重度障害児を持つ親御さんの苦悩と、児童相談所対応への具体的な解決策

私には重度の障害児の息子が居ます。 もう四年前になりますが、私も色々とストレスが溜まり息子を旦那に預けて遊びに行き、時間が遅くなってしまい旦那に怒鳴られて帰りずらくなり 帰らなかったところ、旦那に児童相談所に電話をされて息子はそのまま保護されてしまいました。 その後旦那とは離婚…私は息子に会えるようになり 私は息子の居る病院に毎日通い続け1日も早く息子を引き取れるように努力しているのですが、なかなか児童相談所は息子を返してくれません。 もう4年になります。 普通の子供だったら何年かかろうが良いかも知れませんが息子は重度の障害があります。いつ何が起きるかわかりません。 そんな事を一生懸命児童相談所に訴えているのですがなかなかかわかってくれません。 こういう相談って何処に行けば乗ってもらえますか？ 誰か知っていたら教えて頂きたいです。 ホントに毎日悩んでいます。 宜しくお願いします

このご相談、本当に辛い状況にあることが伝わってきます。重度障害児のお子さんを持つ親御さんにとって、児童相談所とのやり取りは、想像を絶するストレスと不安を抱えるものだと思います。4年間も息子さんと離れて暮らしていらっしゃる状況、そして、その間にご自身の心身への負担も計り知れません。

まず、結論から申し上げますと、児童相談所対応に苦慮されている場合、弁護士や専門の相談機関への相談が非常に重要です。 一人で抱え込まず、専門家の力を借りることが、状況打開の大きな一歩となります。

ケーススタディ：4年間の闘いと、専門家介入による解決

類似のケースとして、重度知的障害を持つお子さんを持つAさん（仮名）の事例があります。Aさんも、ご自身の事情から一時的に子どもを預けた際に、児童相談所に通報され、子どもと離れ離れになる事態に陥りました。Aさんは当初、児童相談所の対応に戸惑い、一人で解決しようとしましたが、状況は一向に改善しませんでした。しかし、その後、弁護士に相談したことで、Aさんの状況を正確に把握し、児童相談所との交渉、必要な書類作成、そして適切な主張を行うことができました。その結果、約1年半の努力を経て、Aさんはお子さんと再会することができました。

Aさんのケースが示すように、専門家の介入は、単なる法的アドバイスにとどまりません。専門家は、親御さんの状況を客観的に分析し、児童相談所との交渉戦略を立て、必要な書類作成をサポートし、精神的な支えにもなります。

児童相談所対応における具体的なステップ

• 弁護士への相談： 弁護士は、児童相談所との交渉、裁判手続き、必要な書類作成などをサポートします。専門的な知識と経験に基づいたアドバイスを受けられるため、非常に有効です。
• 専門相談機関への相談： 障害児を持つ親御さんを支援するNPO法人や、弁護士会などの相談窓口があります。これらの機関では、法的アドバイスだけでなく、心理的なサポートや、生活上の困り事への支援も受けられます。例えば、地域によっては、障害児支援センターや、発達障害支援センターなどが存在します。そちらに相談してみるのも良いでしょう。
• 記録の整理： 児童相談所とのやり取り、医師の診断書、お子さんの状況を説明する資料などを整理しておくことは非常に重要です。これらの資料は、弁護士や相談機関に相談する際に役立ちます。
• 証拠の収集： お子さんの状況を客観的に示す証拠（写真、動画、医師の診断書など）を収集し、児童相談所に提出することで、状況をより正確に伝えられます。
• 冷静なコミュニケーション： 児童相談所職員とのコミュニケーションにおいては、感情的になることなく、冷静に事実を伝え、お子さんの状況を説明することが重要です。

どこに相談すれば良いのか？

具体的な相談窓口としては、以下の機関が挙げられます。

• お住まいの地域の弁護士会：弁護士紹介サービスなどを利用できます。
• お住まいの地域の法律相談センター：低料金で法律相談を受けられる場合があります。
• NPO法人など、障害児支援団体：専門的な知識や経験を持つ相談員がいます。
• 都道府県、市町村の福祉事務所：児童相談所への対応に関する相談も可能です。

重度障害児の特性を理解してもらうためのポイント

児童相談所は、お子さんの安全と福祉を最優先事項として対応します。しかし、重度障害児の特性を十分に理解していない場合もあります。そのため、お子さんの障害の特性、必要なケア、そして、ご自身がどのような状況で、どのような支援を必要としているのかを、具体的に説明することが重要です。

例えば、お子さんの医療的な状況、日常生活におけるサポート内容、将来的な展望などを明確に示すことで、児童相談所職員の理解を深めることができます。医師の診断書や、専門機関からの意見書などを提出することも有効です。

自己診断チェックリスト：あなたの状況は大丈夫？

以下のチェックリストで、あなたの状況を改めて確認してみましょう。

• □ 児童相談所との連絡を記録しているか
• □ 医師の診断書や、専門機関からの意見書を持っているか
• □ 弁護士や専門機関への相談を検討しているか
• □ お子さんの状況を客観的に説明できる資料を準備しているか
• □ 周囲のサポート体制を確保できているか

もし、多くの項目にチェックが入っていない場合は、早急に専門機関への相談を検討することをお勧めします。

まとめ

重度障害児を持つ親御さんの苦悩は計り知れません。しかし、一人で抱え込まず、専門家の力を借りることで、状況は必ず改善します。弁護士や専門相談機関への相談は、決して恥ずかしいことではありません。勇気を出して一歩踏み出すことで、お子さんと再会できる可能性が高まります。どうか、諦めずに、専門家の力を借りてください。

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