身内のトラブル、どう乗り越える? 転職コンサルタントが教える、円満解決への道
身内のトラブル、どう乗り越える? 転職コンサルタントが教える、円満解決への道
この記事では、長年連れ添った親との関係に悩み、遠方への引っ越しを決意したものの、その後も様々な問題に直面している方に向けて、キャリア支援の専門家である私が、具体的な解決策と心の持ちようについてアドバイスします。
まずは、ご相談内容を詳しく見ていきましょう。
身内についてのご相談です。
離婚後、ずっと実の両親とともに暮らしてきました。
すでに両親は高齢(当時65歳と63歳)だったため、同居して20年経ちました。
きょうだいはいますが両親には無関心で親が入院しようと手術しようと一切連絡がありません。見まいはおろか、電話一本、LINE一通よこしません。年一回、元旦に来てご馳走を食べ、酒を飲んで帰っていく。そして次の元旦まで一切連絡がないという状態です。
一方の両親はというと父の年々収入が少なくなり、遂には途絶えて久しく、ここ3年ほどはとうとう生活費もまったく入れない、持ち家の固定資産税も払えなくなりました。働いている私が月々入れている5万円に、母が貯金をくずしたりしてなんとかやりくりをしている状態です。が、当然それだけで足りるはずもなく私がちょこちょこ自分のお金を持ち出して生活の足しにしていることを母は見て見ぬふり。父はそれこそ無関心です。
その一方で父も母も、私の同居が気に入らないらしく(おそらくは能天気、その年齢でまだ親のスネをかじるのかというふうに映っているのだと思います)、昔からたびたび「この居候が!」「出て行け!」と要求していました。父は加齢とともに足腰が弱り、現在は車いす。が、その車いすも私が買って贈ったものです。
働きながら掃除や食事の支度など、家事の手伝いをし、時に看病をし、必要があれば入院の際の保証人になり・・・と、自分なりに尽力してきたつもりですが、きょうだいも両親も、「のうのうと同居しているのだから、それくらいはやって当たり前」のスタンス。
昨年のあるとき、また「出て行け!」と母に怒鳴られたのを機に、そこまで言うのならばと、思いきって実家からかなりの遠方へ引っ越しました。
ところが。独り暮らしになってホッとしていたら何を思ったのか、母から連日電話で大泣きしながら「寂しい」「帰ってきて」「会いたい」。本当に連日です。
しかしほどなく、実家を去った私へのいやがらせなのか、実家の固定電話と両親のスマホに、私からの電話は繋がらなくなりました。これはおそらく、きょうだいが拒否設定したものと思われます。きょうだいの連絡先は、私は知りません(もともと疎遠だったので)。
今は懇意にしていた、実家の近所の方のご厚意で、たまに母と話すことができる程度ですが、話すたび母は「会いたい」の一点張り。が、私はもう帰るつもりはありません。
質問なのですが、こういった身内のトラブルはどう対応していくのが賢いでしょうか? やはり弁護士を立てるなどした方があとあと良いのでしょうか? さんざん「出ていけ」と言われたから要求どおりにしたのに、いざ引っ越したら突然、掌を返したように寂しいとか言ってくる母の本意も理解できません。単に生活費の不足から帰ってきてほしいとも捉えられます。
長文をお読みいただきありがとうございました。よろしくお願いします。補足少し言葉が足りませんでした。補足させて頂きます。
いかに疎遠または不仲であっても、血縁関係は法律上ぜったいに切ることができないと聞いたことがあります。だとすれば、今後かならず発生するであろう両親の葬儀等の折に、きょうだいとのやりとりが必要になると予想しました。なのでそういった際に、これまでのように直接連絡ではなく、今後はすべて弁護士を通してほしいとか、そのような形を作っておいた方がいざこざが起きなくて良いのかなと思い、質問させて頂きました。
両親の言動や矛盾については、話し合ったことはございません。父も母も頭に血がのぼりやすく、言葉を返すと暴力行為に及ぶからです。父が暴れて家の壁を崩したこともありましたし、殴られて鼓膜が破れたこともありました。とくに母はカッとなると包丁を持ち出してくるので、できるだけ刺激しないよう努めてきました。
ご相談ありがとうございます。ご両親との関係、そしてきょうだいとの関係性で、大変お辛い状況であることが伝わってきます。長年、ご両親の介護や生活を支えてきたにも関わらず、感謝の言葉もなく、むしろ心ない言葉を投げつけられる。そして、いざ離れてみたら手のひらを返したような対応。本当に困惑されていることと思います。
今回のケースは、単なる家族間の問題にとどまらず、介護、経済的な問題、そして感情的な葛藤が複雑に絡み合っています。まずは、現状を整理し、どのように対応していくのが最善なのか、一緒に考えていきましょう。
1. 現状の整理と問題点の明確化
まず、現状を客観的に整理することから始めましょう。抱えている問題は多岐にわたりますが、大きく以下の3つに分類できます。
- 経済的な問題: ご両親の収入減、生活費の負担、固定資産税の未払い。
- 介護・生活支援の問題: 介護、家事、看病の負担、そしてそれに対する感謝の欠如。
- 感情的な問題: 親からの心ない言葉、引っ越し後の矛盾した言動、きょうだいとの不和。
これらの問題が複雑に絡み合い、あなたの精神的な負担を増大させていると考えられます。問題点を明確にすることで、それぞれの問題に対する具体的な対策を立てることが可能になります。
2. 感情的な負担を軽減するための心のケア
長年の介護、経済的な支援、そして心ない言葉の数々。あなたの心は、疲弊しきっているかもしれません。まずは、ご自身の心のケアを最優先に考えましょう。
- 感情を吐き出す: 誰かに話を聞いてもらうだけでも、心が軽くなることがあります。信頼できる友人、家族、または専門家(カウンセラーなど)に話を聞いてもらいましょう。
- 自分を許す: 「もっと何かできたのではないか」と自分を責める必要はありません。あなたは、これ以上ないほど尽くしてきたのです。自分を褒め、労ってください。
- 距離を置く: 物理的な距離だけでなく、精神的な距離も重要です。ご両親との関係に固執しすぎず、自分の人生を優先しましょう。
心のケアは、問題を解決するためのエネルギーを蓄えるために不可欠です。まずは、ご自身の心と体を休ませる時間を確保してください。
3. 経済的な問題への対応策
ご両親の経済的な問題は、あなたの生活にも大きな影響を与えています。しかし、経済的な支援を続けることは、あなたの負担を増大させる可能性があります。以下の対策を検討しましょう。
- 専門家への相談: 社会福祉士やファイナンシャルプランナーに相談し、適切な支援策や制度について情報を収集しましょう。
- 社会福祉士: 介護保険サービスや生活保護など、利用できる社会資源についてアドバイスがもらえます。
- ファイナンシャルプランナー: ご両親の資産状況や年金、保険などを考慮し、適切な資金計画を提案してくれます。
- 公的支援制度の活用: ご両親が利用できる公的支援制度(生活保護、介護保険など)がないか、自治体に相談しましょう。
- 経済的な支援の線引き: どこまで経済的な支援をするのか、明確な線引きをしましょう。あなたの生活を守ることも重要です。
経済的な問題は、一人で抱え込まず、専門家や公的機関の力を借りて解決を目指しましょう。
4. 介護・生活支援に関する問題への対応策
長年の介護や生活支援は、心身ともに大きな負担となります。これまでのあなたの貢献は素晴らしいものですが、これからは、ご自身の負担を減らすことを優先しましょう。
- 介護サービスの利用: 介護保険サービスを利用し、専門家の力を借りましょう。訪問介護、デイサービス、ショートステイなど、様々なサービスがあります。
- 役割分担の見直し: きょうだいとの役割分担について話し合いましょう。もし、きょうだいが協力してくれない場合は、弁護士に相談し、法的なアドバイスを受けることも検討しましょう。
- 無理のない範囲での支援: あなたができる範囲で、無理のない支援をしましょう。すべてを一人で抱え込む必要はありません。
介護や生活支援は、専門家や家族と協力して行うことが重要です。一人で抱え込まず、周囲の協力を得ながら、ご自身の負担を軽減しましょう。
5. 弁護士への相談と法的措置の検討
ご両親との関係が悪化し、感情的な負担が大きい場合は、弁護士に相談することも検討しましょう。弁護士は、法的な観点から問題解決をサポートしてくれます。
- 弁護士に相談することのメリット:
- 法的なアドバイス: 法的な問題点や、今後の対応についてアドバイスがもらえます。
- 交渉の代行: ご両親やきょうだいとの交渉を代行してくれます。
- 法的措置の検討: 必要に応じて、法的措置(成年後見制度の利用、財産分与など)を検討してくれます。
- 弁護士を選ぶ際のポイント:
- 家族問題に詳しい弁護士: 家族問題に精通した弁護士を選ぶことが重要です。
- 親身になってくれる弁護士: あなたの気持ちを理解し、親身になってくれる弁護士を選びましょう。
- 費用: 弁護士費用についても、事前に確認しておきましょう。
弁護士に相談することで、法的観点からのアドバイスを受け、問題解決に向けた具体的な行動を起こすことができます。
6. 今後のきょうだいとの関係について
ご両親の将来を考えると、きょうだいとの関係も無視できません。しかし、現状では、きょうだいとの関係は良好とは言えないようです。今後の関係について、どのように対応していくのが良いのでしょうか。
- 弁護士を介した連絡: 今後、ご両親の介護や葬儀などで、きょうだいとの連絡が必要になる場合は、弁護士を介して連絡を取ることを検討しましょう。感情的な対立を避けることができます。
- 距離を置く: きょうだいとの関係が悪化している場合は、無理に近づこうとせず、適度な距離を保ちましょう。
- 冷静な話し合い: もし、きょうだいと冷静に話し合える状況であれば、お互いの考えを伝え合い、今後の関係について話し合ってみましょう。
きょうだいとの関係は、あなたの心の負担を大きく左右します。無理に近づこうとせず、ご自身の心の状態を優先しながら、適切な距離を保つことが大切です。
7. まとめ:あなた自身の幸せを最優先に
今回のケースは、非常に複雑で、解決には時間がかかるかもしれません。しかし、最も大切なことは、あなたが幸せになることです。ご自身の心と体を大切にし、無理のない範囲で、問題解決に取り組んでいきましょう。
以下に、今回の問題解決のためのステップをまとめます。
- 現状の整理と問題点の明確化: 抱えている問題を整理し、優先順位をつけましょう。
- 心のケア: 感情を吐き出し、自分を許し、休息を取りましょう。
- 経済的な問題への対応: 専門家や公的機関に相談し、適切な支援策を検討しましょう。
- 介護・生活支援に関する問題への対応: 介護サービスの利用、役割分担の見直し、無理のない範囲での支援を検討しましょう。
- 弁護士への相談: 弁護士に相談し、法的なアドバイスを受け、法的措置を検討しましょう。
- 今後のきょうだいとの関係: 弁護士を介した連絡、距離を置く、冷静な話し合いなど、状況に応じた対応を検討しましょう。
これらのステップを踏むことで、少しずつでも問題解決に進むことができるはずです。焦らず、ご自身のペースで、一つずつ問題を解決していきましょう。
最後に、あなたのこれからのキャリアについて、少しだけ触れておきましょう。今回の経験を通して、あなたは多くのことを学び、成長したはずです。この経験を活かし、新たなキャリアを築くことも可能です。例えば、介護や福祉の分野で働くこと、または、人の役に立つ仕事に就くこともできます。あなたの経験は、必ず誰かの役に立ちます。もし、キャリアについて悩んでいることがあれば、お気軽にご相談ください。
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