デイサービス相談員からキャリアチェンジ！行政書士・社労士の道は？福祉への想いと現実の狭間で

デイサービスに相談員として勤めている者です。最近、今後の進路について真剣に悩んでおります。 現場の兼務をしながら相談員をしておりますが、現場と上司との考えとの板挟みになっております。 私のデイサービスに適さない利用者でも、上司は経営面も踏まえて利用の継続を考えているのですが、現場も兼務している私のもとに現場の職員がブツブツと文句を言ってきます。 現場も兼務する私としては、現場の気持ちもよく分かりますし、なるべくならうちのデイサービスに適さない利用者は断ってほしいところではありますが、上司は紹介してくれたケアマネを忖度して断れないようです。断るものなら、次は紹介してくれなくなると。 しかし、私の考えとしては、私のデイサービスで利用できない利用者は、利用できないとケアマネに伝えるべきだと思っています。場合によっては事故につながる恐れもあり、結果的に利用者の為、今後の会社の為でもあると思っているからです。 上司は悪い人ではないのですが、ハッキリ言って頼りありません。面倒くさい事はおざなりにしてしまう傾向の人で、一緒に仕事をしていてがっかりすることがあります。 数年前にケアマネも取得しており、一度はケアマネをやってみたいという思いと、現在の相談員経験を踏まえて社会福祉士を目指しておりました。が、最近、福祉の仕事が嫌になってきた自分に気付きました。 実は今年、行政書士の試験を受ける予定で、もし行政書士試験に合格できたら、次は社労士を目指そうか考えるようにもなりました。 主観ではありますが、社会福祉士試験と社労士試験を比較すると、かなりの差がある事も存じております。それでも社労士を取得したいと考えるようになったのは、現在の介護現場の労働環境の酷さから経験を踏まえてなんとかできないかという思いもあります。 限られた介護報酬の中、給料として職員に支払う賃金も限りあるのも存じております。しかし、サービス残業が多い介護現場の中で、職員が自分たちの権利を主張できず、今のままではますます酷くなっていくのが目に見えています。 介護現場の労働環境の改善を訴える社会福祉士というのは聞いたことがありませんが、やはり労働環境の改善などのアドバイス的な立場の士業としては、社労士になるのでしょうか？

デイサービス相談員として働きながら、将来のキャリアに悩むあなた。現場と上司の板挟み、厳しい労働環境、そして福祉への想いと現実のギャップ…多くの葛藤を抱えていることと思います。ケアマネジャーの資格を持ち、社会福祉士を目指していた過去、そして行政書士試験受験、さらには社労士への関心…様々な選択肢が頭を巡っているのではないでしょうか。この記事では、あなたの状況を踏まえ、行政書士、社労士、そして社会福祉士それぞれのメリット・デメリットを比較検討し、最適なキャリアパスを探るお手伝いをいたします。

現状分析：あなたの置かれている状況と課題

あなたは、デイサービスの相談員として、現場の職員と上司の板挟みになっています。利用者の受け入れに関する判断で、現場の意見と上司の指示が食い違い、葛藤を感じている状況です。さらに、介護現場の厳しい労働環境、サービス残業、職員の権利意識の低さといった問題にも直面し、その改善に強い関心を抱いています。社会福祉士の資格取得も検討していましたが、福祉への情熱が薄れつつある現状も認識しています。行政書士試験を受験予定で、合格後は社労士を目指そうと考えているとのこと。これらの状況から、あなたの抱える課題は大きく分けて以下の３つに分類できます。

• 職場環境の課題：上司との意見の相違、現場職員からの不満、サービス残業、労働環境の悪化。
• キャリアの課題：福祉への情熱の低下、社会福祉士、行政書士、社労士といった複数の選択肢の存在、それぞれの資格のメリット・デメリットの不明瞭さ。
• 社会貢献への課題：介護現場の労働環境改善への強い関心、自身の経験を活かした社会貢献への意欲。

選択肢の比較検討：行政書士、社労士、社会福祉士

あなたのキャリアパスとして考えられる行政書士、社労士、社会福祉士のそれぞれについて、メリット・デメリットを比較検討してみましょう。それぞれの資格の特性を理解することで、あなたにとって最適な選択肢が見えてきます。

行政書士

• メリット：比較的取得しやすい資格、幅広い業務が可能、独立開業しやすい、収入アップの可能性が高い。
• デメリット：専門知識の継続的な学習が必要、顧客獲得に努力が必要、初期投資が必要な場合もある。

社会保険労務士（社労士）

• メリット：労働問題に特化した専門家、企業からの需要が高い、高収入が見込める、介護現場の労働環境改善に直接貢献できる可能性が高い。
• デメリット：試験難易度が高い、専門知識の深い理解が必要、継続的な学習が必要。

社会福祉士

• メリット：福祉現場での専門的な知識・スキルを活かせる、利用者の支援に直接関われる、やりがいのある仕事。
• デメリット：労働環境の厳しさ、低賃金、精神的な負担が大きい場合もある、直接的な労働環境改善への影響は限定的。

表面的には、社労士があなたの抱える問題への解決策として最も適切に見えるかもしれません。しかし、行政書士の資格取得を既に予定していること、そして、福祉への想いが薄れつつあるという現状も考慮する必要があります。それぞれの資格の特性を理解し、あなたの能力、興味、価値観を総合的に判断することが重要です。

具体的なアドバイス：あなたのキャリアパス設計

まず、今年受験予定の行政書士試験に集中しましょう。合格後は、行政書士としての経験を積む中で、社労士の資格取得を検討することが現実的です。行政書士としての業務を通じて、幅広い法律知識を習得し、企業法務や労働問題に関する知識を深めることができます。この経験は、将来社労士試験に挑戦する際に大きなアドバンテージとなります。また、行政書士として独立開業することで、自身のペースで働き、収入もアップさせる可能性があります。

社労士の資格取得を目指す際には、介護現場の労働環境改善に焦点を当てた専門性を磨くことを意識しましょう。介護事業所をクライアントとして、労働時間管理、賃金計算、労災対応など、現場の課題解決に貢献することで、社会貢献と自身のキャリアアップを両立させることができます。さらに、得た経験や知識を活かし、介護現場の労働環境改善に関する啓発活動やセミナー開催なども検討できます。

一方、福祉への情熱が薄れつつあるという現状も踏まえ、必ずしも社会福祉士を目指す必要はありません。あなたの経験と能力を活かせる他の選択肢も検討してみましょう。例えば、介護業界の人材育成に携わる仕事や、介護関連のコンサルティングなども考えられます。

成功事例：キャリアチェンジを実現した先輩たち

実際に、介護現場からキャリアチェンジを果たし、成功している人々の事例を紹介します。あるケアマネジャーは、社労士資格を取得後、介護事業所の労務管理コンサルタントとして独立し、多くの事業所の労働環境改善に貢献しています。また、別の相談員は、行政書士資格を取得後、介護関連の書類作成業務を専門に請け負い、安定した収入を得ています。これらの事例は、あなたのキャリアパスを考える上で参考になるでしょう。

まとめ：あなたの未来はあなたの手で

デイサービス相談員としての経験、ケアマネジャーとしての知識、そして行政書士、社労士への関心…あなたは多くの強みを持っています。これらの強みを活かし、あなたの価値観や目標に合ったキャリアパスを選択することが重要です。焦らず、一歩ずつ着実に進んでいきましょう。行政書士試験合格を第一歩として、将来のキャリアプランを着実に実行していくことで、あなた自身の幸せと社会への貢献を両立できるはずです。

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