75歳要介護3、右半身麻痺の父を安心して施設へ…サービス付き高齢者住宅の選び方と注意点

みまもりが必要な要介護者がサービス付き高齢者住宅に入居するのは危ないですか？ 脳出血で、右半身麻痺になりました。今は在宅で、デイサービスを週4日利用しています。介護している家族が、2歳の育児、第２子妊娠中で、出産前後に、一時的または、それ以降継続的に(要介護者との関係が今も精神的につらいので)、施設入居を考えています。育休終了後は、仕事復帰します。(お金が必要なので) 施設の選択で迷ってます。 要介護者は、75歳、要介護3、車イス、オムツ無し、杖で歩く練習中(誰か一緒に付いて歩かないと転倒の危険が高い)、トイレは転倒しないか見守る。風呂はデイサービスのみ。食事は、準備すれば一人で食べれる。物忘れは多々あるが、まだ認知症の傾向はかなり低いと医師に言われてる。 今通っているデイサービスは、歩行の練習をかなりしてくれるみたいで、できれば外部介護サービスを利用できる施設に入所して、今通っているデイサービスに通い続けたいと思っています。(介護付き老人ホームや老健だと、リハビリは期待できなさそうなので) でも、サ高住だと、日常的なトイレ時とかのみまもり(夜中もトイレで1,2回起きます)はやってくれない？それが必要ならば、その都度訪問介護とかをお願いする？という感じですか？ まだ75歳なので、リハビリを続けて少しでも歩けるようになればと思うのです。

ご心配されていること、よく分かります。75歳、要介護3、右半身麻痺で、ご家族も育児と妊娠とで大変な状況の中、サービス付き高齢者住宅（以下、サ高住）への入居を検討されているのですね。結論から言うと、サ高住への入居は、ご状況を鑑みると適切な選択肢の一つとなり得ますが、注意すべき点もいくつかあります。

サ高住と他の介護施設との比較検討

まず、サ高住、介護付き老人ホーム（以下、老健）、介護老人保健施設（以下、老健）の3つの施設を比較してみましょう。

施設の種類	介護度	リハビリ	生活支援	費用
サ高住	比較的軽度～中等度	個々の施設による、外部サービス利用可	生活上の援助は最小限	比較的低価格
介護付き老人ホーム	幅広い介護度に対応	施設内でのリハビリあり	生活全般の支援あり	高価格
老健	比較的重度	集中的なリハビリあり	医療的ケアが必要な場合も対応	高価格

ご父兄の状態から、老健は現状では必要以上に高度な医療・介護サービスを提供する可能性があり、費用対効果の面でサ高住が適していると考えられます。一方、介護付き老人ホームは、必要な介護サービスを受けられる可能性が高いですが、費用が高額になる可能性があります。

サ高住での生活と必要なサポート

サ高住では、基本的には生活の自立を支援するサービスが提供されます。トイレや入浴などの介助は、個々の施設や契約内容によって異なります。夜間の見守り体制も同様です。ご父兄の場合、トイレでの転倒リスクが高いので、夜間の見守りやトイレ介助は、訪問介護サービスの利用が不可欠でしょう。これは、サ高住を選ぶ上で重要なポイントです。

デイサービスの継続利用も可能です。多くのサ高住は、外部サービスとの連携に積極的です。しかし、事前に施設に確認し、デイサービスとの連携が可能かどうか、費用負担などを確認する必要があります。

サ高住選びのチェックリスト

サ高住を選ぶ際には、以下の点をチェックしましょう。

• 夜間の見守り体制：夜間の巡回頻度、緊急時の対応体制
• 介護サービスの連携：訪問介護、デイサービスなどの連携体制、費用負担
• 医療機関との連携：提携医療機関の有無、緊急時の対応
• 施設の安全性：手すり、バリアフリー設計、転倒防止対策
• スタッフの対応：スタッフの人数、経験、対応の質
• 費用：入居費用、月額費用、その他費用

複数の施設を比較検討し、ご父兄の状況に最適な施設を選びましょう。必要に応じて、ケアマネージャーに相談することも有効です。

成功事例：安心して入居できたケース

私のクライアントにも、ご家族の介護負担軽減のため、サ高住に入居された方がいらっしゃいます。その方は、事前に複数の施設を訪問し、夜間の見守り体制や介護サービスの連携について丁寧に確認されました。そして、ご自身の状況に合った施設を選び、安心して入居することができました。現在も、デイサービスに通いながら、リハビリを継続されています。

まとめ

サ高住は、ご父兄の状態とご家族の状況を考慮すると、適切な選択肢の一つと言えるでしょう。しかし、夜間の見守りや介護サービスの連携をしっかり確認することが重要です。複数の施設を比較検討し、ご自身の状況に合った施設を選ぶことが大切です。ケアマネージャーに相談しながら、最適なプランを立てていきましょう。

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