妊娠中の介護士、職場での辛さと葛藤…どうすれば？専門家からのアドバイス

現在妊娠7カ月の妊婦です。デイサービスで介護士として働いているのですが、本日悲しくなる事があり、書込みさせて頂きます。職員の方にはありがたい事に理解して頂き、入浴と移乗を免除して頂いてます。ですが、動きが遅いやお腹がでてないや、何かにつけて妊婦やからかや、他の職員は動き早いのに、、みんな思ってるよなど、ぐさぐさと利用者様に言われてしまいへこんでしまいました。妊婦だから落ち込みやすくなってるのもあると思いますが、実際体力も落ちましたし、お腹は分かりにくいですが20センチほど大きくなって辛くなってきてるので、このまま仕事を続けても迷惑なんじゃと思い始めました。利用者様は誰に対しても攻撃的な方ですので、あまり気にせず頑張れる所まで頑張ればいいと思うのですが、周りに迷惑をかけているのは事実で、フォローして頂いてる事に申し訳なさと、でもやっぱりこの仕事が好きって気持ちとあります。潔く辞めるか続けるか、ご助言頂ければ嬉しいです。冷やかし等は受け付けておりません

妊娠7ヶ月、介護士として働きながら、利用者様からの辛辣な言葉や、自身の体力低下に悩む…本当につらい状況ですね。この状況、多くの介護職の妊婦さんが経験する葛藤だと思います。 「辞めるべきか、続けるべきか」という大きな選択の前に、まずは現状を整理し、あなた自身の気持ちと体の状態を優先して考えていきましょう。

１．現状分析：あなたの気持ちと体の状態

まず、あなたの現在の状況を整理してみましょう。あなたは、

• 仕事への情熱：介護の仕事が好きという気持ちがある
• 体力的な負担：妊娠による体力低下、身体的負担の増加
• 精神的な負担：利用者様からの辛辣な言葉による精神的ストレス
• 職場環境：同僚のサポートはあるものの、利用者様からの言葉が辛い

これらの要素が複雑に絡み合い、今の苦悩につながっていると考えられます。 妊娠中はホルモンバランスの変化により、感情の起伏が大きくなりがちです。 身体的にも負担が増えるため、仕事へのモチベーションが低下するのは当然のことです。 自分を責める必要はありません。

２．選択肢の検討：辞める？続ける？

選択肢は大きく分けて「辞める」「続ける」の2つですが、それぞれにメリット・デメリットがあります。

A．辞める場合

• メリット：身体と心の負担を軽減できる。産休・育休取得の準備に専念できる。新たなキャリアプランを考える時間を持つことができる。
• デメリット：好きな仕事を失う。収入が減る可能性がある。キャリアにブランクができる可能性がある。今後のキャリアプランに不安を感じる可能性がある。

B．続ける場合

• メリット：好きな仕事を続けられる。収入を得られる。職場の人間関係を維持できる。キャリアにブランクができない。
• デメリット：身体的・精神的な負担が続く可能性がある。妊娠・出産による体調不良で、仕事に支障をきたす可能性がある。利用者様や同僚に迷惑をかける可能性がある。

３．具体的な解決策：あなたに合った選択をするために

どちらの選択肢を選ぶにしても、いくつかのステップを踏むことで、より良い決断ができます。

ステップ１：職場への相談

まず、あなたの状況を上司や同僚に改めて相談してみましょう。 具体的な困りごと（利用者様からの言葉、身体的負担）を伝え、サポートを依頼することが重要です。 例えば、

• 利用者様との接し方に関するアドバイス
• 業務の軽減、分担
• 休憩時間の確保
• 妊娠中の配慮に関する社内規定の確認

などを相談することで、状況が改善する可能性があります。 職場環境によっては、産休・育休取得に関する相談も必要です。 積極的にコミュニケーションを取り、サポート体制を整えることが大切です。

ステップ２：専門機関への相談

職場への相談に加え、専門機関への相談も検討しましょう。 例えば、

• 産業医：妊娠中の労働に関する相談、健康管理のアドバイス
• ハローワーク：雇用保険、育児休業に関する情報
• 保健師：妊娠・出産に関する相談、健康相談
• 信頼できる友人・家族：相談相手として心の支えになる存在

これらの機関を利用することで、客観的な視点や具体的なアドバイスを得ることができます。 一人で抱え込まず、周囲の力を借りることが大切です。

ステップ３：自分自身のケア

妊娠中は、心身ともにケアすることが重要です。

• 十分な睡眠と休息
• バランスの良い食事
• 適度な運動（医師と相談の上）
• ストレス軽減のための工夫（趣味、リラックス方法など）

これらのケアを心がけることで、仕事へのモチベーションを維持しやすくなります。 また、マタニティヨガや産後ケアの情報収集も役立ちます。

４．成功事例：他の介護士さんの経験から学ぶ

私のキャリア支援の経験から、多くの介護士さんが妊娠・出産を機に、キャリアの転換を図っています。 中には、職場環境の改善を働きかけ、産休・育休を経て職場復帰を果たした方もいます。 また、パートタイム勤務への変更や、別の介護施設への転職を選択した方もいます。 それぞれの状況に合わせて、最適な方法を選択することが重要です。

５．結論：あなたにとって最善の選択を

妊娠中の介護士としての仕事は、体力面・精神面ともに大きな負担がかかります。 しかし、あなたは「この仕事が好き」という気持ちも持っています。 この葛藤を解決するために、まずは職場への相談、専門機関への相談、そして自分自身のケアを徹底しましょう。 そして、得られた情報と自身の気持ち、体の状態を総合的に判断し、あなたにとって最善の選択をしてください。 焦らず、じっくりと時間をかけて考えてみてください。

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