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介護職の「速さ」は本当に必要?ベテラン介護士が抱えるジレンマと、本当に必要なスキルとは

介護職の「速さ」は本当に必要?ベテラン介護士が抱えるジレンマと、本当に必要なスキルとは

今回の記事では、介護職のキャリアにおける「速さ」の重要性について、深く掘り下げていきます。特に、介護の現場で働く皆さんが直面するジレンマ、つまり「速さ」を追求することと、質の高いケアを提供することのバランスについて、具体的な事例を交えながら考察していきます。介護の現場で働く上で、どのようなスキルが本当に必要とされるのか、一緒に考えていきましょう。

40代の現職、介護職従事者です。

介護職に就いてる方なら、何度となく、悩んだであろう「仕事の速さ」。自分自身、在宅訪問介護→老健→特養と従事させて頂き、現在グループホームに従事していますが。

現在務めているグループホームの男性職員さんが、それはそれは手際がよろしく、なんでも早めに終える方で、何人か職員さんから「彼は仕事が速い、フォローに回っても手伝うことがない。ホント、仕事が出来る子だから助かる」と称賛の言葉を言ってましたが、

私は何か違う…と違和感しか感じませんでした。

と言うのも、彼の動きは、特養の職員さんがやる動きそのものなんです。(現職の特養勤務の方、ホントにごめんなさい!!!)

私自身も特養介護経験者なので、グループホームは自宅の延長、アパートを借りて住んでるのと一緒で生活の場なんだから、職員本位なケアは良くないと、管理者や諸先輩方に再三言われてきました。

だから分かるんですが、彼の速さは、グループホームには必要ない気がして…。

彼が夜勤の時は、夕食が終わったら、ご利用者さんを順番にどんどん寝かせ、自立の方方々もお部屋に追いやりフロアの電気真っ暗。朝も、かなり早い時間から起床介助や声掛けし、早番で他のスタッフが出勤した際は、利用者さん、心なしかぐったりしてる様子で、一体何時に起こしたんだろー?ってくらい、皆さん、椅子や車椅子で居眠りしてる始末。

ご飯も1人で食べれるけど遅い人をガツガツ介助してしまったり。

それでいつ、彼が毎回、自分でも言うせりふは「俺、仕事早いんで笑笑!余裕ですよ!」と勝ち誇ったように豪語します。

私は速いだけが仕事が出来るとは思うてないよと本人に話したこともあるのですが、あまり聞く耳持ちません。速さを求める余り、大事な事で、たまにデカいミスもしますが、本人はあまり悪びれた様子ないです。

手際よく早くやる介護ケアがけし間違ってるとは言わないです。自分も、特養にいた時は、やはり多少なりの速さは求められてましたから。

けど、そのやり方が今いる場所にあっているのか見極めて、臨機応変に対応するのが、ホントに仕事の出来る人だと私は感じていますし、自分もそうでありたいと思うてます。

特養出身の自分ですが、グループホームで従事してる現在は、少なくても速さはあまり必要なよなーと思いながら日々、ご利用者さんのケアしてます。言い方悪いかもですが。終わりよければ全てよしの考えで。添える部分は、利用者さんに合わせたりと、臨機応変に、のんびりケアしてても、速く物事を終える彼と、仕事の流れはあまり変わらないと思ってます。

速さは、ホントに介護職に必要なのか?

他の介護関係で従事されている方々のお話もお聞きかせ願えたらと思います。補足上手く言いたいことがまとめられず、長文になってしまい、すみません!

介護の現場で働く皆さんは、日々の業務の中で様々なジレンマに直面します。その中でも特に大きなテーマとなるのが、「仕事の速さ」と「質の高いケア」のバランスです。今回の相談者は、グループホームで働く40代の介護職の方。特養での経験を経て、現在の職場で「速さ」を重視する同僚との間に生じる違和感について悩んでいます。この記事では、このジレンマを深掘りし、介護職として本当に必要なスキルについて考察していきます。

1. 介護職における「速さ」の二面性

介護の現場では、効率的な業務遂行が求められる一方で、利用者一人ひとりに寄り添ったケアも重要です。「速さ」は、業務を効率的に進める上で不可欠な要素ですが、それが全てではありません。ここでは、「速さ」のメリットとデメリットを整理し、介護職がどのようにバランスを取るべきかを探ります。

1-1. 「速さ」のメリット:効率性と業務の円滑化

介護職における「速さ」は、業務を効率的に進める上で大きなメリットをもたらします。具体的には、以下の点が挙げられます。

  • 業務時間の短縮: 手際よく業務をこなすことで、1日の業務時間を短縮し、より多くの業務をこなすことができます。
  • 人員配置の最適化: 迅速な対応は、人手不足の現場において、少ない人数で多くの利用者をケアすることを可能にします。
  • 緊急時の対応力向上: 緊急時や急な対応が必要な場合に、迅速な行動は、利用者の安全を守る上で不可欠です。

これらのメリットは、介護施設の運営効率を高め、より多くの利用者に質の高いサービスを提供することに繋がります。

1-2. 「速さ」のデメリット:ケアの質の低下と利用者の満足度への影響

一方で、「速さ」を追求しすぎると、ケアの質が低下し、利用者の満足度を損なう可能性があります。具体的には、以下の点がデメリットとして挙げられます。

  • 個別ケアの不足: 迅速な対応を優先するあまり、利用者の個性やニーズに合わせた個別ケアがおろそかになることがあります。
  • コミュニケーション不足: 時間を優先するあまり、利用者とのコミュニケーションが不足し、信頼関係の構築が妨げられることがあります。
  • ミスや事故のリスク増加: 焦りや集中力の欠如から、ミスや事故のリスクが高まる可能性があります。

これらのデメリットは、利用者の心身の健康に悪影響を及ぼし、介護施設への信頼を失墜させる原因にもなりかねません。

2. グループホームと特養の違い:求められるケアの質

相談者が勤務するグループホームと、以前経験した特養では、求められるケアの質に違いがあります。この違いを理解することは、「速さ」の重要性を考える上で非常に重要です。

2-1. グループホーム:生活の場としてのケア

グループホームは、認知症の高齢者が少人数で共同生活を送る施設です。ここでは、自宅のような環境の中で、利用者の自立を支援し、穏やかな生活を送ることが重視されます。そのため、以下のようなケアが求められます。

  • 個別対応: 利用者一人ひとりの個性や生活リズムに合わせた、きめ細やかなケアが重要です。
  • コミュニケーション: 日常生活の中で、利用者とのコミュニケーションを密にし、信頼関係を築くことが大切です。
  • 自立支援: 利用者ができることは、できる限り自分で行えるように支援し、自立を促します。

グループホームでは、「速さ」よりも、利用者の気持ちに寄り添い、穏やかな時間を過ごせるようなケアが求められます。

2-2. 特養:集団ケアと効率性

特別養護老人ホーム(特養)は、介護を必要とする高齢者が入所する施設です。ここでは、多くの利用者を効率的にケアするために、集団的なケアと業務の効率性が重視されます。そのため、以下のようなケアが求められます。

  • 標準化されたケア: 多くの利用者に均質なサービスを提供するために、ケアの手順が標準化されることがあります。
  • チームワーク: 多くの職員が協力して、効率的に業務を進めることが求められます。
  • 迅速な対応: 緊急時や多くの利用者のケアを同時に行うために、迅速な対応が重要です。

特養では、「速さ」が重要視される傾向がありますが、それはあくまで効率的なケアを実現するためであり、利用者の尊厳を損なうものであってはなりません。

3. 介護職に必要なスキル:柔軟性と共感力

介護職として、真に求められるのは、「速さ」だけではありません。状況に応じて柔軟に対応し、利用者の気持ちに寄り添う能力こそが重要です。ここでは、介護職に必要な具体的なスキルについて解説します。

3-1. 状況判断力と柔軟な対応力

介護の現場では、常に状況が変化します。利用者の体調や気分、その日の状況に合わせて、柔軟に対応することが求められます。具体的には、以下の能力が重要です。

  • 観察力: 利用者の表情や行動から、体調の変化や心の状態を読み解く力。
  • 判断力: 状況に応じて、適切なケアを選択し、臨機応変に対応する力。
  • 問題解決能力: トラブルが発生した場合に、冷静に状況を分析し、解決策を見つけ出す力。

これらの能力を磨くことで、利用者に最適なケアを提供し、より質の高いサービスを提供することができます。

3-2. コミュニケーション能力と共感力

介護職にとって、利用者とのコミュニケーションは不可欠です。利用者の話を внимательно聞き、気持ちを理解し、共感する能力が求められます。具体的には、以下の能力が重要です。

  • 傾聴力: 利用者の話をじっくりと聞き、理解しようとする姿勢。
  • 共感力: 利用者の気持ちに寄り添い、共感する能力。
  • 表現力: 自分の気持ちを適切に伝え、利用者との信頼関係を築く力。

これらの能力を磨くことで、利用者との良好な関係を築き、心のケアを提供することができます。

3-3. 専門知識と継続的な学習

介護に関する専門知識を深め、常に新しい情報を学び続けることも重要です。具体的には、以下の点が重要です。

  • 介護技術: 身体介護や生活援助に関する技術を習得し、実践する。
  • 医学知識: 高齢者の疾患や健康管理に関する知識を深める。
  • 関連法規: 介護保険制度や関連法規に関する知識を習得する。

継続的な学習を通じて、専門性を高め、より質の高いケアを提供することができます。

4. 介護職のキャリアアップ:自分らしい働き方を見つける

介護職としてキャリアアップを目指すには、自分の強みや興味関心に基づき、様々な選択肢があります。ここでは、キャリアアップの具体的な方法を紹介します。

4-1. スキルアップと資格取得

介護に関するスキルを向上させ、資格を取得することで、キャリアアップに繋がります。具体的には、以下の方法があります。

  • 介護福祉士: 介護の専門家として、より高度な知識と技術を習得する。
  • ケアマネジャー: ケアプランを作成し、利用者と家族を支援する。
  • 認知症ケア専門士: 認知症に関する専門知識を深め、認知症ケアの質を向上させる。

資格取得は、給与アップやキャリアの幅を広げるだけでなく、自己肯定感を高めることにも繋がります。

4-2. 職場環境の改善と転職

現在の職場環境に不満がある場合は、転職を検討することも一つの選択肢です。自分に合った働き方を見つけるために、以下の点を考慮しましょう。

  • 職場の雰囲気: チームワークや人間関係が良好な職場を選ぶ。
  • 給与や待遇: 自分のスキルや経験に見合った給与や福利厚生を提供する職場を選ぶ。
  • キャリアパス: キャリアアップの機会が豊富で、自分の成長を支援してくれる職場を選ぶ。

転職エージェントや求人サイトを活用し、自分に合った職場を探しましょう。

4-3. 多様な働き方:フリーランス、副業、独立

介護職には、多様な働き方があります。自分のライフスタイルやキャリアプランに合わせて、柔軟な働き方を選択することも可能です。具体的には、以下の方法があります。

  • フリーランス: 訪問介護や、施設での業務委託など、自分のペースで働く。
  • 副業: 他の介護施設で働く、または介護に関する知識や経験を活かした副業をする。
  • 独立: 訪問介護事業所や、デイサービスなどを立ち上げる。

これらの働き方を選択することで、自分のスキルや経験を最大限に活かし、自己実現を図ることができます。

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5. まとめ:介護職として「本当に」求められるもの

介護職として本当に求められるのは、「速さ」だけではありません。利用者の気持ちに寄り添い、個々のニーズに合わせたケアを提供できる能力、そして、変化に柔軟に対応できる力こそが重要です。今回の相談者のように、「速さ」に違和感を覚えることは、介護の質を真剣に考えている証拠です。自分の価値観を大切にし、より良い介護を提供できるよう、努力を続けていきましょう。

介護職のキャリアは、あなたの努力次第で大きく変わります。今回の記事が、あなたのキャリアを考える上で、少しでもお役に立てれば幸いです。

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