87歳母の介護問題！たらい回し状態から抜け出す方法｜長男の葛藤と解決策

姉弟で母（87歳）を誰も面倒を見ないと言ってたらい回し状態。数年前父に先立たれ母は元気で食べる事も買い物も、掃除も自分で出来ます。私、長男で末っ子ですが、以前、両親と同居してましたが、母はワガママな人間で、妻はそのストレスが原因で重いストレスを抱え体が弱り、インシュリンが必要なほどの糖尿病になり、片耳も全く聞こえなくなる病気になりました。妻の病気が原因で10年前に私達は両親と別居する事になりました。姉弟は姉２人は、今母は元気ですが寝込む事になったら母の面倒を見る事をお前が長男だから長男が親を見るのは当たり前だと、たらい回し状態です。今度母を引き取ったら、妻の身体が心配で、将来は施設に入って貰おうと思って居ますが、その費用も私に全部出させるつもりです。皆さんの意見を聞きたいです。私も交通事故（自損事故）を起こし、13級の障害者になり、思ったように仕事が出来ず、経済的のもひんぱくし、自分たちの事で精いっぱいなのです。

ケーススタディ：長男の苦悩と家族間の介護問題

あなたは、87歳の母親の介護問題に直面する長男です。母親は現在元気ですが、姉2人は介護を拒否し、あなたに責任を押し付けてきます。あなたは交通事故による障害を抱え、経済的にも苦しい状況です。さらに、以前の同居生活で、母親のワガママによって妻が重病を患ったという辛い経験も抱えています。この状況下で、あなたはどのようにこの問題に対処すべきでしょうか？

このケースは、高齢者の介護問題、家族間の役割分担、経済的な負担、そして過去のトラウマなど、多くの複雑な要素が絡み合っています。単に「長男だから」という理由で責任を負わされるべきではありません。まずは、ご自身の状況を客観的に把握し、冷静に解決策を探ることが重要です。

まず、あなたの現状を整理しましょう。あなたは13級の障害者であり、経済的に余裕がない状況です。これは、介護を担う上で大きな制約となります。妻の健康状態も考慮しなければなりません。彼女の健康を悪化させるような負担は避けなければなりません。これらの点を姉たちに明確に伝え、理解を求める必要があります。

次に、姉たちとのコミュニケーションを改善しましょう。これまでの話し合いが喧嘩に終わっているとのことですが、それはコミュニケーションの仕方に問題がある可能性があります。感情的な言葉ではなく、事実を淡々と伝え、あなたの立場や限界を明確に説明する必要があります。弁護士などの専門家の協力を得ながら、冷静に話し合う場を設けることをお勧めします。具体的な介護プランを示し、費用負担についても明確に提示することで、姉たちの理解を得られるかもしれません。

もし、話し合いがうまくいかない場合は、法的な手段も検討する必要があります。成年後見制度を利用したり、遺産分割協議で介護費用負担について合意を得るなど、様々な選択肢があります。弁護士に相談し、適切な法的措置を検討しましょう。

そして、母への介護方法を検討しましょう。現在の状況では、在宅介護は難しいかもしれません。将来的な施設入居を検討することは現実的な選択肢です。施設の種類や費用、手続きなど、事前にしっかりと調べておくことが重要です。介護サービスの利用や、ケアマネージャーへの相談も有効です。

成功事例として、兄弟姉妹で介護費用を分担する合意を弁護士を介して文書化し、トラブルを回避したケースがあります。また、親の財産状況を把握し、相続対策を事前に検討することで、将来的な介護費用負担を軽減できた事例もあります。

専門家の視点：弁護士からのアドバイス

弁護士の立場から見ると、このケースは、家族間の合意形成が最も重要なポイントです。しかし、合意形成が困難な場合は、法的な手段も視野に入れる必要があります。具体的には、以下の３つの選択肢が考えられます。

• 成年後見制度の利用：判断能力が低下した母のために、後見人を選任し、母の財産管理や介護に関する意思決定を支援してもらう制度です。
• 遺産分割協議：母の遺産分割協議において、介護費用負担について合意を得ることを目指します。弁護士が介入することで、公平な合意形成をサポートできます。
• 訴訟：話し合いが全くまとまらない場合、最終手段として訴訟を検討する必要があります。しかし、訴訟は時間と費用がかかるため、慎重な判断が必要です。

いずれの場合も、弁護士に相談することで、法的リスクを軽減し、最適な解決策を見つけることができます。まずは、弁護士に相談し、現状を説明し、適切なアドバイスを受けることを強くお勧めします。

具体的なアドバイス：ステップバイステップで解決へ

1. **現状の把握:** あなた自身の経済状況、健康状態、妻の健康状態を正確に把握します。
2. **姉たちとのコミュニケーション:** 冷静に、あなたの立場と限界を明確に伝えましょう。記録を残すことも重要です。
3. **専門家への相談:** 弁護士、ケアマネージャー、社会福祉士などに相談し、法的、経済的、介護面からのアドバイスを受けましょう。
4. **介護プランの作成:** 母の介護方法、費用、将来的な施設入居などを含めた具体的なプランを作成します。
5. **合意形成への努力:** 姉たちと何度も話し合い、合意形成を目指します。
6. **法的手段の検討:** 合意形成が困難な場合は、成年後見制度、遺産分割協議、訴訟などの法的手段を検討します。

まとめ

87歳母の介護問題、たらい回し状態からの脱出は、容易ではありません。しかし、冷静な判断と具体的な行動によって、解決への道筋を見つけることは可能です。ご自身の状況を整理し、専門家の力を借りながら、一歩ずつ問題解決に取り組んでいきましょう。 大切なのは、あなたの権利と健康を守る事です。 姉たちとの関係修復は難しいかもしれませんが、まずはあなたの健康と経済的な安定を確保することが最優先です。

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