脳梗塞再発と人工膝関節手術後の急死…未解明の疑問と、未来への備え

私の腑に落ちない話なのですが、何か私に出来る事があるのかをご教授頂ける方がいましたらよろしくお願いします。 私の母は、約3年前脳梗塞で左麻痺と失語症(言語障害)になり、その後再び２ 回目が起こり、リハビリの再出発となりました。 リハビリは頑張っていましたが、変形性膝関節症の為、脳神経外科専門の病院にある特別外来(整形外科ひざ専門)の先生に診てもらい今年2月に母は決意をし膝に人工関節を入れるの手術を受けることにしました。 入院は最長で1ヶ月半と言われ、術後の入院中もリハビリを頑張っておりました。 1ヶ月半がたった頃、病院からいつでも退院出来ますよと言われ退院日を次の日曜日に決め、「そしたらまたくるね、バイバイ」と言ったその翌朝、異変に気付いてくれた同室の人が看護師を呼んでくれた時には嘔吐して意識がなく瞳孔も反応無しの状態だったそうで、母は脳幹血腫の為、私達に見守られながら空へ旅立って行きました。 何故こんな事になってしまったのか。 病状説明時に予兆はなかったのかと病院に尋ねると 突発的に起きたので予兆はないです。と言われました。 病院からは膝の手術で入院したのにこのような結果になってしまった事、とても残念で申し訳ないです。と言われました。 そこで私が引っ掛かったのは、 脳神経外科専門の病院で整形外科の手術をし、退院日も決まっていたにも関わらず、 脳梗塞再発のリスクもあった母がこのような結果になってしまった事に、本当に予兆がなかったのかの疑問が浮かびました。 このような事が経験のある方は理解出来ると思いますが、私には理解できずにまだ腑に落ちておりません。 予兆はないという言葉を理解出来る方、どなたかいらっしゃいましたらお教えいただけませんでしょうか？ 私に母の為に祈ること以外にできる事はないでしょうか？ 言葉足らずな部分がありましたら申し訳ございません。 よろしくお願い致します。

ご母堂様の突然の逝去、心よりお悔やみ申し上げます。ご心中お察しいたします。脳梗塞の後遺症を抱えながら人工膝関節手術を受けられたご母堂様、そしてその後の突然の逝去…ご質問にある「予兆はなかったのか？」という疑問は、ご家族として当然抱かれる感情です。医療現場の専門家として、この複雑な状況について、いくつかの視点から解説させていただきます。

ケーススタディ：脳梗塞再発と手術後のリスク

まず、ご母堂様のケースは、脳梗塞の既往歴、人工膝関節手術、そして脳幹血腫による急死という複数の要因が絡み合っています。脳梗塞は再発リスクの高い疾患であり、手術によるストレスや体への負担が再発の引き金となる可能性は否定できません。しかし、「予兆がない」という病院の説明は、必ずしも不誠実なものではありません。

脳幹血腫は、脳幹に出血が起こる非常に危険な状態です。多くの場合、発症は急速で、前兆症状が乏しいのが特徴です。激しい頭痛や意識障害などの症状が出る場合もありますが、ごく短時間で重篤な状態に陥るケースも少なくありません。そのため、たとえ医療従事者が綿密な観察を行っていても、予兆を捉えられない可能性があるのです。特に、高齢者や基礎疾患を持つ患者さんにおいては、予兆が分かりにくいケースが多いと言えます。

重要なのは、医療側の説明を鵜呑みにせず、疑問点を明確に伝えることです。　医療記録の開示を請求し、手術前後の経過や、急変時の対応について詳しく確認することをお勧めします。もし、医療ミスや適切な対応の遅れがあったと判断される場合は、医療訴訟も選択肢の一つとなります。弁護士に相談し、専門家の意見を聞くことが重要です。

専門家の視点：医療現場の限界と患者の権利

医療現場は、常に完璧な対応を保証できるわけではありません。特に、高齢者や複数の疾患を持つ患者さんの治療においては、予期せぬ事態が起こるリスクは常に存在します。医療従事者は最善を尽くしますが、人間の限界を超える事態も起こり得ることを理解する必要があります。

しかし、医療側の限界があるからといって、患者やその家族が疑問を抱くことを諦める必要はありません。患者には、医療情報へのアクセス権や、医療行為に対する説明を受ける権利があります。　ご自身の疑問を明確に伝え、納得できる説明を受けるまで医療機関と対話をすることが重要です。医療機関とのコミュニケーションがうまくいかない場合は、医療相談窓口や患者団体に相談してみるのも良いでしょう。

具体的なアドバイス：未来への備え

残念ながら、過去を変えることはできません。しかし、この経験から学ぶべきことは多くあります。ご母堂様のケースから、以下のような点を学ぶことができます。

• 定期的な健康診断の重要性：　脳梗塞やその他の疾患のリスクを早期に発見し、適切な治療を受けることが重要です。
• セカンドオピニオンの活用：　重要な治療を受ける際には、複数の医師の意見を聞き、治療方針を検討することが大切です。
• 医療情報へのアクセスと理解：　自分の病気や治療について、正確な情報を理解し、医師と積極的にコミュニケーションをとる必要があります。
• 医療機関との信頼関係構築：　信頼できる医療機関を選び、医師との良好な関係を築くことが、安心できる医療を受ける上で重要です。
• 終末期医療に関する事前相談：　ご自身の希望を明確にしておくことで、家族の負担を軽減し、より良い終末期を迎えることができます。

比較検討：医療機関の選び方

今回のケースでは、脳神経外科専門病院で整形外科手術が行われた点が、疑問の要因の一つとなっている可能性があります。専門性の高い医療機関を選択することは重要ですが、複数の専門分野をカバーできる医療機関を選ぶ、あるいは連携体制の整った医療機関を選ぶことも重要な検討事項です。 手術を受ける際には、担当医の経験や実績、病院の設備、そして何より、医師とのコミュニケーションを重視して医療機関を選ぶことをお勧めします。

また、ご自身の健康状態を常に把握し、定期的な健康診断を受けることで、早期発見・早期治療につながります。 特に、脳梗塞などのリスクが高い方は、定期的な検査を怠らないようにしましょう。

自己診断チェックリスト：ご自身の健康管理

以下は、ご自身の健康管理を見直すためのチェックリストです。一つでも当てはまる項目があれば、医療機関への受診を検討しましょう。

• □　定期的な健康診断を受けていない
• □　高血圧、糖尿病、高脂血症などの基礎疾患がある
• □　喫煙、飲酒などの生活習慣に問題がある
• □　運動不足である
• □　ストレスを感じやすい
• □　家族に脳血管疾患の既往歴がある

ご母堂様のご冥福をお祈りいたします。そして、この辛い経験を乗り越え、未来に向けて前向きに進んでいけるよう願っております。

まとめ

ご母堂様のケースは、医療の限界と、患者側の権利意識の重要性を改めて示す事例です。医療機関との積極的なコミュニケーション、そしてご自身の健康管理への意識を高めることで、将来起こりうるリスクを最小限に抑えることができます。 この経験を、より良い未来への糧としてください。

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