81歳祖母との同居生活の限界…認知症の可能性と具体的な対処法

経験ある方や働かれてる方、ご意見を伺いたいです。今年81歳の祖母のことです。約25年前に旦那(私の祖父)を病気で亡くし、それまでもそれからも長男(私の父)家族と同居しています。仕事をしていましたが10年ほど前に事故をした為、退職。今は家にいて散歩したり、近所の友達と話したり。-本題に入ります-閉めるように伝えた扉、ドアを毎日何回伝えても開けっ放し(トイレ中のドアも)。食器用スポンジを使って欲しいのに掃除用で食器を洗う。メガネが無くなった、置いてない？と食器棚やキッチンの収納を開けては閉めて、。食べる量が分からないのか、食べすぎて吐いたり。ご飯をその辺の床に落として気づかず踏み、そのまま。節電と言って浴室の電気を付けず暗いまま脱衣所の明かりだけで入浴する(それに気づかずこちらが脱衣所使い終わった後に電気を消したら怒る)クーラーをつければ良いのに暑い暑いと言ってそこらじゅうの窓を開ける(閉めてて欲しいドアも開けられます。開けても閉めず出かけます)…etc…正直、小さな細かい事が重なってこちらもイライラが増し、限界です。本当に嫌いになってしまい、話したくもないし顔を見たくもないです。家族内での衝突が増えています。それでも暫くするとケロッとしたように話しかけてきます。認知症なんでしょうか？年齢の軽いボケ？なんでしょうか？こちらの心が狭すぎるんでしょうか、。お互いストレスなら老人ホーム入居や、他の人との同居も考えています。今この質問をしながらも疑問やイライラの色んな感情で分からなくなり手が震えてしまいます。アドバイスください。

この記事では、80代の高齢の祖母との同居生活における具体的な問題点と、その解決策について、介護経験豊富な転職コンサルタントの視点から解説します。 ご家族間の葛藤や、相談者様の抱える強いストレス、そして祖母の行動の背景にある可能性を探り、具体的な対応策と、今後の生活設計についてご提案します。 高齢者の介護、特に認知症の疑いがある場合の対応は、専門家のサポートが不可欠です。 この記事を読み進めることで、現状を客観的に捉え、より良い解決策を見つける糸口が見つかるはずです。

1. 祖母の行動の背景にある可能性

まず、相談者様の祖母が示す行動（ドアを開けっ放しにする、間違ったスポンジを使う、食べ過ぎ、節電のための行動など）は、単なる「忘れっぽさ」や「頑固さ」だけでなく、認知症の可能性を示唆しています。 年齢的な「軽いボケ」と片付けるには、いくつかの症状が重なり、日常生活に支障をきたしている点が懸念されます。

具体的には、以下の点が認知症の可能性を示唆しています。

• 同じことを何度も繰り返す：ドアの開閉、スポンジの使い間違いなど、何度も注意しても繰り返される行動は、認知機能の低下を示す可能性があります。
• 判断力の低下：食べ過ぎ、節電のための不適切な行動など、状況に合わせた適切な判断ができない点は、認知症の症状としてよく見られます。
• 記憶力の低下：メガネが見つからないと何度も探す行動は、記憶力の低下を示唆しています。
• 感情の起伏：怒ったり、ケロッとしたりといった感情の急激な変化も、認知症に伴う症状として考えられます。

もちろん、これらの症状が全て認知症を意味するわけではありません。しかし、これらの症状が日常生活に支障をきたしていることから、専門家による認知機能検査を受けることを強くお勧めします。

2. 認知症の可能性を踏まえた具体的な対処法

もし、認知症の可能性が高いと診断された場合、以下の対処法が有効です。

• 専門機関への相談：まずは、地域包括支援センターや精神科医、神経内科医に相談し、適切な診断と治療を受けてください。早期発見・早期治療が重要です。
• 介護サービスの利用：デイサービスや訪問介護などを利用することで、祖母の生活の質を高め、ご家族の負担を軽減することができます。 介護保険制度を活用することで、経済的な負担も軽減できます。
• 環境調整：家の中の危険な箇所をなくしたり、分かりやすいように整理整頓したりすることで、祖母の安全を確保し、行動によるストレスを軽減できます。例えば、ドアにストッパーを取り付ける、食器用スポンジと掃除用スポンジを色分けするなどです。
• コミュニケーションの工夫：祖母の気持ちに寄り添い、優しく丁寧に説明することが重要です。感情的に怒らず、落ち着いて対応しましょう。 「〇〇して欲しい」ではなく「〇〇してくれると助かるんだけど」といった表現を使うと、より効果的です。
• 家族間の連携：ご家族で話し合い、役割分担を明確にすることで、負担を軽減し、協力体制を築くことができます。 介護は、一人で抱え込まず、家族みんなで取り組むことが大切です。

これらの対応策は、認知症の有無に関わらず、高齢者との同居生活を円滑に進める上で有効です。

3. 老人ホーム入居や他の人との同居について

老人ホーム入居や他の人との同居は、最終手段として検討すべきです。 しかし、安易な選択は避け、メリットとデメリットを十分に比較検討する必要があります。

• 老人ホーム入居：専門的な介護を受けられるというメリットがありますが、費用が高額であること、祖母の意思を尊重することが重要であることなどを考慮する必要があります。 様々なタイプの老人ホームがあり、祖母の状況やご家族の経済状況に合った施設を選ぶことが大切です。
• 他の人との同居：費用面でメリットがある場合もありますが、新たな人間関係の構築が必要となり、摩擦が生じる可能性もあります。 親族以外との同居を検討する場合は、十分なコミュニケーションと信頼関係の構築が不可欠です。

4. 相談者様の心のケア

相談者様は、祖母の行動によって強いストレスを感じ、感情的に疲弊されている状態です。 ご自身の心のケアも非常に重要です。

• 休養：十分な睡眠を取り、趣味の時間を持つなど、ストレスを解消する時間を作るようにしましょう。
• 相談：友人や家族、専門機関に相談することで、心の負担を軽減できます。 一人で抱え込まず、助けを求めることが大切です。
• 専門家のサポート：介護の専門家やカウンセラーに相談することで、具体的なアドバイスや心のサポートを受けることができます。

5. まとめ

81歳祖母との同居生活における問題解決には、まず祖母の行動の背景にある可能性を専門家に見てもらうことが重要です。 認知症の可能性を考慮し、適切な医療機関への受診、介護サービスの利用、環境調整、コミュニケーションの工夫などを検討しましょう。 そして、何よりも相談者様自身の心のケアを怠らないようにしてください。 ご家族で協力し、最善の解決策を見つける努力を続けることが大切です。 困難な状況ではありますが、諦めずに、一歩ずつ進んでいきましょう。 もし、この記事だけでは解決できない、より具体的なアドバイスが必要な場合は、専門家への相談を検討しましょう。