【四国在住の家族を支えるあなたへ】精神疾患を持つご家族の入院先探しと、家族の心のケア

精神疾患患者の入院先の相談です。 非常に困っており、似たような経験のある方、有識者の方、いい病院、施設を知ってるよという方ご意見いただければ幸いです。 身内に20代後半男性、双極性障害・自閉症スペクトラム・ADHDなどで入退院を繰り返している人がいます。 落ち着いている時はある程度まともなのですが、調子が悪くなると聴覚過敏の悪化、大声で叫ぶ、ものを壊す、暴言を吐くなど手がつけられません。体格もよく(BMI30越え)体力もあるので、家族のみでは対応困難です。。 ここ2年ほど、ある程度落ち着いており病院に入院していたのですが、調子が悪くなった際に病院のルールを破ってしまい(タバコを吸ってしまった、これも前にもやっていて次やったら強制退去と言われていた)、強制退院となってしまいました。 退院後は、自宅で年老いた両親と一緒に住んでいますが、いつ事件をおこすか(暴力など)心配で家族内で相談してやはり入院出来る病院を探そうとなりました。 (私は結婚して県外に住んでいますので、両親から話を聞いているだけですが、両親も困り果てておりこちらに相談させてもらった次第です。) ただ住んでいる県での入院が出来る精神科病院は全て受け入れ拒否(ルールを守らない、個室が空いていない、過去に受診歴がありその際に出禁となっている)となってしまっておりかなり厳しい状況です。 ネットやこのような掲示板で似たような状況の方を探し、対応策として提案されている市の支援センターや障害者・精神患者支援センターなどには相談してみましたが病院の紹介をされるのみでやはり自分たちで病院やら施設を探すしか道はなさそうでした。 ただ、そんなわがままを言っている状況では無いことは分かっていますが聴覚過敏があり、グループホームなど他人との距離が近い施設は本人が拒否だそうで、そう考えると施設は厳しそうです、、 なので、可能であれば長期入院できる精神科病院が望ましいと考えております。県外でも全然構わないとの事でしたので(出来たら交通の便がいい所が有難いです。四国地方在住です)、もしこの病院良かったよ、自分が務めているこの病院なら入院出来そうだよ、また他の解決策などの具体的なアドバイスがございましたらご意見よろしくお願いいたします。 本当に母が精神的に辛そうで何とかしてあげたいのですが、私自身が県外に住んでいること、兄とここ10年以上関わりがないこともあり中々直接かかわり合うのは難しく、このような場で相談させていただくこととなりました。 お忙しい中長文読んでいただきありがとうございました。どうぞよろしくお願いいたします。

この記事では、四国地方にお住まいで、双極性障害、自閉症スペクトラム、ADHDを抱えるご家族の入院先を探しておられる、ご相談者の方（以下、ご相談者様）のお悩みに寄り添い、具体的な解決策を提案します。 ご家族の精神的な負担軽減、そしてご本人にとって最適な治療環境の確保を目指し、長期入院可能な精神科病院の探し方、家族のケア方法、そして専門機関への相談方法について、詳しく解説していきます。

1. 現状の課題と解決策の整理

ご相談者様の現状は、ご兄弟の精神疾患による急激な状態変化への対応の困難さ、そして、既存の医療機関での受け入れ拒否という、非常に厳しい状況です。 ご家族の負担は計り知れません。 まず、この状況を整理し、段階的に解決策を探っていくことが重要です。

• 課題1：入院可能な精神科病院の不足：四国地方、特にご自宅周辺では、ご兄弟の状況を受け入れ可能な病院が見つからない。
• 課題2：ご家族の精神的負担：ご両親の疲労と不安は深刻で、ご相談者様も遠隔地から心配されている。
• 課題3：ご兄弟の特性への配慮：聴覚過敏のため、グループホームなどの共同生活は難しい。

これらの課題に対して、以下の解決策を提案します。

• 解決策1：県外への視野拡大：四国地方以外の、医療体制が整っている地域（交通の便が良い場所）の病院を検討する。
• 解決策2：専門機関への再相談：地域の精神保健福祉センターや、都道府県レベルの相談窓口に、より詳細な状況を伝え、具体的な病院紹介を依頼する。
• 解決策3：主治医との連携強化：過去に治療を受けていた病院の主治医と連絡を取り、現在の状況と今後の治療方針について相談する。新たな病院への紹介を依頼できる可能性がある。
• 解決策4：家族支援プログラムの活用：ご家族向けの支援プログラムに参加することで、精神疾患を持つ家族のケアに関する知識やスキルを習得し、負担を軽減する。

2. 県外病院を探す際のポイント

県外病院を探す際には、以下の点を考慮しましょう。

• 医療設備と専門性：双極性障害、自閉症スペクトラム、ADHDに対応できる専門医がいるか、適切な治療設備が整っているかを確認する。
• 入院体制：長期入院が可能か、個室の有無、24時間体制の看護体制があるかを確認する。
• アクセス：ご自宅からのアクセス（交通機関、距離）を考慮する。定期的な面会をしやすい立地であることが重要。
• 治療方針：病院の治療方針がご兄弟の症状や特性に合致しているかを確認する。薬物療法、精神療法、作業療法などのバランスが重要。
• 費用：入院費用や交通費などを考慮し、経済的な負担が大きすぎない病院を選ぶ。

具体的な病院探しは、インターネット検索、専門機関への相談、医療関係者への紹介などを活用しましょう。 複数の病院を比較検討し、ご兄弟にとって最適な環境を選択することが大切です。

3. 家族の心のケア

ご家族の精神的負担軽減も非常に重要です。

• 家族間のコミュニケーション：ご家族で定期的に話し合い、不安やストレスを共有する場を持つ。
• 専門家への相談：精神科医や臨床心理士などに相談し、ご家族へのカウンセリングやサポートを受ける。
• 自己ケア：ご両親自身の健康管理を怠らないようにする。休息や趣味の時間を取り、精神的な余裕を持つことが大切。
• 支援団体への参加：精神疾患を持つ家族を支援する団体に参加することで、同じ境遇の人と交流し、情報交換や相互支援を行う。

特に、ご両親は高齢であるため、ご自身の健康状態にも注意が必要です。 ご兄弟のケアだけでなく、ご両親のケアも同時に行う必要があることを忘れないでください。

4. 具体的な行動ステップ

1. **専門機関への再相談**: 地域の精神保健福祉センター、都道府県レベルの相談窓口に、詳細な状況を伝え、県外病院も含めた紹介を依頼します。
2. **インターネット検索**: 「双極性障害　ADHD　自閉スペクトラム　長期入院　四国」などのキーワードで検索し、条件に合う病院を探します。病院のウェブサイトで、治療方針や設備、アクセスなどを確認します。
3. **病院への直接問い合わせ**: 気になる病院には、電話やメールで直接問い合わせを行い、入院の可否、治療内容、費用などを確認します。
4. **病院見学**: 可能であれば、病院に見学に行き、雰囲気やスタッフの対応などを確認します。
5. **主治医との連携**: 過去の主治医と連絡を取り、現在の状況と今後の治療方針について相談します。

5. まとめ

ご兄弟の入院先探しは、困難な道のりですが、諦めずに、一つずつステップを踏んでいくことが大切です。 専門機関の力を借りながら、ご家族で協力し、最適な解決策を見つけていきましょう。 そして、ご家族自身のケアも忘れずに行い、心身ともに健康を保つ努力を続けてください。 この状況を乗り越えるために、必要なのは、情報収集、専門家への相談、そしてご家族の支え合いなのです。

※ 本記事は一般的な情報を提供するものであり、医療的なアドバイスではありません。具体的な治療や病院選びについては、必ず専門医にご相談ください。