること、そして介護という重責を担うことは、叔母のキャリアや生活に大きな影響を与えます。以下に、その影響と、そこから生じる可能性のある心理状態について考察します。
2-1. キャリアへの影響
- 就労時間の制限: 介護に時間を割かなければならないため、フルタイムでの就労が難しくなる可能性があります。
- キャリアアップの停滞: 介護に時間を取られることで、スキルアップのための学習や、昇進の機会を逃す可能性があります。
- 経済的な負担: 介護費用や、収入の減少による経済的な不安が生じる可能性があります。
- 仕事との両立の難しさ: 介護と仕事の両立は、心身ともに大きな負担となり、ストレスの原因となります。
2-2. 心理状態への影響
- 孤独感: 介護は孤独な戦いになりがちで、誰にも理解されないという孤独感を感じることがあります。
- 喪失感: 介護を通して、自分の時間や自由を失うことへの喪失感を感じることがあります。
- 罪悪感: 介護が十分でないと感じたり、自分の感情を抑えきれなかったりすることで、罪悪感を感じることがあります。
- 将来への不安: 介護が終わった後の自分の生活や、将来への不安を抱くことがあります。
- 自己肯定感の低下: 介護の負担や、キャリアの停滞により、自己肯定感が低下することがあります。
今回のケースでは、叔母が義祖母の「生きたい」という気持ちを強く願う背景には、これらの心理状態が影響している可能性があります。例えば、
- 孤独感の回避: 義祖母が長生きすることで、一人になる時間を遅らせたいという気持ち。
- 自己肯定感の維持: 介護を通して、自分の存在意義や価値を見出したいという気持ち。
- 喪失感の回避: 義祖母の死を受け入れることが、自分の人生の喪失につながるという恐れ。
これらの感情が、義祖母の「生きたい」という気持ちを過剰に肯定的に解釈させる要因となっている可能性があります。
3. 介護生活とキャリアの両立:現実的な選択肢とサポート
介護とキャリアの両立は、多くの人にとって大きな課題です。しかし、適切な情報とサポートを得ることで、両立を目指すことは可能です。以下に、具体的な選択肢とサポートについて解説します。
3-1. 働き方の選択肢
- テレワーク: 在宅勤務が可能であれば、介護と仕事の両立がしやすくなります。
- 時短勤務: 就業時間を短縮することで、介護に割ける時間を確保できます。
- フレックスタイム制度: 始業・終業時間を柔軟に調整できる制度を利用することで、介護の状況に合わせて働き方を変えられます。
- パート・アルバイト: フルタイムでの就労が難しい場合は、パートやアルバイトとして働くことで、介護と仕事のバランスを取ることができます。
- フリーランス・副業: 自分のスキルを活かして、フリーランスや副業として働くことで、時間や場所にとらわれずに収入を得ることができます。
3-2. 介護サービスの活用
- 訪問介護: ヘルパーが自宅を訪問し、食事や入浴、排泄などの介護を行います。
- デイサービス: 日中に介護施設に通い、食事や入浴、レクリエーションなどのサービスを受けられます。
- ショートステイ: 短期間、介護施設に入所し、介護サービスを受けられます。
- 介護保険サービスの利用: 介護保険を利用することで、費用を抑えて介護サービスを利用できます。
3-3. 家族や周囲のサポート
- 家族間の協力: 家族で介護の役割分担をすることで、負担を軽減できます。
- 親族への相談: 親族に介護の状況を相談し、協力を求めることができます。
- 地域のサポート: 地域包括支援センターや、NPO法人などの地域団体が、介護に関する相談や情報提供を行っています。
- 職場の理解: 職場に介護の状況を伝え、理解と協力を求めることが重要です。
これらの選択肢を組み合わせることで、介護とキャリアの両立を目指すことができます。しかし、重要なのは、自分の状況に合わせて、最適な方法を選択することです。そのためには、
- 自己分析: 自分の体力、時間、経済状況などを客観的に分析する。
- 情報収集: 介護サービスや、働き方の選択肢に関する情報を収集する。
- 専門家への相談: ケアマネージャーや、キャリアコンサルタントなどの専門家に相談する。
といったステップを踏むことが重要です。
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4. 倫理的な視点:本人の意思と家族の思い
介護において、本人の意思を尊重することは非常に重要です。しかし、本人が意思表示できない場合や、認知症などで意思疎通が難しい場合は、家族や周囲の人間が本人の意思を推測し、代弁する必要があります。
今回のケースでは、義祖母が寝たきりになる前に、自分の意思を明確に伝えていたかどうか、が重要なポイントとなります。もし、義祖母が「長生きしたい」と明確に意思表示していたのであれば、家族はその意思を尊重し、延命治療や介護を継続する選択肢を検討する必要があります。
しかし、本人の意思が不明確な場合、家族は、
- 本人の過去の言動: どのような価値観を持っていたのか、どのような生活を望んでいたのかを考慮する。
- 本人の置かれた状況: 身体的な苦痛、精神的な苦痛、人間関係などを考慮する。
- 医療的な見解: 医師や専門家の意見を聞き、病状や予後について理解する。
といった要素を総合的に判断し、最善の選択をしなければなりません。
この判断は非常に難しいものであり、家族間での意見の対立や、後悔を生む可能性もあります。そのため、
- 家族会議: 家族全員で話し合い、それぞれの思いや考えを共有する。
- 専門家への相談: 医師、看護師、ケアマネージャーなどの専門家に相談し、客観的な意見を聞く。
- 記録の作成: 意思決定の過程や、その理由を記録しておく。
といった対策を講じることが重要です。
5. キャリアチェンジと介護:新たな可能性を探る
介護とキャリアの両立が難しい場合、キャリアチェンジという選択肢も視野に入れることができます。介護に時間を割けるような働き方、あるいは、介護に関する知識や経験を活かせるような仕事への転換を検討するのも良いでしょう。
5-1. 介護に関する仕事
- 介護職: 介護施設や、訪問介護事業所で、直接的に介護業務に従事する。
- ケアマネージャー: 介護保険に関する相談や、ケアプランの作成を行う。
- 社会福祉士: 介護に関する相談や、生活支援を行う。
- 介護事務: 介護保険に関する事務手続きを行う。
5-2. 介護経験を活かせる仕事
- 医療・福祉関連の事務職: 病院や介護施設での事務業務。
- 相談員: 介護保険サービスに関する相談業務。
- 講師: 介護に関する知識や経験を活かして、セミナーや研修を行う。
- ライター: 介護に関する記事の執筆。
5-3. 働き方の柔軟な仕事
- テレワーク可能な職種: ITエンジニア、Webデザイナー、ライターなど。
- フリーランス: 自分のスキルを活かして、時間や場所にとらわれずに働く。
- 副業: 本業を持ちながら、介護に時間を割ける範囲で副業を行う。
キャリアチェンジを検討する際には、
- 自己分析: 自分のスキル、経験、興味関心、価値観などを明確にする。
- 情報収集: 介護に関する仕事や、働き方の選択肢に関する情報を収集する。
- スキルアップ: 必要に応じて、資格取得や、スキルアップのための学習を行う。
- 転職活動: 求人情報を探し、応募書類を作成し、面接対策を行う。
といったステップを踏むことが重要です。
6. まとめ:介護とキャリア、そして人生の価値観を考える
今回のケースを通して、介護とキャリア、そして人生の価値観について深く考えることができました。寝たきりの状態でも「生きたい」という気持ちを持ち続けることは、個人の価値観や置かれた状況によって大きく異なり、介護する側の心理状態やキャリアへの影響も考慮する必要があります。
介護とキャリアの両立は容易ではありませんが、適切な情報とサポート、そして柔軟な働き方を選択することで、両立を目指すことは可能です。また、キャリアチェンジという選択肢も、新たな可能性を開くことができます。
最も重要なのは、自分自身の価値観を大切にし、自分らしい生き方を見つけることです。介護を通して、人生の価値観を見つめ直し、より豊かな人生を送るために、様々な選択肢を検討し、積極的に行動していくことが大切です。
人生は一度きりです。後悔のないように、自分の心に正直に、そして、自分らしい生き方を見つけてください。
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