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介護職の悩み:好きな利用者だけを介護する後輩への対応

介護職の悩み:好きな利用者だけを介護する後輩への対応

好きな利用者しか介護しない後輩。タイトル通りです。介護職をしています。私の職場には常時100人ぐらいの利用者がいて、要支援から寝たきりの方まで様々です。問題の後輩は着任したときから少し変わっていて、まず初日には前の管理者(後輩が面接した管理者が異動になり着任した日には管理者が変わっていた)じゃないといいだし、新しい管理者がケアマネを持っていないことを指摘して、頼りないと言い出しました。それから、新人とは思えないほどふてぶてしくなり上記のようなことをしだしました。後輩が好きな利用者は、手のかからない人か寝たきりの人です。しかも寝たきりの人もオムツ交換はしません。しかしうちの利用者は他にもたくさんいて、正直、徘徊をする人や認知症の人をみて欲しいのに、手のかからない人に付き添っていたり、忙しいときに寝たきりの人を見守っていたりしています。注意したいのですが、必要な行為だしもし不慮の事故でも起きてしまったらそれこそ示しがつきません。上司も舐められているため、みんなその子は頭数だと思って考えないようにしています。そんなある日、私とその人がお昼に話をする機会がありました。そしてその後輩は何を思ったか私の介護を否定し嘲笑しました。そして、利用者の誰々からは信頼がないから~と言われ、私は信頼があるとか言われました。私はその言葉に空いた口がふさがりませんでした。その信頼があると言っている利用者は、たしかに手はかかりません。話し相手がほしくて施設に入った人で、後輩がいつも他のしなければいけないことをそっちのけで相手をしているので、その人が後輩を気に入るのも必然的なことです。さらには手のかかる人を「あのジジイ」「早く死ね」「早く死ね」「家族が可哀想」と本人達がいないことをいいことに言いたい放題言っていました。私はその話を何も言えずに言葉がありませんでした。私はどう言えば良かったのでしょうか?

ケーススタディ:介護現場における倫理とチームワークの課題

このケースは、介護現場における深刻な倫理的問題と、チームワークの崩壊を示す典型例です。後輩職員の行動は、介護の専門職として許されるものではなく、利用者への敬意、そして同僚への配慮を欠いています。単なる「好き嫌い」で利用者を選別し、介護業務を放棄することは、重大な責任放棄であり、最悪の場合、利用者の安全を脅かす可能性があります。 このケーススタディを通して、介護職における倫理的な責任、チームワークの重要性、そして適切な対応方法について考察していきます。

まず、後輩職員の行動の背景を探る必要があります。彼女はなぜ、このような行動をとるのでしょうか? 新人研修の不足、職場環境の問題、あるいは個人的な問題が影響している可能性があります。 面接時の管理者変更による不安定感、ケアマネジャー不在への不満など、職場環境への不満が彼女の行動に影響している可能性も否定できません。 しかし、どんな理由があっても、利用者への差別的な言動や業務放棄は正当化できません。

次に、上司や同僚の対応についても問題があります。上司が後輩職員を「頭数」としか考えていないという現状は、職場全体のモラル低下につながります。 これは、組織全体の責任として捉えるべきであり、適切な指導や教育体制の構築が不可欠です。 同僚であるあなたも、後輩職員の言動に何も言えずにいたことで、問題を放置し、悪化させてしまった側面があります。 これは、あなた自身の責任でもあることを認識する必要があります。

具体的な対応策:3つのステップで問題解決へ

後輩職員への対応は、以下の3つのステップで進めるべきです。

  1. 事実の記録と証拠集め: 後輩職員の不適切な言動を具体的に記録しましょう。日付、時間、場所、具体的な発言内容などを詳細に記録し、できれば証人となる同僚の証言も得ることが重要です。 これは、後々、人事部や管理職への報告、あるいは懲戒処分などの対応を行う際に必要不可欠な証拠となります。 特に、利用者に対する暴言や侮辱的な発言は、音声や映像で記録できれば、より効果的です。 ただし、プライバシー保護にも配慮する必要があります。
  2. 上司への報告と相談: 記録した事実を上司に報告し、相談しましょう。 単に「後輩が問題を起こしている」と伝えるのではなく、具体的な事実と、その影響を明確に伝えなければなりません。 例えば、「後輩の行動により、利用者Aの安全が脅かされている」「後輩の業務放棄により、他の職員の負担が増加している」といった具体的な点を指摘することが重要です。 上司が対応に消極的な場合は、人事部や管理職に直接報告することも検討すべきです。 内部通報制度を活用することも有効です。
  3. 後輩職員との直接的な話し合い: 上司への報告と並行して、後輩職員と直接話し合うことも重要です。 しかし、この段階では、感情的な対立を避けることが重要です。 「あなたの行動が、利用者や他の職員にどのような影響を与えているか」を冷静に伝え、改善を促す必要があります。 彼女の行動の背景にある問題を理解しようと努め、共感できる部分があれば共感する姿勢を示すことも重要です。 しかし、決して彼女の行動を許容するわけではありません。 改善が見られない場合は、上司や人事部への報告を改めて行う必要があります。

専門家の視点:介護現場における倫理とチームビルディング

介護現場は、高度な専門性と倫理観が求められる職場です。利用者の方々は、心身ともに脆弱な状態にあるため、介護職員には、高い倫理観と責任感、そしてチームワークが求められます。 今回のケースは、これらの要素が欠如している典型例と言えるでしょう。 専門家として、以下のような点に注意すべきだと考えます。

  • 倫理研修の徹底: 介護施設は、職員への倫理研修を定期的に実施し、利用者への敬意、プライバシー保護、そして職務倫理の重要性を再確認させる必要があります。 研修内容は、ロールプレイングやケーススタディを取り入れることで、より実践的なものにするべきです。
  • チームビルディングの強化: チームワークの強化は、職場環境の改善に不可欠です。 定期的なミーティングや研修を通して、職員間のコミュニケーションを促進し、相互理解を深める必要があります。 また、職員同士が互いに支え合うことができるような、温かい職場環境を作ることも重要です。
  • 相談窓口の設置: 職員が安心して相談できる窓口を設置することで、問題の早期発見と解決に繋がります。 相談内容は、匿名で受け付けることも検討すべきです。

成功事例:職場環境改善とチームワーク強化による問題解決

ある介護施設では、職員間のコミュニケーション不足が原因で、同様の問題が発生していました。 しかし、施設長が率先して、定期的なミーティングや懇親会を実施し、職員同士の親睦を深めることで、問題が解決しました。 また、相談窓口を設置することで、職員が安心して相談できる環境を作り、早期に問題を発見し、対応することができました。

まとめ

後輩職員の行動は許されるものではありませんが、その背景にある問題を理解し、適切な対応をすることが重要です。 上司への報告、同僚との連携、そして後輩職員との冷静な話し合いを通して、問題解決を目指しましょう。 そして、職場全体で倫理観とチームワークを強化することで、より良い介護環境を築き上げることが大切です。 介護現場は、チームで働くことが不可欠です。 一人ひとりが責任感と倫理観を持って行動することで、利用者の方々にとってより安全で安心できる環境を作ることができます。

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