介護職のイライラ解消法：新人介護士が抱える時間との闘いと心のケア

利用者に対するイライラのおさめ方について。2ヶ月目の新人介護士です。今昼、夜の食事介助で10人見ています。そのうち自力で食べられる方が6名、元気な時は自力で食べられる方が1名、他3名は完全介助なんですが、1時間内に介助を終わらせ、服薬をさせ、下膳しなければなりません。完全介助の方は1人約15分かかってしまい、口がスプーンも入らないほど開かない人はもっと時間がかかってしまいます。そうすると服薬や下膳まで手が回らず1時間を超えてしまい、他の先輩職員に迷惑をかけてしまいます。もういいよ、あとはやっとくから休憩いきな〜って言われると申し訳ない気持ちでいっぱいになります。。夜もそんな調子で、口の開きの悪い人にだんだんイライラしてきて、無理やりねじりこもうとしてしまいます。元気な時は自力で食べられる方が急に食べなくなって吐き出したり、遊んだりしているとさらにイライラしてしまって、、、それで手を出しそうになる自分が嫌になって泣きそうになります。時間がないからイライラするっていうのはわかるんですが、落ち着く方法はないものでしょうか。一度暗いことを考えるとどんどん落ちてしまうたちで。。。

2ヶ月目の新人介護士として、食事介助における時間制限と利用者への対応に苦戦されているとのこと、大変お辛い状況ですね。1時間という限られた時間の中で、10名もの利用者の方々の食事介助、服薬、下膳をこなすのは、確かに並大抵のことではありません。さらに、利用者の方々の状態によって介助時間が変動し、それがイライラの原因になっていることもよく分かります。 この状況を改善し、あなた自身の心の負担を軽減するために、具体的な解決策をステップごとに解説していきます。

1. 現状の分析と課題の明確化

まず、現状を客観的に分析してみましょう。1時間という時間制限の中で、10名の利用者への食事介助を行うことは、非常にタイトなスケジュールです。特に、完全介助が必要な利用者3名への対応に時間がかかっていることが課題だと考えられます。 それぞれの利用者にかかる時間を記録し、時間配分の改善点を洗い出してみましょう。例えば、

• 利用者A：口の開きが悪い → スプーンの種類、介助方法の見直し
• 利用者B：食事に時間がかかる → 好み、食べやすい状態への工夫
• 利用者C：吐き出す、遊ぶ → 原因の特定、対応策の検討（食事内容、環境、コミュニケーションなど）

このように、個々の利用者への対応を詳細に記録することで、時間のかかっている原因を特定し、改善策を立てることができます。 また、先輩職員に迷惑をかけているという罪悪感も抱えているようですが、これはあなた自身の責任感の高さの表れでもあります。しかし、一人で抱え込まず、積極的に先輩職員に相談し、協力を仰ぐことも重要です。 チームとして仕事を進める意識を持つことで、負担を軽減することができます。

2. 時間管理と効率化の工夫

時間管理の効率化は、イライラ軽減に直結します。以下の点を検討してみましょう。

• 準備の効率化：食事の準備、食器の準備、薬の準備を事前に済ませておくことで、介助時間を短縮できます。チームで分担できる作業は分担しましょう。
• 動線の最適化：利用者の方々の配置、食器や薬の置き場所などを工夫することで、移動時間を短縮できます。作業効率を上げるための動線設計は、介護現場では非常に重要です。
• 介助方法の改善：より効率的な介助方法を学ぶために、先輩職員に指導を仰ぎましょう。研修やマニュアルを活用するのも有効です。例えば、スプーンの持ち方、食べさせ方一つでも、熟練した職員の技術を学ぶことで、時間短縮につながります。
• 優先順位の決定：時間内に全ての介助が完了しない場合は、優先順位を明確にしましょう。緊急性の高い作業から先に取り組み、どうしても間に合わない場合は、先輩職員に相談しましょう。これは、責任感の高さゆえに抱えている問題を解決するための合理的な方法です。

3. コミュニケーションと心のケア

利用者の方々とのコミュニケーションを円滑にすることで、介助がスムーズに進み、イライラを軽減できます。

• 声かけと笑顔：利用者の方々に優しく声かけし、笑顔で接することで、安心感を与え、協調性を高めることができます。これは、介護の基本であり、時間短縮にもつながります。
• ニーズの把握：利用者の方々の好みやペースを把握し、それに合わせた対応をすることで、介助の効率を高められます。個々の状況を理解することは、質の高い介護を提供するために不可欠です。
• 感情の整理：仕事が終わった後、自分の感情を整理する時間を取りましょう。日記を書いたり、音楽を聴いたり、散歩に出かけたり、リラックスできる方法を見つけることが重要です。ストレスマネジメントのスキルを身につけることで、感情の波をコントロールすることができます。
• 相談：一人で抱え込まず、先輩職員や上司、同僚に相談しましょう。相談することで、客観的なアドバイスを受け、問題解決の糸口を見つけることができます。介護職はチームワークが不可欠な仕事です。

4. 成功事例と専門家の視点

あるベテラン介護士は、新人時代に同様の悩みを抱えていました。彼女は、時間管理アプリを活用し、各利用者への介助時間を記録することで、時間のかかっている原因を特定し、改善策を立てました。また、先輩職員との情報共有を積極的に行い、効率的な介助方法を学びました。その結果、時間内に全ての介助を完了できるようになり、イライラも軽減されました。 さらに、専門家である産業カウンセラーのアドバイスとして、定期的なリフレッシュやストレス解消方法の習得、そして、自身の限界を理解し、助けを求めることの重要性を指摘しています。 介護職は、心身ともに負担の大きい仕事です。自身の限界を理解し、適切な休息を取り、周囲の協力を得ながら働くことが大切です。

5. まとめ

介護職における時間制限と利用者への対応は、多くの課題を抱える難しい仕事です。しかし、時間管理の工夫、効率的な介助方法の習得、そして、周囲との良好なコミュニケーションを通じて、イライラを軽減し、より働きやすい環境を作ることができます。 一人で抱え込まず、積極的に相談し、助けを求めることを恐れないでください。 あなたの努力と周囲のサポートがあれば、必ず乗り越えることができます。 そして、利用者の方々との温かい触れ合いを通して、やりがいを感じられる仕事にしていきましょう。

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