高齢者の終末期医療を担う病院の種類とは？～実体験に基づく解説と転職コンサルタントの視点～

「総合病院でも、「○○型病院」と、分ける言い方もあった」と、思います。去年の１月に、７５歳で亡くなった、お袋（母親）。「約１３年前の５月、持病の高血圧を拗らせて、脳内出血で倒れて、身体障害者にならざるを得ない程、後遺症が出て、約１年は病院に入院して退院し、週平均で宿泊含めて４日間は、リハビリに通ってた。これが、約８年位前の９月に、十二指腸潰瘍で倒れて、同じ病院に再入院として、約３ヶ月入院で治療を受けた。しかし「介護保険の関係等から、入院し続けるのは、難しいらしい」との事から、その年の１２月下旬に、紹介先の介護施設へ変わって、約４年生活した所が、約３年前の３月に胃潰瘍を発症して、その介護施設の運営母体の総合病院へ、再々入院し手術を受けて、約１年ばかり入院で療養してた。しかし、その病院でも「介護保険の関係等から、入院し続けるのは、難しいらしい」との事から、別の運営母体の別の総合病院へ再々転院して、去年に亡くなる迄の約２年間、療養する」体制で、生活してました。質問したいのは、「お袋が、再々転院して、去年亡くなる迄の約２年間、療養してた総合病院」と、なります。お袋が亡くなって、家族葬（密葬）により葬儀が終わってから、約１ヶ月後、２月下旬のある日の夕方。息子として私（４５歳）、お袋と年代は同じで、親戚の伯母さんと同格である、お袋側の１人の女性の知合い（通称は伯母さん）と、久々に会って、挨拶のついでに「お袋、隣の市の○△会病院で入院してたが、１月２１日の深夜に亡くなって、翌々日の１月２３日に、葬式は終わった」旨を、訃報として知らせた所、この女性の知合いから…？「○△会病院は、私らの年代の患者さん、それも治らない病気で、入院する患者さんが多くて、亡くなる患者さんも、結構多いんよ…」的な内容で、聞きました。私自身も、同じ様な病院が地元に複数あるのは、詳しくで無いが、何回か聞いてたので「伯母さんが、言ってる話は、本当だわ」と、思いました。ただ「高齢者且つ、治らない病気の患者さんメインによる、総合病院だと、何々型病院」とも、良く聞きますが、何と言う種類の総合病院か、どうしても分かりません。そこで、質問したいのは…？「お袋が、再々転院して、約２年後に亡くなった、高齢者メインで、治らない病気の患者さんメインによる、総合病院。種類の意味で言えばなら、何と言う病院と、思われるか？」に、なります。

高齢者医療に特化した病院の種類について

ご相談ありがとうございます。ご母親様の最期を看取った病院の種類について、ご心配されているお気持ち、よく分かります。 ご質問にある「高齢者且つ、治らない病気の患者さんメインによる総合病院」は、一般的に「療養型病院」や「回復期リハビリテーション病棟のある病院」、場合によっては「緩和ケア病棟のある病院」に該当する可能性が高いです。 これらの病院は、急性期治療を終えた後の患者さんを受け入れ、長期的な療養やリハビリテーション、そして終末期のケアを提供することに特化しています。

まず、ご質問の文脈から、お亡くなりになった病院が「○△会病院」という名称であること、そして「私らの年代（高齢者）の患者さん、それも治らない病気で、入院する患者さんが多くて、亡くなる患者さんも、結構多い」という証言から、急性期治療を目的とした病院ではないことは明らかです。急性期治療は、病気や怪我の治療を最優先し、比較的短期間の入院を想定しています。

療養型病院の特徴と役割

療養型病院は、主に慢性疾患や高齢者の長期的な療養を目的としています。急性期治療が終了し、自宅退院は難しいものの、高度な医療介入は必要ない患者さんが対象となります。 リハビリテーションや医療的ケアを通じて、患者さんの生活の質（QOL）の向上を目指しています。 そのため、ご母親様が転院を繰り返された背景にも、介護保険制度との関係性や、療養型病院の役割が深く関わっていると考えられます。

具体的には、以下のような特徴があります。

• 比較的穏やかな医療環境
• 長期入院に対応した体制
• 医療と介護の連携
• リハビリテーションの提供（場合による）
• 終末期ケアへの対応

回復期リハビリテーション病棟のある病院

脳血管障害や骨折など、急性期治療後、機能回復を目的とした集中的なリハビリテーションが必要な患者さんを受け入れるのが回復期リハビリテーション病棟です。 ご母親様の脳内出血の後遺症や、その他の疾患からの回復過程において、このタイプの病棟での治療・リハビリを受けていた可能性も高いです。 回復期リハビリテーションは、早期の社会復帰を目指し、集中的なリハビリテーションを提供することで、患者さんの機能回復を促進します。

緩和ケア病棟のある病院

緩和ケア病棟は、がんやその他の難治性疾患の患者さんに対し、身体的、精神的、社会的な苦痛を軽減することを目的とした専門的な医療を提供します。 ご母親様の病状によっては、終末期において緩和ケアを受けていた可能性も考えられます。 緩和ケアは、延命治療を目的とするものではなく、患者さんの尊厳を保ちながら、最期の時を穏やかに過ごすためのサポートを提供します。

転職コンサルタントとしての視点：高齢者医療の現場

私は転職コンサルタントとして、多くの医療従事者の方々と接してきました。高齢化社会の進展に伴い、療養型病院や回復期リハビリテーション病棟、緩和ケア病棟といった高齢者医療に特化した施設の需要はますます高まっています。 これらの施設では、患者さんの生活の質（QOL）を重視したケアが求められ、医療従事者には高いコミュニケーション能力や共感力、そして専門的な知識・スキルが求められます。

もし、医療業界でのキャリアを考えている方がいらっしゃれば、高齢者医療はやりがいのある分野です。 患者さんやご家族と深く関わり、支えることで、大きな達成感を得られるでしょう。 しかし、高齢者のケアは肉体的にも精神的にも負担が大きい場合もあります。 自身のキャリアプランと、自身の強みや弱みをよく理解した上で、最適な職場を選択することが重要です。

具体的なアドバイス：今後の対応

ご母親様の病院選びについて、ご自身で疑問を持たれたことは素晴らしいことです。 病院を選ぶ際には、医療設備や医師の専門性だけでなく、看護師や介護士の対応、病院の雰囲気なども重要です。 もし、今後ご自身が医療機関を利用する際、またはご家族の介護に関わる際には、以下の点を参考に病院を選んでみてください。

• 病院の理念や方針を確認する：ホームページやパンフレットなどで、病院の理念や方針を確認し、自分の価値観と合致するかどうかを確認しましょう。
• 医師や看護師とのコミュニケーション：医師や看護師と積極的にコミュニケーションを取り、疑問点や不安を解消しましょう。 説明が分かりやすく、親身になって対応してくれる病院を選ぶことが大切です。
• 患者の声や口コミを確認する：インターネット上の口コミサイトなどで、患者の声や口コミを確認し、病院の評判を確認しましょう。
• 病院の見学：可能であれば、病院の見学を行い、実際に病院の雰囲気や設備を確認しましょう。

まとめ

ご母親様が亡くなられた病院は、高齢者医療に特化した病院、特に療養型病院の可能性が高いと考えられます。 「○△会病院」という名称から、特定の医療法人などが運営する病院である可能性も推測できます。 高齢化社会において、高齢者の終末期医療を担う病院の役割はますます重要になっています。 ご自身の経験を通して、高齢者医療への理解を深めていただければ幸いです。

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