介護職のパニック障害と職場環境：相談できる相手と解決策を探る

パニック障害を患っており仕事を転々としておりました。経験のある介護の仕事にまた勤めれるとやる気満々で入社しました。初めは皆さん優しく接して教えてくださり頑張ろう、期待に応えたいと前向きな姿勢でいました 。先輩達のやり方を見て仕事をこなしましたが入社当初から記録をさせられ利用者様の顔と名前が一致せず記録ミスを繰り返してしまいました。それから、先輩達の態度が一変し初めてのレクレーションも機械浴の入浴者も1人でこなしてます。やり方を教えてくれず出来なかったら注意を受けます。 私のせいで利用者の利用日数が減ったと皆んなの前で申し送りにて言われました。勿論、ミスをする私も悪いです。 入社1ヶ月過ぎの今利用者様の顔と名前をようやく覚えましたが利用者様の今月の様子をケアマネに提出する書類を後7日で提出してと用紙を渡されました。中にはお会いした事のない方もいました。研修期間の2ヶ月も経っていないにも関わらずに20名近くの方の書類を7日で提出しなければなりません。 それ以前にいじめ的な対応をされ出勤前には発作症状に襲われます。周りの繋がりも分からず職場の誰に相談して良いか分かりません。せっかく利用者様の名前や顔を覚えてコミニケーションを取れてきたので辞めたくないです。でも、自分がつぶれそうで怖いです。 こういったことは普通なのでしょうか？ やはり自分が甘いのでしょうか？ 介護職の経験ある方のご意見をお聞かせください。

この質問は、介護職として働く中でパニック障害を抱え、職場環境に苦しんでいる方の切実な訴えです。経験豊富な介護職の視点から、問題点の分析と具体的な解決策を提案します。まず結論から言うと、あなたの状況は決して「普通」ではなく、職場環境に問題がある可能性が高いです。 「自分が甘い」と自分を責める必要は全くありません。

１．問題点の分析：パワハラ、不適切な研修、業務量の過多

質問の内容から、以下の３つの重大な問題点が読み取れます。

• パワハラ：先輩からの指導が、教育ではなく、叱責や無視といったいじめ的な要素を含んでいます。利用者様の利用日数が減ったことを公の場で指摘するのも、パワハラに該当する可能性が高いです。これは、労働基準法違反に抵触する可能性があります。
• 不適切な研修：研修期間が十分ではなく、業務内容や記録方法などの適切な指導が不足しています。20名近くの利用者様の書類を7日で作成させるのは、明らかに無理な要求です。介護記録の正確性は重要ですが、適切な研修と時間配分が不可欠です。
• 業務量の過多：レクレーションや機械浴を一人でこなす、短期間で大量の書類作成を要求されるなど、業務量が明らかに過剰です。これは、あなたの健康状態を悪化させる可能性があり、重大な問題です。

２．具体的な解決策：相談相手、行動計画、専門機関の活用

現状を打開するために、以下の３つのステップで行動しましょう。

• 相談相手を見つける：まず、誰かに相談することが重要です。信頼できる友人、家族、または地域の相談窓口に話をしてみましょう。職場内では、人事部や産業医に相談することもできます。もし、職場内に相談できる人がいない場合は、外部の相談機関（例：労働基準監督署、ハローワーク、NPO法人など）に相談することをお勧めします。介護職の労働組合に加入している場合は、組合を通して相談することも可能です。
• 行動計画を立てる：相談相手と相談しながら、具体的な行動計画を立てましょう。例えば、まずは職場での状況を記録し、証拠を集めることが重要です。具体的な事例を記録することで、相談窓口への説明がスムーズになります。また、具体的な改善策を提案することも検討しましょう。例えば、記録方法の改善、業務量の軽減、研修時間の確保などです。
• 専門機関の活用：パニック障害の症状が強い場合は、医療機関を受診し、医師や精神科医に相談しましょう。必要に応じて、薬物療法やカウンセリングを受けることで、症状の改善を目指しましょう。また、メンタルヘルスケアの専門機関も活用することをお勧めします。彼らは、職場環境の問題に対処するためのサポートを提供してくれます。

３．成功事例と専門家の視点

過去に、同様の状況で職場環境を改善できた事例があります。ある介護職員は、産業医に相談し、職場環境の問題点を指摘。その結果、業務量の軽減や研修内容の改善、上司への指導が行われ、職場環境が改善されました。また、別の事例では、労働組合の支援を受け、パワハラ行為に対する適切な対応がなされました。これらの事例から分かるように、一人で抱え込まず、適切な機関に相談することが重要です。

専門家である私から見ると、あなたの抱える問題は、個人の能力の問題ではなく、職場環境の問題です。適切な研修、適切な業務量、そして、安全な職場環境は、介護職員の権利です。その権利を主張し、守るために、積極的に行動を起こすことをお勧めします。

４．チェックリスト：あなたの状況を再確認しましょう

以下のチェックリストで、あなたの状況を改めて確認してみましょう。

• □　職場でのいじめや嫌がらせを受けている
• □　適切な研修を受けていない
• □　業務量が過剰で、負担が大きい
• □　相談できる人がいない
• □　パニック障害の症状が悪化している

３つ以上チェックがついた場合は、早急に専門機関への相談を検討しましょう。

５．まとめ

あなたは決して甘くありません。あなたの抱える問題は、職場環境の問題であり、一人で解決しようとせず、周囲の力を借りることが重要です。まずは、信頼できる人に相談し、専門機関のサポートを受けながら、具体的な行動計画を立てていきましょう。あなたの状況が改善することを心から願っています。

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