義母の体調不良とミュンヒハイゼン症候群の疑い…家族の負担軽減と適切な対応策

義母がミュンヒハイゼン症候群みたいで困ってます。70代の義母は離婚していて(義父はその後病死)独身の義弟（夫の弟）と一緒に住んでいて、私たちは車で10分くらいのところに住んでいます。近いとはいえ集まる用事はないので、様子見のため出かけたときにお土産を買って渡しに行ったり食べ物関係を持って1，2か月に一度くらいのペースで顔を出していましたが、去年の八月２か月半行けないでいたら「具合が悪い」と電話が来た時があり珍しいイベントに参加していた時ではありましたが心配で切り上げて義実家に行きました。夏バテでもなく本人いわく「めまいがした」などいつもと変わらない様子でした。趣味もなく普段も出かけることもなく、おしゃれもせず、会話といったら息子たちの話ばかりなので、夫に「お義母さんは夫に会いたがってるのだから仕事帰りにでも月に１，２回ちょっと顔出せる時は顔出してもらえないか」と頼んだところ、行ける時は行くようにしてるみたいです。でもやはり、いくら車で10分とはいえちょいちょい行くのは難しいようで、時々義弟から夫に「仕事で◎日にお母さんを病院に連れていけないのでかわりに行ってほしい」と連絡がきています。白内障で眼科には長いこと通院しているようです。歳だから心配だからなにかと病院に行っているようですが、はっきりとした病名を言われている病気は特になく診断の結果もたいしたことないで終わっているそうです。義母は免許もなく病院には車で15分くらいらしいですが義弟が乗せていくことが多いようです。義弟も仕事があるので毎回は乗せていけないので心配だから夫に行き帰りと付き添いを頼んでいるようです。その頻度が増えてきて、わが家の用事にも差しさわりが出るようになりました。わが家も車は夫の通勤用の一台しかないので義母の送迎で使われるのは難しい日もあります。今月は「加齢黄斑変性と診断されてルテインのサプリを飲むのが治療と言われたけれどそれが治療なのか？」と別な眼科に通いたいなどとあり、その日夫はわが家の用事のために休みを取っていたのでしたが通院の送迎に行こうとしていました。前夜に熱中症が心配だからと延期の連絡がきたので、念のため食べ物などを持って義母のところにいったところ、加齢黄斑変性と言われたのは最近ではなく平成20年頃といろいろな病院に行っているため分厚くなったおくすり手帳を見せられました。よくよく考えたらいつも調子悪いと義母は言っていろんな病院に行ってるけど他覚症状はないし特に問題はないと毎回言われてるので変だなと思い、ミュンヒハイゼン症候群ではないかと思うようになりました。夫にそのことを言ってみたら義母はおかしくないそんなことを言うなと言われました。義母は心療内科などは受診しないタイプです。夫が月に２回くらい義母のところに行けるのならいいのですが仕事もあるので毎月は難しい感じです。このような義母に今後わが家はどうしたらいいと思いますか？

この記事では、ご自身の義母さんの状況からミュンヒハイゼン症候群を疑われているご相談者の方に向けて、その可能性と、ご家族が今後取るべき具体的な対応策を解説していきます。まず結論から言うと、ミュンヒハイゼン症候群の疑いがある場合、ご本人やご家族だけで解決しようとせず、専門家の力を借りることが非常に重要です。

ミュンヒハイゼン症候群とは？

ミュンヒハイゼン症候群とは、自分が病気であると偽ったり、故意に病気を作り出したりする精神疾患です。目的は、周囲の同情や注意を引きつけたり、特別な扱いを受けたりするためです。症状は様々で、具体的な病気の訴え、頻繁な通院、検査結果への執着などが挙げられます。ご義母さんのケースでは、様々な病院を受診しながらも明確な診断が得られていない点、症状の訴えと実際の状態に乖離がある点などが、ミュンヒハイゼン症候群を疑わせる要素と言えるでしょう。

ご義母さんの状況分析と問題点

ご相談内容から、以下の問題点が読み取れます。

• 頻繁な通院と曖昧な診断：様々な病院を受診しているものの、明確な診断や治療を受けていない点が気になります。これは、ミュンヒハイゼン症候群の典型的な症状の一つです。
• ご家族への負担：義弟さんとご相談者ご家族が、義母さんの通院や介護に多大な時間と労力を費やしており、生活に支障をきたしている状態です。
• 夫との意見の食い違い：ご主人は義母さんの症状を深刻に捉えていない一方で、ご相談者様はミュンヒハイゼン症候群を疑っており、家族間で意見が一致していません。
• ご本人の受診拒否：心療内科などの受診を拒否しているため、根本的な問題解決が困難な状況です。

具体的な対応策

まずは、ご家族内で冷静に現状を共有し、共通認識を持つことが大切です。夫の方にも、ミュンヒハイゼン症候群の可能性と、その症状について丁寧に説明する必要があります。専門家の意見を参考に、客観的な視点を取り入れることで、夫の理解も得やすくなるでしょう。

次に、義母さんの状態を客観的に把握するために、医療機関への相談を検討しましょう。信頼できる医師や精神科医に相談し、適切な診断と治療方針を立てることが重要です。ただ、ご本人が受診を拒否する可能性が高いので、まずはご家族だけで相談に行くことをお勧めします。医師に状況を説明し、ご本人に寄り添った対応策を相談しましょう。医師がご本人に直接アプローチすることで、受診への抵抗感を減らすことができるかもしれません。

さらに、ご家族の負担軽減策も同時に検討する必要があります。義弟さんとの連携を密にし、送迎などの負担を分担する方法を話し合うことが重要です。介護サービスの利用も視野に入れ、専門機関に相談することで、適切なサポート体制を構築できるでしょう。また、ご自身のメンタルヘルスにも気を配り、必要であればカウンセリングなどを利用することをお勧めします。

ミュンヒハイゼン症候群は、ご本人だけでなく、ご家族にも大きな負担をかける疾患です。早期の対応が、ご本人とご家族のQOL（生活の質）を向上させるために不可欠です。一人で抱え込まず、専門家の力を借りながら、一歩ずつ解決に向けて進んでいきましょう。

具体的なステップ

1. 家族会議：夫と現状を共有し、ミュンヒハイゼン症候群の可能性を説明する。専門家の意見を参考に、客観的な視点を取り入れる。
2. 医療機関への相談：信頼できる医師や精神科医に相談し、適切な診断と治療方針を立てる。家族だけで相談に行くことを検討する。
3. 負担軽減策の検討：義弟さんと連携し、送迎などの負担を分担する。介護サービスの利用を検討する。
4. ご自身のケア：メンタルヘルスに気を配り、必要であればカウンセリングなどを利用する。

専門家の視点：

ミュンヒハイゼン症候群は、診断が難しいケースが多く、ご家族の協力が不可欠です。医療機関との連携を密にし、ご本人の状態を継続的にモニタリングすることが重要です。また、ご家族へのサポート体制も整えることで、長期的な対応が可能になります。

成功事例：

(架空事例) あるご家族は、医師のアドバイスを受け、ご本人に負担の少ない通院方法を検討しました。また、介護サービスを利用することで、ご家族の負担を軽減し、良好な関係を維持することに成功しました。

重要なのは、ご家族が協力して、ご本人に寄り添いながら、適切なサポートを提供することです。一人で抱え込まず、専門家の力を借りながら、解決に向けて進んでいきましょう。

まとめ

義母さんの状況からミュンヒハイゼン症候群が疑われる場合、ご家族だけで解決しようとせず、専門家の力を借りることが重要です。医師や精神科医への相談、ご家族の負担軽減策の検討、そしてご自身のメンタルケアを怠らないようにしましょう。この記事が、少しでもお役に立てれば幸いです。