精神科訪問看護への転職で「やりたい気持ち」と「不安」の間で揺れるあなたへ

この記事では、精神科訪問看護への転職を検討しているものの、過去の経験や現在の状況から不安を感じている看護師の方に向けて、具体的なアドバイスと心の整理術を提供します。あなたの「やりたい」という気持ちを大切にしつつ、現実的な課題と向き合い、後悔のない選択をするためのヒントをお届けします。

精神科訪問看護について詳しい方、また受けてる方教えてください。

人生の中でこれでもかってくらい悩んでます。

アドバイス、経験談、看護師側でも患者側でも両者の意見も欲を言えば欲しいです。

看護師9年目 30代女です。

現病歴に、てんかん、双極性障害があります。

てんかんは仕事に影響ないので主治医からGOサイン出てます。

問題は双極性障害です。

元々の原因は幼少期の家庭環境で、それが社会に出てから仕事のストレスで拗れて悪化し、数年前は薬物中毒や自殺未遂で3回閉鎖に入院しています。

今はもう完全に卒業出来ましたが、後悔の傷跡が左腕に酷く残っていて仕事の時は必ずアームウォーマーやファンデーションシール必須です。

少しでも負担のない職場にしようと2年前から『機能訓練型デイサービス』で働いてます。

確かに負担は減りました。

でも働いてから気付いたのですがビックリするくらい『リハビリ』や『運動』に興味や意欲が出ないのです…。

患者さん、ご利用様は好きで、どうしよもない人やクレーマーに当たって嫌な思いをしても、それが理由で辞めたいと思ったことは1度もありません。

でも整形やリハビリの経験が全くなかった私にとっては機能訓練の計画1つ作るのにもメニューを考えるのにも一苦労、一緒に運動するのにもやりがいは無い(と言いつつ、やって来ましたが)のです。

それは2年たった今でもそうです。

極論、バイタルとったり体調不良対応にやりがいは感じても、マシンの誘導や個別訓練を一緒にやる事は楽しくないです。

去年の末前から落ち着いていた双極性障害が再燃し、休職中です。

自分でも何が嫌なのかその時は分からず、とにかく仕事に行きたくない、仕事に行ってもやる気が出ず、気力もなくなり、後は鬱症状が出てから休職に至るまではよく見るテンプレと一緒です。

本当に情けないです。

もうすぐ復職しないと金銭的にも苦しいし、社会復帰しなくてはと思う反面、またあの現場に戻るのか…と思うと辛い気持ちになります。

私が悪いのですが私の穴埋めで入った看護師や新しい介護職員が中々のサボり魔＆独裁者で、上司も悪い意味で優しい為分かっていながら指導しない。

だから人員は充足してるのに、中は全然回せていない。

と、唯一真面目な男の子からそんな話を聞きました。

そんな話を聞いたら益々元の職場に戻るのが辛いです。

私の主治医の意見は、病状的には寛解に向かってるから春頃から復職OKだけど、そんな職場だと症状再燃は明らか。休職の延長か、転職の検討を。

とのこと。

そんな時、3ヶ月後に家から車で10分(今は片道50分)の所に精神科訪問看護のオープニングスタッフ募集求人を見つけました。

朝もゆっくりで家からも近いので助かります。オンコールもありません。

正直、ものすごく惹かれました。

リハビリ系はもうやりたくない＝看護師はもう向いてないんじゃないかと思うまで思い詰めてた私が数年ぶりに意欲が湧きました。

やってみたい。と。

元々看護学生の頃から精神科看護をやりたかったって気持ちも思い出しました。

患者さんの心を癒せるために一時期医療アロマセラピーの研修も自発的に受けてました。

ただ、上記のような私です。

こんな私だからこそって気持ちと、こんな私だと、って気持ちが押し寄せています。

訪問介護のベテランで所長、サ責と何十年やってきた母にも全力で止められました。

訪問だけはやめな、と。

キツイのも甘くないのも分かってます。

訪問だから1人で対応、暴力セクハラゴミ屋敷妄想幻覚患者がいるのも分かってます。

自分も記憶ないですが入院中に取り乱して迷惑をかけた事があります。

でも2年やってきたリハビリが何も楽しくなくて今も戻りたくなくて、やっと『ちょっとやってみたい！』って思えた、メンタルを患ったからこそ、わかってもらえない辛さ、困ったことも何となくわかるし、今までそんな精神疾患の私を支えてくれた医療スタッフや周囲の支援があったからこその恩返しがしたいとも思って…るんですけど、やっぱ無理ですかね。

もちろん私がなったことの無い病気についてや、コミュニケーションのとり方、距離のとり方、観察の仕方、話し方、トラブル時の対応は勉強していくつもりです。

それとも大人しく元の職場で淡々とバイタル測って、準備運動してマシンの誘導や体操やってた方がいいでしょうか。

どちらが自分のためか、凄く揺れています。

ご意見、アドバイスお願いします。

はじめに：揺れ動く気持ちを理解する

ご相談ありがとうございます。看護師として9年間、そしてご自身の病気と向き合いながら、様々な葛藤を抱えていらっしゃるのですね。特に、精神科訪問看護への転職を検討されている中で、「やりたい」という気持ちと「不安」の間で揺れ動くお気持ち、とてもよく理解できます。過去の経験、現在の状況、そして将来への希望が複雑に絡み合い、答えを見つけるのが難しい状況だと思います。

この記事では、あなたの抱える悩みに対して、以下の3つのステップで具体的なアドバイスをしていきます。

• ステップ1：自己分析と現状整理：あなたの強みや弱み、そして転職先に求めるものを明確にします。
• ステップ2：精神科訪問看護の現実と対策：精神科訪問看護の仕事内容や課題を理解し、具体的な対策を考えます。
• ステップ3：決断と行動：あなたにとって最善の選択をするために、どのように考え、行動すれば良いのかをアドバイスします。

この記事を読み終える頃には、あなたの心が少しでも軽くなり、前向きな一歩を踏み出せるよう、全力でサポートさせていただきます。

ステップ1：自己分析と現状整理

まずは、あなたの現状を客観的に分析し、転職先に求めるものを明確にすることから始めましょう。自己分析は、自分自身の強みや弱み、価値観を理解し、最適なキャリアプランを立てるための重要なステップです。

1.1. 自分の強みと弱みを洗い出す

これまでの経験を振り返り、あなたの強みと弱みを具体的に書き出してみましょう。例えば、以下のような点を考えてみてください。

• 強み
  • 患者さんとのコミュニケーション能力
  • 精神疾患に関する深い理解
  • 困難な状況でも諦めない粘り強さ
  • 医療アロマセラピーの知識
• 弱み
  • 双極性障害による気分の波
  • 過去の経験による自己肯定感の低下
  • 1人で対応することへの不安
  • リハビリテーション業務への興味の欠如

弱みについては、具体的にどのような状況で課題を感じるのか、どのように対策できるのかを考えてみましょう。例えば、「双極性障害による気分の波」に対しては、服薬管理や休息の取り方、周囲へのサポートを求める方法などを具体的に検討できます。

1.2. 転職先に求めるものを明確にする

次に、転職先に求めるものを具体的にリストアップしましょう。給与、勤務時間、仕事内容、人間関係など、様々な要素を考慮し、優先順位をつけることが大切です。例えば、以下のような点を考えてみましょう。

• 仕事内容：精神科看護、患者さんの心のケア、訪問看護
• 勤務時間：日勤のみ、オンコールなし、残業少なめ
• 人間関係：良好なチームワーク、理解のある上司や同僚
• 給与：生活に困らない程度の収入
• その他：自己成長の機会、精神的な負担が少ない環境

これらの要素を基に、あなたの理想の働き方を具体的にイメージしてみましょう。そして、精神科訪問看護が、あなたの求める働き方に合致するのかどうかを検討します。

ステップ2：精神科訪問看護の現実と対策

精神科訪問看護は、患者さんの自宅を訪問し、看護ケアを提供する仕事です。その仕事内容や課題を理解し、具体的な対策を立てることが、転職を成功させるための重要なポイントです。

2.1. 精神科訪問看護の仕事内容

精神科訪問看護の主な仕事内容は以下の通りです。

• 健康状態の観察：バイタルサイン測定、服薬管理、病状の変化の観察
• 精神的なサポート：傾聴、相談、精神科医との連携
• 生活支援：食事、入浴、排泄などの介助、家事援助
• 家族支援：家族への相談、アドバイス、連携
• 社会資源との連携：行政機関、地域包括支援センターなどとの連携

これらの業務は、患者さんの自宅というプライベートな空間で行われるため、高いコミュニケーション能力や判断力、そして臨機応変な対応力が求められます。

2.2. 精神科訪問看護の課題

精神科訪問看護には、以下のような課題も存在します。

• 1人での訪問：1人で患者さんの自宅を訪問するため、孤独感や不安を感じることがある。
• 患者さんの多様性：様々な精神疾患の患者さんがおり、症状や対応も異なるため、幅広い知識と経験が必要。
• 緊急時の対応：患者さんの急変やトラブルに1人で対応しなければならない場合がある。
• 家族との関係：家族とのコミュニケーションがうまくいかない場合や、家族からの過度な要求に対応しなければならない場合がある。

これらの課題に対して、事前にどのような対策を立てておくかが、転職を成功させるための重要なポイントとなります。

2.3. 課題への対策

精神科訪問看護の課題に対する具体的な対策を考えてみましょう。

• 1人での訪問に対する不安
  • 定期的なカンファレンスやチーム内での情報共有
  • 緊急時の連絡体制の確認
  • 先輩看護師との同行訪問
  • 訪問看護ステーションとの連携強化
• 患者さんの多様性への対応
  • 精神科看護に関する専門知識の習得
  • 様々な症例に対する対応方法の学習
  • 研修への参加
  • 経験豊富な先輩看護師への相談
• 緊急時の対応
  • 救急時の対応マニュアルの確認
  • 医療機関との連携体制の確認
  • 緊急時の連絡体制の確認
  • 自己防衛のための知識の習得
• 家族との関係
  • コミュニケーションスキルの向上
  • 家族との良好な関係構築
  • 困ったときの相談窓口の確保
  • 境界線の設定

これらの対策を事前に検討し、準備しておくことで、精神科訪問看護の仕事に対する不安を軽減し、自信を持って業務に取り組むことができます。

ステップ3：決断と行動

自己分析、現状整理、そして精神科訪問看護の仕事内容と課題を理解した上で、あなたにとって最善の選択をするための決断と行動について考えていきましょう。

3.1. 精神科訪問看護への転職を検討する際のポイント

精神科訪問看護への転職を検討する際には、以下の点を考慮しましょう。

• あなたの「やりたい」という気持ち：精神科看護への強い思いは、困難を乗り越えるための大きな力となります。
• 自己理解：あなたの強みや弱みを理解し、どのように活かせるのか、どのように課題を克服するのかを具体的に考える。
• 現実的な視点：精神科訪問看護の仕事内容や課題を理解し、対策を立てる。
• 情報収集：精神科訪問看護に関する情報を集め、理解を深める。
• 周囲のサポート：家族や友人、専門家からのアドバイスを参考に、客観的な視点を取り入れる。

3.2. 転職活動の進め方

精神科訪問看護への転職活動は、以下のステップで進めていきましょう。

• 情報収集
  • 求人情報を収集し、あなたの希望に合った求人を探す。
  • 訪問看護ステーションの情報を収集し、職場環境や雰囲気を把握する。
  • 精神科訪問看護に関する情報を集め、理解を深める。
• 応募書類の作成
  • あなたの強みや経験をアピールできる履歴書と職務経歴書を作成する。
  • 自己PRでは、精神科看護への熱意と、これまでの経験をどのように活かせるのかを具体的に示す。
• 面接対策
  • 面接で聞かれる可能性のある質問を想定し、回答を準備する。
  • あなたの経験やスキル、そして精神科看護への熱意を伝える。
  • 面接官に質問し、職場の雰囲気や仕事内容について詳しく知る。
• 内定後の準備
  • 入職前に、研修やオリエンテーションに参加し、仕事内容や職場環境について理解を深める。
  • 必要な知識やスキルを習得する。
  • 新しい職場での人間関係を築くための準備をする。

3.3. 精神科訪問看護以外の選択肢

精神科訪問看護への転職以外にも、あなたのキャリアプランを考える上で、いくつかの選択肢があります。

• 休職の延長：現在の職場での休職を延長し、心身の状態を整える。
• 職場復帰：現在の職場に復帰し、働き方を見直す。
• 他の職種への転職：精神科看護以外の職種への転職を検討する。
• フリーランス：訪問看護ステーションと契約し、フリーランスとして働く。

これらの選択肢を比較検討し、あなたの状況に最適な選択肢を見つけましょう。

どの選択肢を選ぶにしても、あなたの心身の健康を最優先に考え、無理のない範囲で行動することが大切です。

あなたの「やりたい」を応援するために

あなたの「やりたい」という気持ちは、とても大切です。しかし、現実的な課題と向き合い、自分自身を大切にすることも重要です。精神科訪問看護への転職は、あなたのキャリアにとって大きな転換点となる可能性があります。しかし、それは同時に、多くの困難を伴う可能性もあります。

あなたの決断をサポートするために、以下のことを意識しましょう。

• 自己肯定感を高める：過去の経験にとらわれず、自分の強みや可能性を信じる。
• 周囲のサポートを活用する：家族、友人、専門家からのアドバイスを参考に、一人で抱え込まない。
• 情報収集を怠らない：精神科訪問看護に関する情報を集め、理解を深める。
• 無理をしない：自分の心身の状態を最優先に考え、無理のない範囲で行動する。
• 小さな目標を設定する：大きな目標を達成するために、小さな目標を段階的に設定し、達成感を積み重ねる。

あなたの「やりたい」という気持ちを大切にし、自分自身を信じて、一歩ずつ前進してください。あなたのキャリアが、充実したものになることを心から願っています。

まとめ：あなたらしいキャリアを築くために

この記事では、精神科訪問看護への転職を検討している看護師の方に向けて、自己分析、精神科訪問看護の現実、そして決断と行動について解説しました。あなたの「やりたい」という気持ちを大切にしつつ、現実的な課題と向き合い、後悔のない選択をするためのヒントをお届けしました。

あなたのキャリアは、あなたのものです。あなたの強みを生かし、あなたの価値観に合った働き方を見つけ、あなたらしいキャリアを築いていくことを応援しています。

もし、あなたがまだ迷っているなら、まずは情報収集から始めてみましょう。そして、あなたの心と対話しながら、最適な選択肢を見つけてください。

あなたの未来が、輝かしいものになることを心から願っています。

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