50代後半からの親との関係:介護とキャリア、揺れる心の整理術
50代後半からの親との関係:介護とキャリア、揺れる心の整理術
この記事では、50代後半の方が抱える親との関係、特に介護とキャリアの狭間で揺れ動く心の葛藤に焦点を当て、その整理術を提案します。親の価値観との衝突、介護の現実、そして自身のキャリアプランへの影響など、複雑な問題に直面しているあなたへ、具体的な解決策と心の持ち方をお伝えします。
母の事で頭を痛めております。私50代後半です。母は何でも他人と競争して勝ちに拘るタイプ、流れに乗っかる、要領よく、手っ取り早くが身上でした。彼女は名門校を優秀な成績で卒業しましたがその目的は点取り競争で友達に勝ち、良い所に就職するためでした。従って私が試験の後も好きな教科の勉強をしていると冷やかし、殆ど車が来なくて守る人のない横断歩道や信号を真面目に守っていると馬鹿にし、私がピアノ教室に通い始めた当初は教則本の進度がよその子に負けないように必死でお尻を叩いてくれましたが、殆どの友達が受験その他で辞めた後も練習していると馬鹿にし(これは父が応援してくれ現在まで私の生涯の趣味となっております。)、でした。部活や選択教科なども言葉巧みにそれを選択して失敗した場合の事をあたかも必ずそうなるかのように言って脅されては怖くなって、結局彼女に言われた物を選択したりして来ました。(思えばどっちを選択しても失敗する場合ありますし、全く有害無益な教科やクラブを学校側が創設する訳がなく、結局母の好みの押し付けだった訳ですね。)
さて私は縁あって故郷を出て各地を転勤して回る夫と結婚しましたが、一人娘であるにも拘わらず反対もされず気持ちよく出してくれました。というよりもどうやら子供が余り好きではないようで、昔伝え聞いたところでは私を妊娠中もお腹が重たい、うっとおしいその他不満の連続だったようですし、娘一家が帰省してくるのが盆暮れ程度と言った生活ををむしろ喜んでいた感もあります。孫が毎日のようにやって来て世話に追われる人たちの事をつい数年前まではむしろ、気の毒そうな顔で眺めておりました。私も帰省して実家に留まっている数日間だけ母の気に入らないことはしないふりをすれば良い当時の生活はむしろ快適でした。実家は両親が田舎から出てきて自分たちの仕事に好都合でそこに構えただけで別に先祖代々そこを離れてはならないと言った場所でもなく、ビルの谷間で日も全く当たらず(最近になって、更に違法な建築であったことも発覚しました。)、私達は自分の気に入った場所の家を構えました。ですが父も亡くなり、残った母も80歳を超え心配になって来たため当時定年となった夫が再就職を実家近くの企業にし、近くのマンションに住んで時々様子を見てくれています。勿論私も毎月そこに行って数日留まっております。今年の2月から老人ホームに入っています。
ところが近くに住んだことで、夫が母のその「私に自分の好みを押し付けたがる本性。」を知ってしまい、好い歳をして言う事をいちいち聞く必要ないと言ってくれました。併せて夫自身も自分の母親との付き合い方と同じように(成人した息子と老いた母と言う関係)、私の母とも接するのを、子や孫が自分の言う事を聞かない、言う事を聞かないと言います。母方の両親は昔私の結婚式にも揃って列席してくれましたが、子や孫の進学も、就職も、結婚も黙っておめでとうと言ってくれただけだと記憶しておりそのことを母に言いますと、心配したり反対したくなるような選択を誰もしなかったからとの事でした。
しかし今いくら老いたと言っても、私の母はその弱り方が急激なように感じます。実際に施設の方の中にそれを心配して下さる方もあります。夫や私の子どもは仕方がない老化現象だと言いますが、私は何か色々気に入らなくて生きる気力をなくしているのではないかとも感じます。娘の私が殆ど動じなくなりましたし、孫息子の進路は自分の気に入らない(現在働きながら専門校に通っておりますがその目指す職業を母は気に入らない様子、ですが私達夫婦がどう考えても辞めさせる必要があるようにも思ず応援しています。)、本当は実家で揃って生活したいのかも知れない(けど夫も最後は自分の家に帰る事を望んでおりますし、実家がせめて合法的できちんと公道に面していればまだ検討の余地もないことはありませんが。更に近隣の人間関係も最悪です。)
これは本当に仕方のない事でしょうか。最後になりましたが老人ホームは母自身が決断し、見つけて私は頼まれて身元引受人となり入居しました。従来から自分の意志を無視して老人ホームに入居させる、或いは遠隔の私達の街に連れて行く他は許さないと言い渡されておりましたから、一人暮らしの最後のほうは相当トラブル続きで度々呼び出されながら気長く待ったつもりでおります。そして私は遠隔はありますが毎月の訪問と併せて、せめてもと電話は毎日しております。
1. 親との関係性の再認識:過去の価値観と現在の葛藤
まず、ご自身の母親との関係性を客観的に見つめ直すことから始めましょう。幼少期の経験から、母親の価値観があなたに大きな影響を与えてきたことがわかります。競争を好み、他者の評価を重視する母親の価値観は、あなたの選択や自己肯定感に影響を与え、それが現在の葛藤につながっている可能性があります。
過去の価値観の理解:
- 母親の行動や言動の背景にある価値観を理解しようと努めましょう。彼女がなぜそのような行動をとったのか、その時代背景や育った環境などを考慮に入れることで、感情的な距離を置くことができます。
- 過去の出来事を振り返り、どのような場面で母親の価値観があなたに影響を与えたのかを具体的に書き出してみましょう。
現在の葛藤の特定:
- 現在の介護や生活の中で、母親の言動によってどのような感情(怒り、悲しみ、罪悪感など)が生まれるのかを認識しましょう。
- 母親の価値観とあなたの価値観がどのように対立しているのかを明確にしましょう。例えば、孫の進路に対する意見の相違など、具体的な事例を挙げながら整理すると良いでしょう。
2. 介護とキャリアの両立:現実的な対応策
50代後半という年齢は、キャリアの安定と同時に、親の介護という現実に向き合わなければならない時期でもあります。介護とキャリアの両立は容易ではありませんが、適切な情報収集と計画、そして周囲のサポートを得ることで、乗り越えることが可能です。
介護サービスの活用:
- 情報収集: まずは、地域の介護サービスに関する情報を集めましょう。介護保険制度、訪問介護、デイサービス、ショートステイ、特別養護老人ホームなど、様々な選択肢があります。
- ケアマネージャーとの連携: ケアマネージャーは、介護に関する専門家であり、あなたの状況に合わせた最適なサービスプランを提案してくれます。積極的に相談し、情報交換を行いましょう。
- 家族との協力: 兄弟姉妹や親族がいる場合は、介護の負担を分担することを検討しましょう。役割分担や情報共有を明確にすることで、負担を軽減できます。
キャリアへの影響と対策:
- 柔軟な働き方の検討: 介護と両立するためには、柔軟な働き方が重要です。テレワーク、時短勤務、フレックスタイム制度など、会社の制度を利用できるか確認しましょう。
- キャリアプランの見直し: 介護によってキャリアプランに影響が出ることもあります。自分のキャリア目標を再評価し、必要に応じて計画を修正しましょう。
- 周囲への理解を求める: 職場の上司や同僚に、介護の状況を説明し、理解と協力を求めましょう。
3. 母親とのコミュニケーション:建設的な関係を築くために
母親との関係を改善するためには、コミュニケーションの取り方が重要です。過去の価値観にとらわれず、現在の状況に合わせたコミュニケーションを心がけましょう。
感情的な距離を置く:
- 母親の言動に感情的に反応するのではなく、一呼吸置いて冷静に受け止めるようにしましょう。
- 母親の意見をすべて受け入れる必要はありません。自分の考えを尊重し、無理に合わせる必要はありません。
建設的なコミュニケーション:
- 母親のこれまでの人生に対する敬意を示しつつ、あなたの考えを伝えましょう。
- 感謝の気持ちを伝えることで、良好な関係を築くことができます。
- 母親の意見を尊重しつつ、あなたの価値観を伝える努力をしましょう。
専門家の意見:
- カウンセリングやセラピーを受けることで、感情的な問題を整理し、客観的な視点を得ることができます。
- 専門家のサポートを受けることで、母親との関係改善に向けた具体的なアドバイスを得ることができます。
4. 孫の進路と家族の価値観:尊重と支援のバランス
孫の進路に対する母親の意見と、あなた自身の考えが異なる場合、どのように対応すべきでしょうか。家族それぞれの価値観を尊重しつつ、孫を支援する方法を考えましょう。
孫の意思を尊重する:
- 孫の進路に対する意思を尊重し、本人の選択を応援しましょう。
- 孫の夢や目標を理解し、それを実現するために必要なサポートを提供しましょう。
家族間のコミュニケーション:
- 家族間で、孫の進路について話し合う機会を持ちましょう。
- それぞれの考えを共有し、理解を深める努力をしましょう。
- 母親の意見も聞き、孫の将来にとって最善の方法を模索しましょう。
専門家のサポート:
- キャリアカウンセラーや進路相談の専門家に相談し、客観的なアドバイスを得ることも有効です。
- 専門家のサポートを受けることで、孫の進路に関する適切な情報や、効果的な支援方法を知ることができます。
5. 自身の心のケア:自己肯定感を高める
親との関係、介護、キャリア、そして家族の問題など、多くのストレスを抱える中で、あなた自身の心のケアも重要です。自己肯定感を高め、心身ともに健康な状態を保つために、以下の方法を試してみましょう。
自己肯定感を高める方法:
- 自分の強みを見つける: 自分の長所や得意なことを認識し、それを活かせるように意識しましょう。
- 目標設定と達成: 小さな目標を設定し、それを達成することで、自信を高めましょう。
- セルフケア: 趣味や休息、運動など、自分を大切にする時間を持ちましょう。
ストレスへの対処法:
- ストレスの原因を特定する: 何がストレスの原因になっているのかを明確にしましょう。
- ストレス発散方法を見つける: 趣味や運動、友人との交流など、自分に合ったストレス発散方法を見つけましょう。
- 専門家のサポート: 心理カウンセラーやセラピストに相談し、心のケアを行いましょう。
6. 夫との関係:協力と理解を深める
夫との関係は、介護やキャリアの両立において、重要なサポートとなります。お互いを理解し、協力し合うことで、困難な状況を乗り越えることができます。
コミュニケーションの強化:
- お互いの考えや気持ちを率直に伝え合う時間を持ちましょう。
- 感謝の気持ちを伝え、お互いを尊重する姿勢を持ちましょう。
役割分担:
- 介護や家事など、役割分担を明確にし、お互いの負担を軽減しましょう。
- 無理のない範囲で、お互いをサポートし合いましょう。
共通の目標:
- 将来の目標や夢を共有し、一緒に実現できるように協力しましょう。
- お互いを支え合い、共に成長できる関係を築きましょう。
7. 老人ホームでの生活:母親のQOL(生活の質)を考える
母親が老人ホームに入居している場合、その生活の質(QOL)を向上させるために、できることがあります。
定期的な訪問とコミュニケーション:
- 定期的に老人ホームを訪問し、母親との時間を持ちましょう。
- 母親の近況を把握し、必要なサポートを提供しましょう。
- 積極的にコミュニケーションを取り、母親の気持ちに寄り添いましょう。
環境整備:
- 母親が快適に過ごせるように、部屋の環境を整えましょう。
- 母親の趣味や興味に合わせた活動を提案し、積極的に参加を促しましょう。
スタッフとの連携:
- 老人ホームのスタッフと連携し、母親の状況を共有しましょう。
- 母親の健康状態や生活に関する情報を交換し、適切なサポートを提供しましょう。
QOLの向上:
- 母親が笑顔で過ごせるように、趣味や楽しみを見つけるサポートをしましょう。
- 母親の自己決定を尊重し、主体的な生活を支援しましょう。
8. まとめ:未来への希望と行動
50代後半からの親との関係、介護、キャリア、そして家族の問題は、複雑で困難なものですが、決して乗り越えられないものではありません。過去の価値観にとらわれず、現実を受け止め、適切な情報収集と計画、そして周囲のサポートを得ることで、未来への希望を見出すことができます。
具体的な行動計画:
- 情報収集: 介護サービスやキャリアに関する情報を集め、自分に合った選択肢を検討しましょう。
- 計画立案: 介護とキャリアの両立に向けた具体的な計画を立て、実行に移しましょう。
- コミュニケーション: 母親、夫、家族とのコミュニケーションを密にし、理解と協力を深めましょう。
- 自己ケア: 自分の心と体を大切にし、ストレスを軽減する方法を見つけましょう。
未来への希望:
- 過去の経験を糧に、新たな価値観を築き、自己成長を追求しましょう。
- 家族との絆を深め、共に支え合い、豊かな人生を送りましょう。
- 自分のキャリア目標を達成し、社会に貢献しましょう。
この困難な時期を乗り越え、あなたらしい輝かしい未来を切り開くことを心から応援しています。
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