介護職の鬱と休職：羨ましいと言われる辛さ、そして前向きな未来への道

19歳の介護職をしている女です。仕事のストレスで鬱状態になり、休職中です。予約がいっぱいでなかなか予約が取れなかった心療内科の予約がやっと取れて今週の中頃に受診予定です。先日、他県で介護職をしている友人からLINEがきました。その時のLINEの内容がこちらです。友「久しぶり！最近仕事どう？」私「久しぶりだね。実は今、鬱状態が続いてて仕事にも行けないから休職させてもらってるんだ」友「え！休職してるの？いいなぁ、私だってしんどいし休職したいのに。○○ちゃん（私）羨ましい」私「△△ちゃんも心身ともに壊さないように気をつけてね」友「うん」私はご飯も食べれない、夜も眠れない、急に泣き出してしまう、死ぬことを考えてしまう。こんな状態なのに休職してることが「羨ましい」と言われてしまい、かなりショックでした。同じ職業だからこそわかってくれる部分もあると思って話したのに「しんどいのはあんただけじゃないし、あんただけ休むとかずるい」と言われている気分になりました。やはり鬱状態で休職することは怠けてると思われても仕方がないことなのでしょうか。

19歳で介護職をされている方、そして鬱状態での休職、心身ともに大変な状況の中、友人からの言葉に傷ついていること、お察しいたします。まず、断言しておきますが、鬱状態での休職は決して怠けていることではありません。 それは、病気による休養であり、回復のための必要な措置です。

あなたの状況を理解する

あなたは、責任感の強い、真面目な方なのだと思います。介護職は、肉体的にも精神的にも負担の大きい仕事です。利用者の方々への深い愛情と責任感から、常に緊張状態にあり、心身への負担は想像をはるかに超えるものがあります。その中で、鬱状態になることは決して珍しいことではありません。むしろ、頑張りすぎるがゆえに、心身が悲鳴を上げていると言えるでしょう。

友人の「羨ましい」という言葉は、彼女の置かれている状況、そして彼女の言葉の選び方の問題です。彼女の言葉の裏には、「自分も休みたいのに休めない」「辛いのに頑張らなきゃいけない」という、彼女の切実な思いが隠れている可能性があります。しかし、それはあなたの辛さを軽視する言い訳にはなりません。彼女の言葉は、彼女の感情の表れであって、あなたの状況を正しく反映しているわけではありません。

鬱状態と休職について

鬱状態は、決して「怠けている」ことではありません。それは、病気です。風邪をひいて休むのと同じように、鬱状態であれば休むことが必要です。休職することで、心身ともに回復し、再び仕事に復帰できる可能性が高まります。休職は、あなた自身の健康を守るための、そして将来のキャリアを守るための賢明な選択です。

多くの企業は、従業員のメンタルヘルスに配慮し、休職制度を設けています。それは、従業員が健康な状態で働き続けられるようにするための支援策です。休職を申請することは、決して悪いことではありません。むしろ、自分の健康を優先し、適切な対応を取ったと言えるでしょう。

具体的なアドバイス：休職期間を有効活用しよう

休職期間は、心身ともに回復するための貴重な時間です。この期間をどのように過ごすかが、今後のキャリアに大きく影響します。

• 医療機関での治療：今週の心療内科受診を必ず受けてください。医師の指示に従い、治療に専念しましょう。必要であれば、薬物療法や精神療法を受けることも検討しましょう。
• 生活習慣の改善：規則正しい生活を心がけましょう。睡眠時間を確保し、バランスの良い食事を摂り、適度な運動を取り入れることで、心身の健康状態を改善することができます。散歩や軽いストレッチなどから始めてみましょう。
• ストレスマネジメント：ストレスを軽減するための方法を学びましょう。深呼吸、瞑想、ヨガなど、自分に合った方法を見つけることが大切です。また、信頼できる友人や家族に話を聞いてもらうことも有効です。
• 自己肯定感を高める：休職中は、自己肯定感を高める努力をしましょう。自分の良いところを見つける、小さな成功体験を積み重ねるなど、自分を褒めることを意識しましょう。日記をつけ、日々の出来事を記録し、ポジティブな出来事に焦点を当てるのも良い方法です。
• キャリアプランを見直す：休職期間中に、自分のキャリアプランを見直す時間を取りましょう。介護職への思い、今後のキャリアビジョンなどをじっくりと考えることで、仕事へのモチベーションを高めることができます。転職を検討するのも一つの選択肢です。転職エージェントに相談してみるのも良いでしょう。

成功事例：休職からの復帰

私はこれまで多くの介護職の方々のキャリア支援をしてきました。中には、鬱状態になり休職された方もいます。しかし、適切な治療と休養、そしてキャリアプランの見直しを経て、見事に職場に復帰し、活躍されている方も多くいます。あなたは一人ではありません。同じような経験をした人が多くいます。

専門家の視点：休職は決して後ろ向きではない

休職は、キャリアの終わりではなく、新たなスタートです。心身ともに健康な状態を取り戻し、より充実したキャリアを築くための、重要なステップなのです。休職期間を有効活用し、自分自身と向き合うことで、より強い自分になることができるでしょう。

まとめ

友人の言葉に傷ついた気持ち、よく分かります。しかし、あなたの休職は決して怠けていることではありません。それは、病気と闘い、回復するための必要な選択です。休職期間を有効活用し、心身ともに健康を取り戻しましょう。そして、将来のキャリアプランをしっかりと見据え、前向きに進んでいきましょう。あなたは、素晴らしい能力と可能性を秘めているはずです。

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