広島県在住の障害者、遠征ライブを実現！感謝の気持ち、どう伝えたら良い？

広島県在住 アラサー身体障害女性 車椅子利用当事者です。旅行等長距離だと歩けなく、介助者さんをお願いする状況です。今度、推しのライブのため、県外へ遠征するのですが、現地のNPOさんを通じて、現地で車いす介助をしてくださる方を見つけて頂きました。自分自身、普段は医療福祉系の会社で事務員として勤めており、特に居宅訪問や分野の人材不足は身を持って感じております。民間さんや社協さん、NPOさんなど10件くらいは問い合わせの電話を自力でかけ、やっと見つけた介助者さんなのですが、そこのNPOさんが本当にご親切ご丁寧な事に、普段そのNPOさんで人がいない時に利用しているという、「介護専門のスキマバイトサイト」に、私の依頼を求人として出して下さいました。サイトに手数料は払うのですが、NPOさんには一切利益がありません。完全無償で、県外の会ったこともない、電話でしか話したことのない障害者のために動いてくださったことが凄くありがたいので、お礼の手紙か、皆さんでどうぞ的なお菓子をお送りしたいのですが、迷惑でしょうか？せめて手紙だけでもと思いますが、手紙もだめですか？よろしくお願い致します。

この記事では、医療福祉業界で働くアラサー女性で、車椅子を利用する相談者さんが、遠征ライブを実現するためにNPOの尽力に感謝の気持ちを伝えたいというお悩みに答えます。感謝の気持ちの伝え方、特に手紙や贈り物のお礼が適切かどうか、そして、介護業界における人材不足という社会問題についても触れながら、具体的な解決策を提示していきます。

感謝の気持ち、どう伝えたら良い？

まず、相談者さんの状況を整理しましょう。あなたは、推しのライブ遠征のため、NPOの多大なるご尽力によって車椅子介助者さんを見つけられました。NPOさんは、利益を度外視し、完全無償であなたのサポートをしてくださったのです。この素晴らしい行為への感謝の気持ちは、当然のことながら、強く感じられるはずです。

お気持ちは十分に伝わります。しかし、感謝の気持ちの伝え方には、いくつか注意すべき点があります。特に、企業や団体への贈り物には、社内規定や倫理的な観点から、適切な方法を選ぶ必要があります。お菓子や手紙といった贈り物が必ずしも適切とは限りません。場合によっては、逆に相手を困らせてしまう可能性もあります。

そこで、まずは、感謝の手紙を送ることをお勧めします。手紙には、NPOさんの具体的な行動への感謝を具体的に記述しましょう。「○○さんのお陰でライブに行くことができました。本当に感謝しています。」といった、具体的なエピソードを入れることで、あなたの感謝の気持ちがより深く伝わります。また、あなたの立場や状況を簡潔に説明することで、NPOさんがあなたの状況をより深く理解し、共感してくれるでしょう。

手紙を書く際のポイントを以下にまとめます。

• 具体的に感謝する：NPOが具体的にどのような行動をとってくれたのかを記述する。
• あなたの状況を簡潔に説明する：なぜ介助が必要なのか、NPOの支援がどれほど重要だったのかを伝える。
• 丁寧な言葉遣い：感謝の気持ちを表す言葉は丁寧な言葉遣いを心がける。
• 簡潔にまとめる：長文は避け、要点を絞って書く。
• 署名と日付を忘れずに：誠意が伝わるように、きちんと署名と日付を記載する。

一方、お菓子などの贈り物については、状況によっては控えた方が良いでしょう。NPOは、非営利団体であり、贈り物を受け取ることで、倫理的な問題や、他の利用者からの公平性の問題に繋がる可能性があります。もし贈り物をしたい場合は、NPOの担当者に事前に確認を取ることが大切です。許可を得た上で、控えめな贈り物であれば問題ないでしょう。しかし、高価な贈り物や、個人的な贈り物（例えば、あなたの推しに関するグッズなど）は避けるべきです。

介護業界の人材不足という社会問題

相談者さんは、医療福祉系の会社で事務員として働いており、人材不足を肌で感じているとのこと。今回の件を通して、改めて介護業界の人材不足の深刻さを痛感されたのではないでしょうか。NPOの無償の支援は、まさにこの人材不足という社会問題を浮き彫りにしています。

介護業界の人材不足は、高齢化社会の進展に伴い、ますます深刻化しています。多くの介護職員が、過酷な労働環境や低い賃金に悩まされています。この状況は、介護サービスの質の低下や、利用者の満足度低下に繋がりかねません。そして、相談者さんのように、介護が必要な人が適切なサービスを受けられないという事態も招きかねません。

この問題を解決するためには、国や自治体による支援強化、介護職員の処遇改善、そして、介護業界全体のイメージアップが不可欠です。私たち一人ひとりが、介護業界の現状に関心を持ち、問題解決に向けて行動することが求められています。

感謝の手紙と、今後の行動

結論として、まずは感謝の手紙を送ることが最も適切な方法です。手紙には、NPOの具体的な行動への感謝を具体的に記述し、あなたの状況を簡潔に説明しましょう。丁寧な言葉遣いを心がけ、簡潔にまとめ、署名と日付を忘れずに書きましょう。贈り物については、事前にNPOに確認を取り、許可を得た上で、控えめな贈り物であれば問題ありません。

また、今回の経験を通して、介護業界の人材不足という社会問題について、改めて考える機会になったのではないでしょうか。この問題について、関心を持ち続けることで、社会貢献に繋がる行動もできるでしょう。例えば、介護業界に関するボランティア活動に参加したり、介護業界の現状を伝える活動に参加したりすることも考えられます。

具体的な手紙の例

以下に、感謝の手紙の具体的な例を示します。これを参考に、あなた自身の言葉で感謝の気持ちを伝えましょう。

○○NPO法人 〇〇様

拝啓

この度は、[日付]に開催された[ライブ名]への遠征に際し、車椅子介助のご尽力、誠にありがとうございました。貴団体のご支援が無ければ、ライブへの参加は叶わなかったと深く感謝しております。

私は、医療福祉系の会社で事務員として勤務しており、日頃から人材不足の深刻さを痛感しております。今回、貴団体が「介護専門のスキマバイトサイト」を活用して介助者さんを探してくださったことに、大変感動いたしました。電話でのやり取りだけで、私の状況を理解し、迅速に対応してくださったことに、心から感謝申し上げます。

介助してくださった〇〇さんにも、改めて感謝の言葉を伝えたいと思います。おかげさまで、ライブを心から楽しむことができました。本当にありがとうございました。

敬具

[あなたの名前]

この手紙はあくまで一例です。あなたの状況や気持ちに合わせて、適宜修正してください。大切なのは、あなたの素直な感謝の気持ちが伝わるように書くことです。

最後に、今回の経験が、あなたにとって良い思い出となり、今後のキャリアにも活かされることを願っております。