母の介護施設入居に関する悩み:入居拒否と今後の対策
母の介護施設入居に関する悩み:入居拒否と今後の対策
この記事では、認知症の母親の介護施設入居を検討しているものの、入居を拒否された経験を持つ方に向けて、今後の対策と具体的なアドバイスを提供します。特に、精神的な問題を抱える方の施設入居の難しさ、そしてその解決策に焦点を当てています。介護施設の選定、精神科医との連携、そしてご家族としてのサポート体制の構築について、具体的なステップと成功事例を交えて解説します。
母の介護施設入居について質問です。
まず母の状態について説明します。今年に入ってくらいからなのですが様子がおかしくなりました。1人暮らしで市営のアパートに住んでいます。元々耳が悪く大きい声で話せば会話は通じるくらいでしたが、最近は特にひどく筆談で話すようになりました。
病院にはもちろん定期的に連れて行ってるのですが、病院が嫌いで貰った薬も飲んだと嘘をつき全然飲んでいません。最近になって難聴だと正式に診断されました。昔から耳が悪い事もあり話をしても頷いて空返事する癖があります。
もう一つの問題点は認知症だとも診断されました。まだ初期の状態でそこまでは酷くないと診断されましたが、今年に入ってからの母の行動が異常になりました。
まず本屋で万引きをしました。問い詰めるとお金は持っていたがお金を払って物を買うと言う当たり前の事がわかっていませんでした。警察沙汰にもなりましたしそれでなくても厳しく注意をしました。
それから自宅のベランダから物を不法投棄しました。300冊くらいの本をベランダから見える下の川に投げ捨て、レンジや扇風機などの家電をごみ捨て場にすて、その他のシャンプーや歯ブラシ棚等の日用品を場所を分けて近所の林やらに捨ててました。こちらも警察沙汰、引いては近隣住民の方すべてを巻き込む大惨事となりました。
物を捨てると書きましたが家の中で水をこぼしたとしてそれを拭くタオル、なんなら水を入れるコップすらありません。そのレベルで物を捨てたので家にはほぼ何もありません。なので必要最低限な物は買って行ったのですが次の日行くとありません、また不法投棄されてました。
全てにおいて理由はいらないからと言ってます。風呂も入らずご飯はコンビニのパンとオニギリ(肉や野菜やら惣菜やら買って行っても捨てられる)。冷蔵庫もおそらく捨てようとしてるのか電源すら入ってなく、飲み物は水道水。この前はコンビニに自分で買いに行ったらしいがまた万引き(お金はあります)。料理も風呂入らないのでガス代は256円、今月でガス自体止めた?とめられた?らしいです。
施設入所の際の面談でこの事を言ったのですが、施設での共同で使う所にベランダがあるので不法投棄の件が引っかかり入所を拒否されました。これからも施設は探していくのですがやはりこの状態ではどこも厳しいのでしょうか?
入所を拒否された際に言われたのは精神病院に一度入院された方がいいとも言われました。
同じような体験とまでは言わないですが、認知症の方が近しい人、または似たような体験がある方がいらっしゃいましたら助言とまでは言わないです、皆さんがどうされたかだけでもお教え下さい。
1. 現状の理解と問題点の整理
ご相談ありがとうございます。お母様の状況は非常に複雑で、ご家族として大変ご心痛のことと思います。まず、現状を正確に理解し、問題点を整理することから始めましょう。お母様の抱える問題は、大きく分けて以下の3点に集約されます。
- 認知症による行動異常: 万引き、不法投棄、物の管理能力の低下など、認知症特有の症状が見られます。
- 聴覚障害: 難聴によりコミュニケーションが困難になり、情報伝達がうまくいかないことで、更なる混乱を招いている可能性があります。
- 精神的な問題: 薬の服薬拒否、入浴拒否、食生活の乱れなど、精神的な不安定さを示唆する行動が見られます。施設側が入院を勧めるのも、この点が大きな理由でしょう。
これらの問題を総合的に考慮し、今後の対策を検討していく必要があります。
2. 介護施設入所を成功させるためのステップ
介護施設への入所を成功させるためには、いくつかのステップを踏む必要があります。以下に具体的なステップと、それぞれのポイントを解説します。
ステップ1: 専門家との連携
まず、専門家との連携が不可欠です。具体的には、以下の専門家への相談を検討しましょう。
- 精神科医: お母様の精神状態を正確に評価し、適切な治療計画を立ててもらいます。必要に応じて、薬物療法や精神療法を検討します。
- ケアマネージャー: 介護保険の申請手続きや、適切な介護サービスの選定をサポートしてもらいます。施設入所に関する相談も可能です。
- 弁護士: 認知症の方の財産管理や、法的問題(万引きなど)について相談します。
これらの専門家と連携することで、多角的なサポート体制を構築し、問題解決への道筋を立てることができます。
ステップ2: 精神科への受診と治療
施設側から精神科への入院を勧められたとのことですので、まずは精神科を受診し、専門医の診断を受けることが重要です。精神科医は、お母様の精神状態を詳細に評価し、適切な治療法を提案します。治療法としては、以下のようなものが考えられます。
- 薬物療法: 認知症の進行を遅らせる薬や、精神的な症状を緩和する薬が処方されることがあります。
- 精神療法: 心理カウンセリングなどを行い、精神的な安定を図ります。
- 環境調整: 入院や、一時的なショートステイなどを利用し、生活環境を整えることも有効です。
治療を受けることで、症状が改善し、施設入所への道が開ける可能性が高まります。
ステップ3: 介護施設の選定と情報収集
精神科での治療と並行して、介護施設の選定を進めましょう。施設を選ぶ際には、以下の点を考慮してください。
- 受け入れ体制: 精神疾患のある入居者を受け入れているか、医療体制は整っているかなどを確認します。
- 施設の環境: 落ち着いて過ごせる環境か、安全対策は十分かなどを確認します。
- スタッフの対応: スタッフの専門性や、入居者への対応などを確認します。
- 見学: 実際に施設を見学し、雰囲気や設備を確認します。
複数の施設を見学し、お母様の状態に合った施設を選ぶことが重要です。
ステップ4: 入所前の準備
入所が決まったら、入所前の準備を丁寧に行いましょう。具体的には、以下の準備が必要です。
- 持ち物の準備: 必要な衣類、日用品、薬などを準備します。
- 情報共有: 施設のスタッフに、お母様の病状や生活習慣、既往歴などを詳しく伝えます。
- 家族の協力体制: 施設との連携を密にし、定期的に面会するなど、家族としてのサポート体制を整えます。
入所前の準備をしっかり行うことで、お母様が安心して新しい生活を始められるようにサポートできます。
3. 成功事例と具体的なアドバイス
以下に、同様の状況から介護施設への入所を成功させた事例と、具体的なアドバイスを紹介します。
事例1: 精神科医との連携による症状改善
Aさんの母親は、認知症と精神的な不安定さから、施設入所を拒否されていました。Aさんは、精神科医と連携し、母親の症状に合わせた薬物療法と精神療法を受けさせました。その結果、症状が改善し、受け入れ可能な施設が見つかりました。
アドバイス: 精神科医との連携を密にし、適切な治療を受けることが、施設入所への大きな一歩となります。
事例2: ケアマネージャーとの協力による施設選定
Bさんの父親は、認知症と行動異常があり、施設選びに苦労していました。Bさんは、ケアマネージャーに相談し、父親の状況に合った施設を紹介してもらいました。ケアマネージャーは、施設の情報を詳しく提供し、入所手続きをサポートしてくれました。
アドバイス: ケアマネージャーは、介護保険に関する専門家であり、施設選びの強力なパートナーとなります。積極的に相談し、サポートを受けましょう。
事例3: 家族のサポートによる安定した生活
Cさんの母親は、施設に入所後も、不安や不満を訴えることがありました。Cさんは、定期的に面会し、母親の話を聞き、心のケアを行いました。また、施設のスタッフと連携し、母親の状況を共有し、一緒にサポート体制を築きました。
アドバイス: 家族のサポートは、入居者の精神的な安定に不可欠です。定期的な面会や、施設との連携を通じて、入居者を支えましょう。
4. 施設入所後のサポート体制の構築
施設に入所した後も、継続的なサポートが必要です。具体的には、以下の点を意識しましょう。
- 定期的な面会: 入居者の様子を確認し、話を聞き、心のケアを行います。
- 施設との連携: 施設のスタッフと連携し、入居者の状況を共有し、必要なサポートを行います。
- 医療機関との連携: 定期的な健康チェックや、必要な医療ケアを受けられるようにします。
- 家族間の協力: 家族間で情報を共有し、協力して入居者を支えます。
これらのサポート体制を構築することで、入居者が安心して生活を送れるようにサポートできます。
5. まとめと今後の展望
お母様の介護施設入所は、多くの困難を伴う可能性がありますが、適切な対策を講じることで、必ず道は開けます。専門家との連携、精神科での治療、そしてご家族のサポートが、成功の鍵となります。焦らず、一つ一つ問題を解決していくことが重要です。
今回のケースでは、精神的な問題が施設入所の大きな障壁となっています。まずは精神科医との連携を強化し、適切な治療を受けることから始めましょう。そして、ケアマネージャーや弁護士などの専門家とも連携し、多角的なサポート体制を構築してください。施設選びにおいては、精神疾患のある入居者を受け入れている施設を探し、入所前の準備を丁寧に行いましょう。入所後も、定期的な面会や施設との連携を通じて、入居者を支え続けることが重要です。
ご家族の皆様が、お母様の介護を安心して行えるよう、心から応援しています。
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