介護疲れの限界！100歳超え祖母と両親の介護問題、解決への道筋

祖母(父方)の介護に関してご相談があります。両親共に仕事をしています。自分は電車とバスで1時間半位の所に住んでいます(在宅ワーク)。現在100歳を超えた祖母の面倒をほぼ母が一人で診ています。最近暑くなってきたので一日置きだったお風呂が毎日になり、仕事終わりでクタクタのまま祖母の家に行きお風呂を入れています。実家に住んでいた時は私が主に動いていました。で、父のいない間に愚痴をこぼしあってなんとかやって来ました。自分は精神疾患があり、主治医と訪問看護の先生から家から離れたほうがいいと言われ、実家を離れました。現在も通院服薬しており、治る気配はありません。今日母からラインがあり、お母さんだって休みの日くらい早く寝たいのに、4時頃行くと「まだ4時じゃない。早いわよ」と文句を言われる。との事。自分が行ってた時も同じことを言われましたが、はいお風呂だよーと無視して入れていました。母はそれが出来ない性格なので5時過ぎとかに行ってるみたいです。仕事の日は夜7:30すぎについて、家に帰るのは9:00前。それからお風呂に入り洗濯機回してその間にご飯を食べ洗濯物干して寝る。介護保険は使えます。なのに、父も叔父も何故かそれを使わないのです。自分たちで面倒見れる間は使わないとか訳分からないこと言ってます。でも、もうすでに面倒みきれてません。母はもう限界だと思います。叔父の娘夫婦(いとこ)は二人共介護の仕事をしており大変さはわかっているはずなのに、叔父に何か入れ知恵しているみたいで、使わない選択をしているようです。(いとこは祖母の事が大嫌いです。それも介護保険使わない理由に入っていると思います)自分の仕事は14:00で終わるので、毎日は無理でも一日置きとかで行ければな…と思っているのですが、介護が原因で病気が悪化したと言うこともあり、母を助けたい、でもまた病気が悪化したら…と考えると、どうしたらいいのか分かりません。もし母が倒れたとしてですが、自分は確実に父と祖母を◯ろします。冗談とかではなく本当に。母には沢山迷惑かけてきているし、何よりとても大事で大好きな存在です。その母を苦しめている父、叔父、いとこ夫婦、祖母をとてもじゃないけど許すことができません。今もイライラしながら書いています。どうにかして介護保険を使うように仕向ける方法ってないですかね？それとも私が通ったほうが母は楽になるでしょうか？もうどうしたらいいのかわかりません。何かいい手はないでしょうか？長々とすみません。よろしくお願いします。

このご相談は、100歳を超える祖母への介護負担が、ご家族、特に相談者様のお母様に集中し、限界に達しているという深刻な状況を表しています。精神疾患を抱える相談者様ご自身も、介護の負担増加による悪化を懸念されている点が、大きな問題です。 本記事では、介護保険の活用促進、ご家族間のコミュニケーション改善、そして相談者様自身の精神的な健康維持という３つの柱から、具体的な解決策を提案します。

１．介護保険の活用を促進する方法

まず、最も重要なのは介護保険の適切な活用です。「自分たちで面倒みれる間は使わない」というご家族の考え方は、現実的な介護負担を無視した、危険な考え方です。すでに限界に達している状況では、介護保険を使わないことは、ご家族全員の健康と生活の質を著しく低下させる可能性があります。

• 具体的なサービス内容を提示する： 介護保険サービスは、単なる「お金の無駄遣い」ではなく、具体的なサービスを提供します。例えば、訪問介護、デイサービス、ショートステイなど、様々なサービスがあり、お母様の負担を軽減する効果を具体的に説明しましょう。パンフレットやホームページなどを活用し、具体的なサービス内容とメリットを提示することで、理解を促せます。
• 第三者機関の力を借りる： 介護支援専門員（ケアマネジャー）に相談することを提案しましょう。ケアマネジャーは、ご家族の状況を丁寧にヒアリングし、最適な介護サービス計画を作成し、手続きをサポートしてくれます。専門家の客観的な意見は、ご家族の抵抗感を和らげる効果があります。また、地域包括支援センターなども相談窓口として有効です。
• いとこへの働きかけ： いとこ夫婦は介護の仕事をしているプロです。彼らの専門知識を活かし、介護保険の有効性や具体的なサービスのメリットを説明してもらうのも有効です。ただし、いとこが祖母を嫌っているという点を考慮し、感情的な対立を避けるよう、慎重にアプローチする必要があります。例えば、ケアマネジャーを介して間接的に働きかけるのも一つの方法です。
• 経済的なメリットを強調する： 介護保険サービスを利用することで、医療費や介護費用の一部が公費で賄われるため、経済的な負担を軽減できます。この点を明確に説明することで、経済的な不安を取り除き、介護保険への抵抗感を減らすことができます。具体的な金額を提示することで説得力が増します。
• 最悪の事態を想定する： もしお母様が倒れたら、介護はさらに困難になります。その場合、祖母への介護はさらに困難になり、ご家族全員に大きな負担がかかります。介護保険の活用は、最悪の事態を回避するための予防策であることを強調しましょう。

２．ご家族間のコミュニケーション改善

ご家族間のコミュニケーション不足が、介護保険の活用を阻んでいる大きな原因の一つです。お互いの気持ちを理解し、協力体制を築くことが不可欠です。そのためには、以下の点を意識しましょう。

• 定期的な家族会議： 定期的に家族会議を開催し、祖母の介護状況、各人の負担、今後の計画などを話し合う場を設けましょう。感情的な言い合いにならないよう、ファシリテーターを立てるのも有効です。会議の目的は、問題解決と協力体制の構築です。
• 感情を共有する： お母様の介護疲れや、相談者様の精神的な負担などを、率直に共有しましょう。お互いの気持ちを理解することで、共感と協力が生まれやすくなります。感情的な言葉遣いを避け、事実をベースに冷静に話し合うことが重要です。 「お母さんが疲れている」という事実と、「私も心配している」という感情を分けて伝えることで、より建設的な議論ができます。
• 役割分担を明確にする： 介護に関わる具体的な役割分担を明確にしましょう。誰がどのような役割を担うのかを明確にすることで、責任の所在が明確になり、負担軽減につながります。役割分担は、個々の能力や状況を考慮し、柔軟に変更できるよう、定期的に見直すことが重要です。
• 専門家の介入： 必要に応じて、家族療法士やカウンセラーなどの専門家の力を借りるのも有効です。専門家は、ご家族間のコミュニケーションを円滑にし、問題解決をサポートしてくれます。特に、いとことの関係改善には、第三者機関の介入が効果的です。

３．相談者様の精神的な健康維持

相談者様は精神疾患を抱えているため、介護による負担増加は、精神状態の悪化につながる可能性があります。ご自身の健康を最優先し、以下の点に注意しましょう。

• 無理をしない： 毎日の介護は難しいでしょう。一日置き、あるいは週に数回など、ご自身の体力と精神状態に合わせて、介護に参加する頻度を調整しましょう。無理をすると、精神疾患が悪化し、かえってご家族に負担をかけることになります。
• 専門家のサポートを受ける： 定期的に主治医や精神科医に相談し、適切な治療を受けてください。必要に応じて、薬の変更や、カウンセリングなどのサポートを受けることも検討しましょう。精神的な健康を維持することは、介護を続ける上で不可欠です。
• ストレス軽減策： 適度な運動、趣味、休息などを心がけ、ストレスを軽減する努力をしましょう。ストレスをため込むと、精神疾患が悪化しやすくなります。自分自身を大切にし、リラックスできる時間を確保することが重要です。瞑想や深呼吸などのリラクゼーションテクニックも有効です。
• サポートシステムを作る： 信頼できる友人や家族、専門機関などに相談し、サポートシステムを作りましょう。一人で抱え込まず、周囲の力を借りることが大切です。相談できる人がいない場合は、地域包括支援センターや精神保健福祉センターなどに相談してみましょう。

まとめ

100歳を超える祖母の介護は、ご家族にとって大きな負担です。介護保険の適切な活用、ご家族間のコミュニケーション改善、そして相談者様自身の精神的な健康維持は、この問題を解決するための重要な要素です。 これらの対策を一つずつ実行することで、お母様の負担を軽減し、ご家族全体の生活の質を向上させることができます。 しかし、一人で抱え込まず、専門家の力を借りながら、一歩ずつ解決に向けて進んでいきましょう。

もし、具体的な解決策が見つからない、または、ご家族との話し合いがうまくいかない場合は、専門機関への相談を検討しましょう。 介護相談窓口や、精神科医、カウンセラーなど、様々な専門機関がサポートを提供しています。 一人で悩まず、周りの力を借りながら、解決策を見つけ出しましょう。