孫の介護と家族関係の悩み：介護とキャリアの両立を考える

この記事では、介護とキャリアの両立に悩む30代女性のケースを通して、家族関係の複雑さ、特に介護における感情的な葛藤に焦点を当てます。介護と仕事の両立は多くの人が直面する課題であり、感情的な負担が大きいことも少なくありません。この記事では、具体的な問題解決策と、より良い関係を築くためのヒントを提供します。

祖母の孫格差に長年悩んでおります。

私は30歳の女です。私には33歳と29歳の従姉妹(伯母の娘)がいます。

小さい頃から(父方の)祖母が苦手でした。苦手になった理由は、いくつかありまして…

小さい頃、従姉妹と遊んでいて同じことをしていても怒られるのはいつも私…。服やおもちゃも従姉妹が欲しがったものを分けてもらう形でした。従姉妹のお誕生日はキッチリ覚えても私のお誕生日は覚えられないらしく当日に祝福されたことはありませんでした。ご飯もいつも従姉妹のリクエストしか聞かず…といったようなことがたくさんあり、なかなか懐けずでした。

お年玉や入学祝いなど金銭的に差をつけられたこともありますが、少しでも頂けただけで有り難いので金額にケチをつけるつもりはありません。

嫁が産んだ子より、実の娘が産んだ子のが気兼ねなく接しやすいとか、そもそも可愛いと感じるとか、多少差がでてしまうことは仕方ないのかな…と子供の頃から何となく感じどうしたら祖母に好かれるのか、興味をもってもらえるのか…とそんなことばかり考えていました。

小学生の頃はテストで満点を取ったとか運動会の徒競走で1番だったとか絵画コンクールで入賞したとかただ、関心を持ってもらいたくて必死に子供なりに頑張った記憶があります。

ですが、いつも祖母の答えは「あっそう。それよりも◯◯ちゃん(従姉妹の名前)は最近××に興味があるんだって。」とか「◯◯ちゃんは運動会△月□日だから今頃練習で大変そうだわー」とか聞いてもないのにいつも従姉妹の話題しかしません。

親戚が集まるようなお正月の席ではいつも私が記憶もないような赤ちゃんだった頃にお世話をかけた話ばかり。「すぐ泣くし、なかなか寝ないし、おもちゃで大人しくならなかったし、あんたには苦労させられたわ。」と大人になった今でも毎年言われてきました。そんな昔の事、記憶もないのに会うたびに親戚一同に暴露されるのは正直恥ずかしいです。従姉妹も赤ちゃんの頃、祖母にお世話された時期があるのですが祖母は悪いようには言いません。

以前祖母と電話したとき、私がアレルギー体質で花粉とか季節とか色々大変で〜…みたいな話をした時に「あんたは産まれたことが不幸。」と言われて全否定された気持ちになりかなりショックでした。その一言だけ言い放った後はまた「従姉妹の○○ちゃんもアレルギー体質で可哀想で〜…」と従姉妹の心配を2時間。

わかりやすすぎる格差？というか好き嫌い？というか差別？みたいな扱いがずっと今でも続き、従姉妹のことまで嫌いになりそうです。

そんな中、祖母も高齢になり一人暮らしを辞めて施設に入ることになりました。従姉妹の家(叔母)の近くではなく、私の家族の近所の老人ホームに。

苦手意識はあるけれど、血のつながったおばあちゃんだから、できる限りお世話していこうと決心し、寂しさを感じさせないように家族みんなで順番に祖母に電話したり、差し入れを持っていったりそんな日々が続いていました。

できる限りしてるつもりですが、祖母から「ありがとう」などのお礼を言われたことはありません。「なんで苺の差し入れがないの！このりんご不味い！みかんは嫌い。差し入れが量少ないから餓死しそうだわ。」など文句しか言わないので疲れてきました。

一度も連絡や会いに来たりもしたことない従姉妹なのに、祖母はいつも従姉妹を心配しているような話。

扱いが違いすぎるって認めたくないけど寂しいけれど、祖母は従姉妹にしか興味がないのだろうと諦めるしかないのかな…

頭ではわかっているのに考えれば考えるほど寂しくて辛くて祖母の介護なんてしたくない！会いたくないし電話もしたくない…最近はそんなふうに思ってしまうのです。

父が祖母のことを大好きなので私が祖母のことを疎ましく感じていることを知ったら悲しむだろうし、以前父に「祖母の介護をしばらくお休みしたい、距離をあけたい」と話したことがあるのですが「どんなに嫌なことがあっても、孫というのは変わらないんだから孫として顔は見せるべき。拒絶したって良いようにはならない。」と言われました。

父のことは好きです。だから、祖母のことで悲しませたくない。でもこのまま我慢し続けるのも正直限界なのかもしれません。

誰にも相談できず、爆発したように沢山書いてしまいましたが、どのようにすればよいのか分かりません。

やっぱり、よくある話、どこの家庭でも起こりうること、至って普通の話というか大袈裟に考えすぎですか？

ご回答頂けたら幸いです。よろしくお願い致します。補足補足です。

祖母は根に持つタイプでちょっと面倒臭いタイプなんです。一度嫌いになると二度と好きになることはないというか、人を許してあげれない人なんです。家族であっても例外はないので実際祖母は三姉妹の末っ子でしたが若い頃長女とは絶縁し、親の葬式にも長女だけ呼ばなかったそうです。

そういうちょっと気難しい部分を父も知っているので祖母には意見できないんで言われるがままです。祖母の機嫌を損ね兼ねるであろうことをすれば、父に災いが降り注ぐので父は私が理不尽な扱いを受けたことを認めたくないようです。祖母のことは例えどんなに嫌な人間性でも父からすれば母親なので好きは変わらないのだろうと思います。母は嫁の立場なので祖母には勿論何も言えません。ただ、私を不憫に思い裏で気にかけてくれるような言葉をたまにくれます。

まさか自分が祖母に対して「いつまで生きるつもり！？早く病気になってくれ」とそんな荒んだ最低な感情を抱いてしまうだなんて思いもしませんでした。こんな醜い感情なんて捨てて心から祖母のこと心配したり堂々と好きになりたいです。

はじめに：介護と家族関係の複雑さ

ご相談ありがとうございます。30代女性の方で、祖母の介護と家族関係の複雑さに悩んでいらっしゃるのですね。小さい頃からの祖母との関係性、そして介護を通して感じる感情の葛藤は、非常に理解できます。今回のケースは、介護とキャリアの両立というテーマだけでなく、家族関係、特に世代間の価値観の違いや感情的な負担に焦点を当て、具体的な解決策を提案します。介護は、単なる身体的なサポートだけでなく、感情的なサポートも必要となるため、精神的な負担も大きくなりがちです。今回の記事では、その負担を軽減するための具体的な方法と、より良い関係を築くためのヒントを提供します。

1. 感情の整理：あなたの気持ちを理解する

まず、あなたの感情を理解することが重要です。長年の間に積み重なった祖母との関係性からくる感情、介護を通して感じる負担、そして「介護をしたくない」という気持ち。これらは決して珍しいものではありません。まずは、ご自身の感情を否定せず、受け入れることから始めましょう。

• 感情を書き出す： 自分の気持ちをノートに書き出すことで、感情を整理し、客観的に見つめることができます。
• 専門家への相談： 専門家、例えばカウンセラーやソーシャルワーカーに相談することで、客観的なアドバイスやサポートを得ることができます。
• 休息を取る： 介護から一時的に離れ、休息を取る時間を作ることも重要です。

自分の感情を理解し、受け入れることで、介護に対する向き合い方も変わってくるはずです。

2. コミュニケーションの改善：祖母との関係を見直す

祖母とのコミュニケーション方法を見直すことも重要です。過去の経験から、祖母とのコミュニケーションに苦手意識があるかもしれませんが、介護を通して関係を改善するチャンスでもあります。

• 期待値を調整する： 祖母に「感謝してほしい」という期待を手放し、できる範囲でサポートすることに集中しましょう。
• 具体的な要望を聞く： 祖母の具体的な要望を聞き、できる範囲で応えることで、関係が改善する可能性があります。
• 第三者の介入： 家族やケアマネージャーなど、第三者の協力を得ることで、円滑なコミュニケーションを図ることができます。

コミュニケーションを改善することで、祖母との関係が少しずつ変化し、介護の負担も軽減される可能性があります。

3. 父親との関係：理解と協力を得る

父親との関係も重要です。父親は祖母を大切に思っており、あなたの気持ちを理解することに苦労しているかもしれません。しかし、あなたの気持ちを理解してもらう努力をすることも大切です。

• 率直な気持ちを伝える： 父親に、あなたの気持ちを正直に伝えましょう。ただし、感情的にならず、冷静に伝えることが重要です。
• 介護の負担を共有する： 介護の負担を父親と共有し、協力体制を築きましょう。
• 専門家の意見を聞く： 専門家（カウンセラーやソーシャルワーカー）に同席してもらい、客観的なアドバイスをもらうことも有効です。

父親との協力体制を築くことで、介護の負担を軽減し、より良い関係を築くことができます。

4. 介護サービスの活用：負担を軽減する

介護サービスの活用も検討しましょう。介護サービスを利用することで、身体的・精神的な負担を軽減し、より余裕を持って介護に取り組むことができます。

• ケアマネージャーとの相談： ケアマネージャーに相談し、適切な介護サービスを提案してもらいましょう。
• 訪問介護サービスの利用： 訪問介護サービスを利用することで、身体的なサポートや生活援助を受けることができます。
• デイサービスの利用： デイサービスを利用することで、祖母の社会的な交流を促し、あなたの負担を軽減することができます。

介護サービスを積極的に活用することで、介護の負担を軽減し、より良い生活を送ることができます。

5. 感情的な距離：自分を守る

祖母との関係性からくる感情的な負担が大きい場合は、ある程度の距離を置くことも必要です。自分の心を守ることも大切です。

• 物理的な距離： 頻繁に会う必要はありません。電話やビデオ通話など、無理のない範囲でコミュニケーションを取りましょう。
• 感情的な距離： 祖母の言動に過剰に反応せず、冷静に対応しましょう。
• 境界線を引く： 自分の時間やプライベートを大切にし、介護に全てを費やすことのないようにしましょう。

感情的な距離を保つことで、自分の心を守り、介護を継続することができます。

6. 専門家への相談：サポートを求める

一人で抱え込まず、専門家に相談することも重要です。専門家は、あなたの状況に合わせて、具体的なアドバイスやサポートを提供してくれます。

• カウンセリング： カウンセラーに相談し、感情的なサポートを受けましょう。
• ソーシャルワーカー： ソーシャルワーカーに相談し、介護サービスや制度についてのアドバイスを受けましょう。
• 介護保険相談センター： 介護保険相談センターに相談し、介護に関する疑問や不安を解消しましょう。

専門家のサポートを受けることで、介護に対する不安を軽減し、より良い介護生活を送ることができます。

7. キャリアとの両立：働き方を考える

介護とキャリアの両立は、多くの人が直面する課題です。働き方を見直すことで、介護と仕事の両立をよりスムーズに進めることができます。

• 勤務時間の調整： 勤務時間を調整し、介護に時間を割けるようにしましょう。
• テレワークの活用： テレワークを活用することで、自宅で仕事をしながら介護をすることができます。
• 転職の検討： 介護に理解のある企業への転職を検討することも一つの選択肢です。

働き方を見直すことで、介護と仕事の両立をよりスムーズにし、生活の質を向上させることができます。

8. 法律・制度の理解：利用できる制度を知る

介護に関する法律や制度を理解することも重要です。利用できる制度を知ることで、経済的な負担を軽減し、より安心して介護に取り組むことができます。

• 介護保険制度： 介護保険制度について理解し、必要なサービスを利用しましょう。
• 障害者総合支援法： 障害者総合支援法について理解し、必要な支援を受けましょう。
• 税制上の優遇措置： 介護に関する税制上の優遇措置について知り、活用しましょう。

法律や制度を理解し、適切に活用することで、介護の負担を軽減し、より良い生活を送ることができます。

9. 成功事例：他の人の体験談から学ぶ

他の人の体験談から学ぶことも、あなたの悩みを解決するヒントになります。同じような状況を経験した人の話を聞くことで、共感を得たり、具体的な解決策を見つけたりすることができます。

• 介護経験者のブログやSNS： 介護経験者のブログやSNSを参考に、体験談やアドバイスを参考にしましょう。
• 介護に関する書籍： 介護に関する書籍を読み、知識を深めましょう。
• 介護セミナーやイベント： 介護セミナーやイベントに参加し、他の介護者と交流しましょう。

他の人の体験談から学ぶことで、介護に対する理解を深め、より良い介護生活を送ることができます。

10. まとめ：前向きな一歩を踏み出すために

今回のケースでは、祖母との関係性、介護の負担、キャリアとの両立など、多くの課題が複雑に絡み合っています。しかし、一つ一つ問題を整理し、具体的な解決策を実践することで、状況は必ず改善します。自分の感情を理解し、コミュニケーションを改善し、介護サービスを活用し、専門家のサポートを得ることで、より良い介護生活を送ることができます。そして、あなたのキャリアも諦めることなく、両立を目指しましょう。

この記事が、あなたの抱える問題解決の一助となれば幸いです。

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