かんぽ生命保険・JA定期預金解約における本人確認と成年後見制度：寝たきり状態の義兄のケースから学ぶ、スムーズな手続きと具体的な対策

知恵のある方教えて下さい。かんぽの生命保険の保険料免除の手続きとJAの定期預金の解約に関する事で、いずれも本人確認に関する事です。義兄が転倒、脳梗塞と頚椎捻挫でほぼ寝たきり状態になりました。要介護4と言えば、おおよその推定がつくかとも思いますがが、生活はほぼ全介助、失語の後遺症もあるが、意思表示は可能。かんぽ生命の保険料免除の申請。指定代理人の設定(妻)はされているが、本人の意思確認ができないと言うことで、受け付けてくれない。そのうち、妻も入院。まるで請求させない為に引き伸ばししているとしか思えない。保険会社は請求されると損失なので、これが常識なんでしょうか。テレビ等で請求もれがない様にと言っているの聞きますが、現実は如何に請求させないかとしか思えません。JAの定期預金の解約も本人の意思確認が出来ないという事で保留となっています。定期預金預金にするときは、妻の依頼で本人確認しないで実施、しかし、解約は本人確認出来ないと受付けてくれません。定期にするときは誰でもOK。解約はイチャモン付けて受付けないと言うのは、どこの銀行でも常識とも思いますが。暗黙の了解と認識しておいた方がいいですかね。定期預金にした人がアホということですかね。自分の今回の場合、かんぽ、JAとも、初めては成年後見人を立ててなどととんでもない回答でしたが、交渉の結果、本人の意思確認にきてくれるところまできました。大変でした。病院、介護施設とも、今は予約すれば時間制限はあるが面会できる状況ですが、コロナ禍はどうしていたのでしょうか？今の手順から推定すれば、請求させないとなりますよね。義兄のためにやっていますが、同様の事に遭遇される方もおられるかと思い、詳しい方にお伺いしようと思い投稿してます・銀行については、自動引き落としは、印鑑さえ合っていれば、OKみたいです。代理で本人口座から振込はできる？（やってないので分かりませ。病院への支払いを代理でできるかという想定です）・保険に関しては、重度障害で意思表示も不可の場合、一般的にはどういう手続きになるのでしょうか金融機関の本人のお金を本人の為に使おうとしているのに、使えないようになっているとか、保険請求も煩雑な手続きを課して、請求自体を諦めさせるというのが暗黙知と考えるのは、ちょっとひねくれているのかとも思いますが、自分だけではないような気もしてます。補足意思表示可能と書いたのが誤解を与えたようで、失語症の後遺症もあり、言葉で明確に他人に知らせるレベルかははっきりしない。家族にはそれなりに分かるという感じなので意思表示可能としました。人によっては、意識はあるというレベルかもです。具体的に意思表示をどうやって確認・判定するのか？とそもそも意思確認に行ってもらうまでが大変ですよ！とお伝えしたかったのです。さすがにストレッチャーに乗せて、本人を連れてこいとは誰も言いませんでした。

この記事では、ご家族の方が寝たきり状態になり、保険金請求や預金解約の手続きに苦慮されているケースを元に、高齢者や障害者の方の金融取引における本人確認の厳格化と、その円滑な解決策について解説します。特に、成年後見制度の活用や、具体的な手続きのポイント、そして、同様の困難に直面する方々へのアドバイスを提供します。 高齢化社会における重要な課題である、本人確認と意思確認の問題を深く掘り下げ、スムーズな手続きを実現するための具体的な方法を提示していきます。

1. 保険金請求と預金解約における本人確認の厳格化：なぜ難しいのか？

ご質問にあるようなケースは、残念ながら珍しくありません。金融機関は、不正利用や詐欺を防ぐため、本人確認を厳格化しています。特に、ご本人が意思表示に困難をきたしている場合、手続きは複雑になります。これは、金融機関のコンプライアンス遵守と、お客様の資産を守るための重要な措置です。 しかし、その厳格化が、ご家族にとって大きな負担となっているのも事実です。 特に、コロナ禍においては、対面での本人確認がさらに難しくなり、手続きの遅延や困難を招いたケースも少なくありませんでした。

専門家の視点：金融機関の立場からすると、本人確認は不正防止の観点から非常に重要です。しかし、高齢化社会の進展に伴い、手続きの簡素化と本人確認の両立が課題となっています。より柔軟な対応が求められています。

2. かんぽ生命保険の保険料免除申請：具体的な手続きとポイント

かんぽ生命保険の保険料免除申請において、ご本人の意思確認ができないと受け付けてもらえないのは、保険金不正請求を防ぐための規定によるものです。指定代理人がいても、ご本人の意思確認が不可欠なケースが多いのです。 この場合、まず重要なのは、ご本人の意思を可能な限り明確にすることです。 ご本人が意思表示に困難があっても、ジェスチャーや表情などから意思を推測できる場合があります。 その意思を、医師の診断書や、ご家族の証言などで裏付けることが重要になります。

具体的な手続きとしては、以下の点を意識しましょう。

• 医師の診断書：ご本人の病状と、意思表示能力について詳細に記載された診断書を用意しましょう。これは、保険会社にとって非常に重要な証拠となります。
• 家族の証言：ご家族が、ご本人の意思を理解し、それを代理で申請していることを明確に証言する必要があります。具体的なエピソードなどを含め、詳細な証言書を作成しましょう。
• 委任状：ご本人の意思を反映した委任状を作成し、代理人として申請を行うことを明確に示しましょう。
• 継続的なコミュニケーション：保険会社担当者と継続的に連絡を取り、状況を説明し、理解を得る努力をしましょう。丁寧な対応が、手続きの円滑化に繋がります。

3. JA定期預金の解約：本人確認と代理人による手続き

JA定期預金の解約についても、本人確認が必須です。 ご本人が意思表示に困難がある場合、成年後見制度の利用を検討する必要があります。成年後見人であれば、ご本人の財産管理を代理で行うことができます。

成功事例：あるケースでは、ご家族が成年後見制度を利用することで、スムーズに預金解約の手続きを行うことができました。成年後見人の選任には時間がかかりますが、長期的な視点で考えると、有効な手段です。

代理人による預金引き出しについては、通常は委任状だけでは難しいケースが多いです。 自動引き落としは印鑑と口座情報が一致すれば可能ですが、代理人による振込は、本人確認が厳しく求められるため、成年後見制度の利用が現実的な解決策となります。 病院への支払いについても同様です。

4. 成年後見制度の活用：手続きとメリット・デメリット

成年後見制度は、判断能力が不十分な方の財産管理や身上監護を支援する制度です。 成年後見人の選任には、家庭裁判所への申し立てが必要となります。手続きには時間がかかりますが、一度選任されると、金融機関との手続きがスムーズになります。

• メリット：金融機関との手続きがスムーズになる、ご本人の財産を適切に管理できる
• デメリット：手続きに時間がかかる、費用がかかる

成年後見制度には、様々な種類があります。ご本人の状況に合わせて、適切な種類を選ぶことが重要です。 専門家（弁護士や司法書士）に相談することで、最適な方法を選択できます。

5. 意思確認の方法：具体的なアプローチ

ご本人の意思確認は、言葉による明確な意思表示だけでなく、ジェスチャーや表情、反応など、様々な方法で確認できます。 重要なのは、ご本人の意思を可能な限り正確に把握し、それを記録することです。 医師や看護師などの専門家の意見も参考にすると、より客観的な判断ができます。

6. まとめ：スムーズな手続きのための具体的な対策

寝たきり状態の方の保険金請求や預金解約は、本人確認の厳格化によって困難を伴う場合があります。しかし、適切な手続きと準備、そして必要に応じて専門家のサポートを受けることで、スムーズに手続きを進めることができます。 成年後見制度の活用、医師の診断書や家族の証言の活用、そして金融機関との丁寧なコミュニケーションが、成功への鍵となります。

この記事が、同様の困難に直面している方々にとって、少しでもお役に立てれば幸いです。 ご不明な点や、具体的なご相談があれば、お気軽にお問い合わせください。