認知症の母に会いたいのに会えない…介護と仕事の両立、今できることとは?
認知症の母に会いたいのに会えない…介護と仕事の両立、今できることとは?
以下のようなお悩みをお持ちの方へ向けて、この記事を執筆します。
長文になります。
母がこの夏にほぼ寝たきりの認知症になり重度の要介護になりました。施設への入居は空きがなく自宅介護となりました。
同居の父は、介護をすると自分の自由が無くなるのが嫌だと言って、長女の私に母を引き取り介護しろと言います。
私は40代、両親はともに70代前半で老老介護で大変なのはわかりますが、私自身も今、母を引き取れる状況下にありません。
私は既婚で子供なしですが、自宅(持家)も玄関まで階段を登らなければならない作りで、何よりも私自身も病気で寝て過ごすことも多くそのために会社勤めも辞めた状態です。
私は実家との距離は車で高速飛ばして片道3時間程度の離れた場所に住んでいます。実家近くには妹夫婦がいますが介護にはノータッチです。
実家のお金の管理は母がしていましたが、母が認知症になった途端に父と妹で管理を始めました。その時、私も一緒にいましたが、私に対しては「お前にはやらん」と言われ、貯金は数千万円あったそうですが具体的な金額は知らされませんでした。
将来財産は全て妹にあげるそうです。相続の際には、私には財産は全て放棄してほしいと言われています。
ですが、父は、長女の「責任」として母を私の自宅に引き取り介護をし、かかる費用も全て私が負担するようにと、私にはそれしか選択肢を与えてくれません。
実家に帰ると「お母さんを引き取りに来たのじゃないんなら用はない」と言われます。さんざん罵声、悪口、怒鳴り散らし、言葉の暴力で、その場にいられたものじゃありません。
本当は母に会って食事のひとつも作ってあげたいけれど、父の希望どおり母を引き取れる状況にないので会いに行けません。
ケアマネージャーさんも父の私に対する態度をよく理解してくれていて、月に1回、母が利用しているデイサービスの施設内で面会をさせてもらっています。
母に会って、デイサービスから母が自宅に帰るのを見送って、実家には寄らずそのまま帰ります。
ケアマネージャーさんは「実家には貯金がたくさんあるし、デイサービスと訪問ヘルパーさんで極力おとうさんには負担のないようにしてるから心配しないで。あなたはとにかく早く病気を治して元気になって。」と言ってくれます。本当に有難いと思っています。
私の夫は、財産は全て妹で、責任だけ長女と言うのはおかしい。と言いつつも将来、実家近くに引っ越して母を引き取れるようにとがんばってくれています。
私も今、入院や手術の準備などしていますが母を引き取れるようになるまでまだまだ時間がかかりそうです。
もし、それまでに、母に万が一のことがあれば、今のままだとすごく後悔すると思うんです。
母は電話をかけることも、受けることも自分ではできません。
毎日、母になにもしてあげられないことに、焦る気持ちにとらわれます。
でも、今は、自分の健康と、母を自宅に引き取れる環境をつくる以外できることってないですよね?
この度は、大変な状況の中、ご相談いただきありがとうございます。認知症のお母様の介護と、ご自身の健康問題、そしてご家族との関係性…抱えきれないほどの悩みがあることと思います。この記事では、あなたが今できること、そして将来のためにできることについて、具体的なアドバイスをさせていただきます。
まず、現状を整理し、あなたが直面している課題を明確にしましょう。そして、それぞれの課題に対して、具体的な解決策を提示していきます。あなたの心の負担を少しでも軽減し、前向きに進んでいけるよう、一緒に考えていきましょう。
1. 現状の整理:抱えている問題の明確化
まず、現状を客観的に整理することから始めましょう。あなたが抱えている問題は、大きく分けて以下の3つに集約されます。
- 介護問題:認知症のお母様の介護を、どのように行うか。自宅介護か、施設入居か、またはその他の選択肢があるのか。
- 家族関係の問題:父親との関係、妹夫婦との関係、そしてご自身の経済的な問題。
- ご自身の健康問題:病気療養中であり、介護に十分な時間や体力を使えないこと。
これらの問題が複雑に絡み合い、あなたの心を苦しめていることでしょう。しかし、一つ一つ丁寧に紐解いていくことで、解決の糸口は見えてきます。
2. 介護問題への対応:選択肢と現実的なアプローチ
お母様の介護について、現状では自宅介護が中心となっているようです。しかし、あなたの健康状態や、ご自宅の環境を考えると、自宅介護だけが唯一の選択肢とは限りません。介護に関する選択肢を整理し、それぞれのメリット・デメリットを比較検討してみましょう。
2-1. 介護施設の検討
介護施設の入居は、専門的なケアを受けられるというメリットがあります。また、ご自身の負担を軽減し、心身ともに余裕を持って生活できるようになる可能性があります。しかし、施設の空き状況や費用、そしてお母様が施設での生活に馴染めるかといった点が課題となります。
- メリット
- 専門的な介護を受けられる
- ご自身の負担が軽減される
- 24時間体制でのケアが受けられる
- デメリット
- 費用がかかる
- 空きがない場合がある
- 環境の変化に馴染めない可能性がある
まずは、お住まいの地域の介護施設について情報収集を行いましょう。ケアマネージャーさんや、地域包括支援センターに相談することも有効です。施設の費用やサービス内容、そして入居までの流れについて、詳しく調べてみましょう。
2-2. 訪問介護サービスの活用
訪問介護サービスは、自宅で介護を受けながら、専門的なケアを受けることができるというメリットがあります。しかし、ご自身の負担が完全に軽減されるわけではないこと、そして、訪問介護サービスだけでは対応できない問題も出てくる可能性があるという点がデメリットです。
- メリット
- 自宅で介護を受けられる
- 専門的なケアを受けられる
- 費用を抑えられる場合がある
- デメリット
- ご自身の負担が残る場合がある
- サービス内容に限りがある場合がある
- 24時間対応ではない
訪問介護サービスは、ケアマネージャーさんと連携し、お母様の状態に合わせて適切なサービスを選択することが重要です。食事、入浴、排泄、そして服薬の介助など、必要なサービスを検討しましょう。
2-3. 家族との協力体制の構築
妹夫婦との関係性が課題となっているようですが、まずは、妹夫婦に現状を理解してもらい、協力体制を築く努力をしてみましょう。具体的には、
- 定期的な情報共有:お母様の状態や、介護の状況について、定期的に妹夫婦と情報交換を行いましょう。
- 役割分担の明確化:できる範囲で、妹夫婦にも介護に参加してもらうように、役割分担について話し合いましょう。
- 専門家の意見を取り入れる:ケアマネージャーさんや、介護の専門家を交えて、今後の介護について話し合い、客観的な意見を聞きましょう。
家族間のコミュニケーションを密にすることで、協力体制を築き、あなたの負担を軽減することができます。
3. 家族関係の問題への対応:感情的な負担を軽減するために
父親との関係性や、財産に関する問題は、あなたの精神的な負担を大きくしていることでしょう。これらの問題に対して、どのように対応していくか、考えていきましょう。
3-1. 父親との関係:建設的なコミュニケーションを試みる
父親との関係は、非常に難しい状況にあると思いますが、感情的にならず、冷静にコミュニケーションをとる努力をしましょう。具体的には、
- あなたの気持ちを伝える:あなたの置かれている状況や、抱えている不安を、正直に伝えましょう。
- 相手の気持ちを理解しようとする:父親の立場や、これまでの経緯を理解しようと努めましょう。
- 具体的な提案をする:介護に関する問題について、具体的な解決策を提案し、一緒に考えてもらいましょう。
コミュニケーションを通じて、お互いの理解を深め、建設的な関係を築くことができれば、あなたの精神的な負担は軽減されるはずです。
3-2. 財産問題:専門家への相談を検討する
財産に関する問題は、非常にデリケートな問題です。感情的にならず、冷静に、そして客観的に対応することが重要です。弁護士や、相続に詳しい専門家に相談し、アドバイスをもらうことをおすすめします。専門家は、あなたの権利を守り、適切な解決策を提案してくれます。
また、ご自身の将来のためにも、専門家のアドバイスをもとに、ご自身の資産管理や、相続について検討しておきましょう。
4. ご自身の健康問題への対応:心身の健康を最優先に
あなたの健康問題は、介護と両立する上で、最も重要な課題です。まずは、ご自身の健康を最優先に考え、治療に専念しましょう。そして、健康状態が回復したら、介護にどのように関わっていくか、改めて検討しましょう。
4-1. 治療への専念
まずは、医師の指示に従い、治療に専念しましょう。無理をせず、十分な休養をとることも重要です。また、定期的な通院や、服薬をきちんと行い、病状の悪化を防ぎましょう。
4-2. 介護と仕事の両立に向けた準備
健康状態が回復したら、介護と仕事の両立について、具体的に検討を始めましょう。介護保険制度や、利用できるサービスについて、詳しく調べておきましょう。また、仕事については、在宅勤務や、時短勤務など、柔軟な働き方を検討することも可能です。
あなたの健康状態や、介護の状況に合わせて、無理のない範囲で、仕事と介護を両立できる方法を探しましょう。
5. 今、あなたができること:具体的なアクションプラン
現状を整理し、課題を明確にした上で、今、あなたができることを整理しましょう。具体的なアクションプランを立て、一つ一つ実行していくことが重要です。
- 情報収集:介護施設や、訪問介護サービスに関する情報を収集し、比較検討する。
- 専門家への相談:ケアマネージャーさん、弁護士、相続に詳しい専門家などに相談し、アドバイスをもらう。
- 家族とのコミュニケーション:父親や、妹夫婦と、介護に関する問題について話し合い、協力体制を築く。
- 健康管理:医師の指示に従い、治療に専念し、健康状態を回復させる。
- 情報発信:介護に関する情報を発信し、同じ悩みを持つ人たちとつながる。
これらのアクションプランを実行することで、あなたの心の負担を軽減し、前向きに進んでいくことができます。
6. 将来のためにできること:長期的な視点を持つ
今だけでなく、将来のためにできることも考えていきましょう。長期的な視点を持つことで、将来への不安を軽減し、より良い未来を築くことができます。
- 資産管理:ご自身の資産状況を把握し、将来の生活資金について計画を立てる。
- 相続対策:弁護士や、相続に詳しい専門家と相談し、相続に関する対策を講じる。
- キャリアプラン:健康状態や、介護の状況に合わせて、キャリアプランを見直し、将来の働き方を検討する。
- 情報収集:介護保険制度や、社会保障制度に関する情報を収集し、将来に備える。
将来のために準備をしておくことで、将来への不安を軽減し、より安心して生活することができます。
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7. まとめ:希望を捨てずに、一歩ずつ進んでいきましょう
今回の相談は、非常に複雑で、困難な状況です。しかし、あなたは一人ではありません。あなたの悩みを受け止め、一緒に解決策を考えてくれる人がいます。焦らず、諦めずに、一歩ずつ進んでいきましょう。
まずは、あなたの健康を最優先に考え、治療に専念してください。そして、介護に関する情報収集を行い、専門家への相談を進めてください。家族とのコミュニケーションを密にし、協力体制を築く努力も大切です。
将来のために、資産管理や、相続対策、キャリアプランについても、検討しておきましょう。これらの準備をすることで、将来への不安を軽減し、より安心して生活することができます。
困難な状況ではありますが、希望を捨てずに、前向きに進んでいくことが重要です。あなたの幸せを心から願っています。
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