【緊急事態】精神疾患の妻が入院、夫は音信不通…家族遺棄は警察に相談できる？弁護士は必要？

至急アドバイス願います。嫁が精神病で入院中。夫は一度も見舞いに来ず、嫁の障害者年金から入院費を払っています。気の毒で親類の者が見舞って手助けをしていますが、これがあだになって旦那はもう10年以上も病院にきてません。旦那は無職71歳。今日嫁62歳が腹痛で緊急に救急車でよその病院に入院。携帯に連絡してもでず、メールを送っても何も返ってきません。もうこういった状態が20年も続いています。聞きたいのは、この場合、家族遺棄などで警察に相談できるものでしょうか？また来らせるには、弁護士などがいいのでしょうか？！

ご心配ですね。長年続いているご夫婦の状況、そして奥様の緊急入院…大変な状況の中、ご自身も精神的に辛い思いをされていることと思います。まず、落ち着いて状況を整理し、段階的に対応していきましょう。この記事では、ご質問に対する回答と、具体的な解決策、そして今後の生活設計について、転職コンサルタントの専門家としての視点からアドバイスさせていただきます。

1. 家族遺棄罪の可能性と警察への相談

まず、ご質問の「家族遺棄」についてですが、法律上、明確な「家族遺棄罪」という罪名は存在しません。しかし、奥様の状況によっては、保護責任者遺棄罪に該当する可能性があります。保護責任者遺棄罪とは、扶養義務のある者を遺棄し、その結果、生命または身体に危険を生じさせた場合に成立する罪です。奥様の健康状態、経済状況、夫の行為などが総合的に判断されます。夫が10年以上も面会せず、経済的にも支援していない状況は、重大な問題です。

警察への相談は有効な手段です。警察は、状況を聞き取り、必要に応じて、児童相談所や福祉事務所などの関係機関に連携を取ってくれます。ただし、すぐに逮捕されるわけではありません。警察は、まず状況把握を行い、夫に改善を求めることから始めるでしょう。警察への相談は、状況を客観的に評価してもらうためにも有効な第一歩です。相談する際には、奥様の入院状況、夫との連絡が取れない状況、経済的な支援がない状況などを具体的に説明しましょう。証拠となる書類（入院記録、メールのやり取りなど）があれば、提示することをお勧めします。

2. 弁護士への相談と法的措置

警察への相談と並行して、弁護士への相談も検討しましょう。弁護士は、法律的な観点から状況を分析し、適切なアドバイスをしてくれます。例えば、離婚や財産分与、親権の問題など、今後の生活設計に関する法的アドバイスも受けられます。また、夫に面会を求めるための法的措置（調停や訴訟）も検討できます。弁護士に相談することで、ご自身の権利を守りながら、問題解決を進めることができます。

弁護士費用は、相談内容や弁護士によって異なりますが、初回相談は無料の弁護士事務所も多いです。まずは、複数の弁護士事務所に相談し、自分に合った弁護士を見つけることが重要です。弁護士会などのホームページで、弁護士を探すことができます。

3. 具体的な行動プラン：ステップバイステップで解決へ

• ステップ1：警察への相談：奥様の入院状況、夫との連絡が取れない状況、経済的な支援がない状況などを具体的に説明し、相談しましょう。証拠となる書類があれば提示してください。
• ステップ2：弁護士への相談：法律的な観点からのアドバイスを受け、今後の行動計画を立てましょう。離婚や財産分与、親権の問題なども相談できます。
• ステップ3：福祉事務所への相談：奥様の生活支援や介護サービスについて相談しましょう。障害者年金や生活保護などの制度についても相談できます。
• ステップ4：親族への協力を得る：状況を説明し、協力体制を築きましょう。親族の助けを借りながら、奥様のケアや生活を支えていくことが重要です。
• ステップ5：自身の精神的なケア：ご自身も精神的に疲弊していると思います。必要であれば、カウンセリングや精神科を受診し、心のケアをしましょう。一人で抱え込まず、周囲の助けを借りることが大切です。

4. 成功事例と専門家の視点

過去には、長年夫から無視され、経済的にも支援を受けられなかった妻が、弁護士の協力を得て、離婚と財産分与を実現した事例があります。また、高齢で認知症を患う親を放置した子供に対して、保護責任者遺棄罪が適用された事例もあります。これらの事例からわかるように、放置された家族の状況を客観的に示し、法的措置を取ることで、問題解決に繋がる可能性があります。

専門家として、このケースでは、まず警察と弁護士への相談が重要です。警察は状況把握と夫への働きかけを行い、弁護士は法的措置の検討や今後の生活設計のアドバイスを行います。さらに、福祉事務所への相談も忘れずに行い、奥様の生活支援体制を整えることが必要です。そして、ご自身も精神的なケアを怠らないようにしてください。

5. まとめ

奥様の緊急入院という事態に直面し、ご心配されていることと思います。しかし、ご自身だけで抱え込まず、警察、弁護士、福祉事務所などに相談し、専門家の力を借りながら、一歩ずつ解決に向けて進んでいきましょう。この状況は、決してあなただけのものではありません。多くの専門機関が、あなたをサポートする準備ができています。

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