介護とキャリアの狭間で揺れるあなたへ：家族のサポートと働き方の両立

この度はご相談ありがとうございます。ご家族の介護と、ご自身のキャリアについて、深く悩まれていることと思います。まずは、ご相談内容を改めて確認し、一緒に解決策を探っていきましょう。

閲覧ありがとうございます。今年96になる認知症+足が悪く歩くことが出来ないひいおばあちゃんがいます。介護等についての質問です。

先月数年ぶりにひいおばあちゃんに会いに行きました。私の母にとっては母のように育ててくれて、とても仲が良いです。ひいおばあちゃんは四国に住んでいて、私達は東京にいます。ひいおばあちゃんは昔から介護してくれてるおばちゃん(60~70歳くらい・元気)とおじさん(60~70・癌末期で暴力的な性格に変わった)と3人でひいおばあちゃんのマンションで住んでいます。

ドアを開けたらおじさんが帰れ！って怒鳴りながらお母さんと私と妹を突き飛ばしました。お母さんがおじさんともみ合ってお母さんはアザだらけになって髪の毛がかなり抜けました。妹は逃げてどこかに行ってしまいました。私は家の中に進むと、前まで優しかったおばさんに「帰れ」と言われました。無視して奥の和室に行くとひいおばあちゃんが床に倒れて起き上がれなくなっていました。

ひいおばあちゃんを起こし話を聞くと、「おじさんに殴られた、いつものことだ。おじさんもああなりたくてなった訳じゃない。病気のせいだ」といっていました。私のことは覚えていないものの、ひ孫だと伝えるとニコニコしながらよく来たね、って言ってくれました。

前置きが長くなりましたが、本題です。暴力的になったおじさんには、実の兄がいて、ひいおばあちゃんのいるこのマンションに一緒に住んでいました。私も前回ひいおばあちゃんに会いに行った時に良くしてもらった人です。お母さんにきくと、去年亡くなったそうです。

後で自宅に帰って父にこの出来事を話すと、「おじさん以前はいい人だったけど病気になってからおかしくなってしまって、実の兄がひいおばあちゃんのマンションで病気で亡くなったのを発見していたにも関わらず数日間放置して、匂いが気になるからと穴という穴にティッシュをつめて近隣からの通報で発見された。ひいおばあちゃんはその間留守だった。介護のおばさんも見てみぬ振りをした。おじさんは病気だからと罪には問われなかった。」と聞かされました。ひいおばあちゃんはぼけているのでおじさんの兄がこの家で死んだことすら覚えていません。

私はひいおばあちゃんもそうなるのではないか、もし死んでもティッシュを詰められるのではないかと心配です。今ひいおばあちゃんは週3日ほどデイサービスに通っています。でもひいおばあちゃんに会いに行った日、ひいおばあちゃんは暴力を振るわれて、起き上がれなくなっていました。たまたま私たちが訪ねたから良かったものの、あのまま死んでいてもおかしくありません。

介護のおばさんは前は優しかったのにおじさんに暴力を振るわれるのが怖くておじさんの味方をするようになりました。

ひいおばあちゃんはもうお金がありません。ひいおばあちゃんの周りにいる親戚はみんなそれぞれの生活があるから介護できないそうです。どうにかならないのでしょうか？ひいおばあちゃんはあとは死ぬのを待つだけでしょうか？

お母さんは「充分長生きしたんだよ。お母さんもひいおばあちゃんのこと誰よりも大好きだけど、どうにも出来ないこともあるんだよ。」と言われました。

長々と書いてしまい申し訳ないです。読んで下さりありがとうございました。ご意見よろしくお願いします。

ご相談内容を拝見し、胸が締め付けられる思いでした。96歳のおばあ様の介護、そしてご家族の苦悩、本当に大変な状況ですね。遠方での介護ということもあり、様々な困難に直面されていることと思います。この記事では、介護とキャリアの両立という視点から、具体的な解決策を提案させていただきます。

1. 現状の整理と問題点の明確化

まずは、現状を整理し、問題点を明確にすることから始めましょう。今回のケースで特に重要な点は以下の通りです。

• 遠距離介護の難しさ: 東京在住であり、四国にいるおばあ様の介護を直接行うことが難しい。
• 介護者の問題: 介護者であるおじ様の暴力行為、介護ヘルパーの対応、そして経済的な問題。
• おばあ様の状況: 認知症が進み、ご自身の状況を把握することが難しい。
• 家族の負担: 介護に対する精神的、肉体的、経済的な負担が大きい。

これらの問題点を踏まえ、具体的な解決策を検討していく必要があります。

2. 介護サービスの活用

介護サービスは、介護者の負担を軽減し、おばあ様の生活の質を向上させるために不可欠です。利用できる介護サービスには、以下のようなものがあります。

• 訪問介護（ホームヘルプサービス）: 介護ヘルパーが自宅を訪問し、食事、入浴、排泄などの介助を行います。
• 訪問看護: 看護師が自宅を訪問し、健康管理や医療処置を行います。
• デイサービス（通所介護）: 日中に施設に通い、食事、入浴、レクリエーションなどのサービスを受けます。
• ショートステイ（短期入所生活介護）: 短期間、施設に入所し、介護サービスを受けます。
• グループホーム: 認知症の高齢者が少人数で共同生活を送る施設です。
• 特別養護老人ホーム（特養）: 24時間体制で介護を受けられる施設です。

これらのサービスを組み合わせることで、おばあ様の状況に合わせたケアプランを作成することができます。まずは、お住まいの地域の地域包括支援センターに相談し、ケアマネージャーに相談することをお勧めします。ケアマネージャーは、おばあ様の状況を評価し、適切なサービスを提案してくれます。また、介護保険の申請手続きもサポートしてくれます。

3. 経済的な支援

介護には費用がかかります。経済的な支援についても、積極的に活用できる制度を検討しましょう。

• 介護保険: 介護保険は、40歳以上の方が加入し、介護が必要になった場合に、費用の1割〜3割を自己負担で介護サービスを利用できる制度です。
• 高額介護サービス費: 介護保険を利用した際の自己負担額が高額になった場合、一定額を超えた分が払い戻される制度です。
• 医療費控除: 医療費控除は、1年間の医療費が一定額を超えた場合に、所得税が軽減される制度です。介護保険サービスの一部も対象となる場合があります。
• 生活保護: 経済的に困窮している場合は、生活保護の申請も検討できます。

これらの制度を活用することで、経済的な負担を軽減することができます。詳細については、地域の福祉事務所や社会福祉協議会にご相談ください。

4. 家族間の連携と情報共有

遠距離介護の場合、家族間の連携と情報共有が非常に重要です。以下の点を心がけましょう。

• 定期的な連絡: 電話やビデオ通話などを活用し、おばあ様の状況を共有しましょう。
• 役割分担: 家族間で、介護に関する役割分担を決めましょう。例えば、情報収集、手続き、金銭管理など。
• 情報共有ツール: 連絡ノートや家族向けSNSなどを活用し、情報を共有しましょう。
• 定期的な訪問: 可能な範囲で、定期的に訪問し、おばあ様との時間を過ごしましょう。

家族間の連携を強化することで、介護の負担を分散し、より良いケアを提供することができます。

5. 働き方の見直し

介護とキャリアの両立は容易ではありません。しかし、働き方を見直すことで、両立が可能になる場合があります。

• テレワーク: テレワーク可能な仕事であれば、自宅で働きながら、介護に関わることができます。
• 時短勤務: 短時間勤務制度を利用することで、介護と仕事の時間を両立できます。
• 介護休暇・介護休業: 介護休暇や介護休業制度を利用し、介護に専念する期間を設けることができます。
• 転職: 介護と両立しやすい職場への転職も検討できます。例えば、柔軟な働き方ができる企業、介護に関する知識や経験を活かせる仕事など。
• 副業: 副業で収入を増やし、介護費用に充てることも可能です。

ご自身の状況に合わせて、最適な働き方を選択しましょう。転職を検討する場合は、転職エージェントに相談し、キャリアプランを立てることをお勧めします。

6. 精神的なサポート

介護は、精神的な負担が大きいものです。一人で抱え込まず、周囲のサポートを求めましょう。

• 相談窓口: 地域の相談窓口や、介護に関する相談窓口を利用しましょう。
• 家族・友人: 家族や友人に、悩みを打ち明け、支え合いましょう。
• 介護者向けの支援: 介護者向けの交流会や、カウンセリングなどを利用しましょう。
• 休息: 介護から離れ、休息を取る時間を作りましょう。

精神的なサポートを得ることで、介護の負担を軽減し、心身ともに健康な状態を保つことができます。

7. 具体的な行動計画の作成

上記で挙げた解決策を参考に、具体的な行動計画を作成しましょう。以下は、行動計画の例です。

1. ステップ1：情報収集（1週間以内）
   • 地域包括支援センターに相談し、ケアマネージャーを紹介してもらう。
   • 介護保険の申請手続きについて、情報を集める。
   • 利用できる介護サービスについて、情報を集める。
2. ステップ2：介護サービスの利用開始（1ヶ月以内）
   • ケアマネージャーと相談し、ケアプランを作成する。
   • 必要な介護サービスを契約し、利用を開始する。
   • 経済的な支援制度の申請を行う。
3. ステップ3：働き方の見直し（3ヶ月以内）
   • 現在の職場の制度について、確認する（テレワーク、時短勤務、介護休暇など）。
   • 転職を検討する場合は、転職エージェントに相談し、キャリアプランを立てる。
   • 副業について、情報を集める。
4. ステップ4：家族間の連携強化（随時）
   • 家族間で、定期的な連絡を取り合う。
   • 情報共有ツールを活用する。
   • 定期的に訪問する。
5. ステップ5：精神的なサポートの活用（随時）
   • 相談窓口や、介護者向けの支援を利用する。
   • 家族や友人に、悩みを打ち明ける。
   • 休息を取り、心身ともに健康な状態を保つ。

この行動計画はあくまで一例です。ご自身の状況に合わせて、柔軟に計画を立て、実行してください。

8. 専門家への相談

介護に関する問題は、専門家への相談が有効です。以下の専門家に相談することを検討しましょう。

• ケアマネージャー: 介護に関する専門家であり、ケアプランの作成や、介護サービスに関する相談に乗ってくれます。
• 弁護士: 介護に関する法的問題（成年後見制度、財産管理など）について、相談できます。
• ファイナンシャルプランナー: 介護にかかる費用や、資産運用について、相談できます。
• 精神科医・カウンセラー: 精神的な負担や、心の悩みについて、相談できます。

専門家の意見を聞くことで、より適切な解決策を見つけることができます。

9. ポジティブな視点を持つこと

介護は大変なことですが、同時に、大切な人との絆を深めることができる貴重な機会でもあります。ポジティブな視点を持つことも、介護を乗り越えるために重要です。

• 感謝の気持ち: おばあ様への感謝の気持ちを忘れずに、接しましょう。
• 小さな喜び: 日々の生活の中で、小さな喜びを見つけましょう。
• 自己肯定感: 介護をしている自分を、肯定的に評価しましょう。
• 未来への希望: 未来への希望を持ち、前向きに考えましょう。

ポジティブな視点を持つことで、介護の負担を軽減し、より豊かな人生を送ることができます。

10. まとめ

今回の相談内容から、介護とキャリアの両立は、非常に困難な状況であることがわかります。しかし、適切な情報収集、介護サービスの活用、経済的な支援、家族間の連携、働き方の見直し、精神的なサポート、専門家への相談、そしてポジティブな視点を持つことで、必ず解決策は見つかります。焦らず、一つ一つ問題を解決していくことが大切です。あなたの頑張りを応援しています。

最後に、今回のケースでは、おばあ様の安全と健康を守ることが最優先です。暴力的な行為や、虐待の可能性がある場合は、速やかに専門機関に相談し、適切な対応をとってください。また、ご自身の心身の健康も大切にしてください。無理をせず、周囲のサポートを頼りながら、介護とキャリアの両立を目指してください。

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