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教員免許取得のための介護体験で得た学びと教職への活かし方|社会福祉施設実習の反省と未来への展望

教員免許取得のための介護体験で得た学びと教職への活かし方|社会福祉施設実習の反省と未来への展望

1ヶ月程前に、教員免許の取得に必要な介護等の体験で、社会福祉施設の方に行ってきました。免許は、中学英語です。 半年ほど前に行った特別支援学校の介護等体験は、こちらとしても楽しく、 どこまで自立のために手を貸すか?という課題や障がいのある児童との接し方も自分で考えたことが、有意義だったと思います。 しかしながら、1ヶ月経った今でも社会福祉施設に行った意義が自分の中でもきちんと消化できていません。もちろん、良かったことや学びもありますが、教職にどのように生かせばいいのか、がよくわかりません。 わたしの体験について問題点も含めて書きます。 ・体験の事前授業にて先生にすら「特別支援学校は有意義だと思いますが、介護福祉施設に行く意義はぼくにもわかりません。政治家の思いつき。」と言われる。ご年配の先生で、自分の意見を言われる方だったのですが、余計に目標を見失う。 ・施設がそもそも超人手不足。利用者15人に対してヘルパーさんが2人。認知症で徘徊をする人もいて、誰かがトイレに行っている間、食事の料理を1人のヘルパーさんがしていると、徘徊グセのある方が立ち上がる。それをわたしが1人で押さえて(素人ながら)その間に誰かが、トイレに行きたいと言い出す…という感じ。 ・大学側から、介護士の資格を持ってるわけではないので、手を持って移動させるとかはやらないでと言われていたが、その機会が多くあった。やらないでと言われている旨を職員さんに話すと「それは大学側が訴訟等を避けるためで、現場ではそんなこと言ってらんない!」と言われ、結局5日間起き上がりなどの手伝いをした。 ・カラオケの時間があり、年配の方ウケする歌謡曲を5、6曲覚えていき歌ったがあまり盛り上がらなかった。似顔絵を描いたら、1人のおばあちゃんに「いらないわ。」と言われた。(特にひどいとは思わないです。知らない学生が突然歌ったり絵を描いたりしたところで嬉しくなくて当たり前だと思います。それ以上に、知らない人がいるのは利用者の方からしても不安になるような気もします。) ・そもそも職員さん同士の仲が悪く、違う職員さん同士の悪口を私を介して言われる…。 等々。 友達の中には、利用者の方に悪態をつかれた子もいます。ベタベタとさわれた子もいます。 学びになった点としては、 ・介護の大変さがわかった。 ・徘徊する人には、話題をそらしたり安心させることが大事。 ・ゆっくり大きな声で話すこと。 ・頭で考えるよりまず声がけなどの行動。 などです。 でも、それ以上に世代間ギャップが大き過ぎる故の(そもそも歯がない人も多くて何を言ってるかわからない等)ディスコミュニケーションや、慣れない光景にとても疲れてしまい、職員さんにも逆に迷惑だったと思います。 教員という仕事に生かす、という課題を未だ考えられてないです。(実際になれば、わかるのかもしれないですが。) 介護業界が大変ということも、 生徒の前で話したところで「じゃあ、やーめよ」と思われてしまうだろうし、 介護体験がつらかったことで、介護士を目指す生徒にどれだけ辛いということを、滔々と語ってしまう教員も出てくるような気がします…。 デイサービスだったので、家族から押し付けられている感も見えてしまいました。 人の尊厳を学びに行ったはずですが、 正直マイナスなことが多く、自分にもっとコミュ力、気合い、明るさがあればもっと変わったのかなぁ、と今は思っています。 ご意見ご感想、 教職への生かし方について、などお待ちしています。

結論から言うと、社会福祉施設での介護体験は、教員としてのあなたの資質を磨く貴重な機会となりました。

一見ネガティブな経験に見えた実習ですが、そこから得られた「多様な人々への理解」「共感力」「問題解決能力」「コミュニケーション能力」は、教員として生徒と向き合う上で非常に重要な要素です。 この経験を、生徒への指導、人間関係構築、そして将来のキャリア形成に活かす方法を、以下で詳しく解説していきます。

社会福祉施設実習:困難と学びの両面

あなたは、超人手不足の現場、職員間の不和、利用者とのコミュニケーションの難しさなど、多くの困難に直面しました。 しかし、これらの困難こそが、あなたの成長を促す大きな要因となったのです。 特別支援学校での実習とは異なる、新たな課題と向き合う経験は、あなたの柔軟性と適応能力を高めました。 「大学側が訴訟等を避けるため」という理由で、本来行うべき介護を制限された経験は、現場の現実と理想のギャップ、そして責任の重さを肌で感じさせるものでした。 これは、将来教員として、理想と現実のバランスを取りながら生徒を指導していく上で、貴重な教訓となるでしょう。

  • 困難な状況への対応力:多様な課題に直面し、解決策を探る経験は、教員としての問題解決能力を養います。
  • 共感力の向上:利用者の方々との交流を通して、彼らの感情やニーズを理解する共感力を深めました。これは、生徒理解に繋がる重要なスキルです。
  • コミュニケーションスキルの向上:世代間ギャップやコミュニケーションの難しさに直面した経験は、より効果的なコミュニケーション方法を学ぶ機会となりました。

教職への活かし方:生徒指導、人間関係、キャリア形成

介護体験で得た学びは、教員としての様々な場面で活かすことができます。

1. 生徒指導への応用

  • 生徒の多様性への理解:社会福祉施設での経験は、年齢や能力、背景の異なる人々への理解を深める機会となりました。この経験は、生徒一人ひとりの個性やニーズを理解し、適切な指導を行う上で役立ちます。
  • 個別対応の重要性:一人ひとりの利用者への対応が異なるように、生徒にも個別対応が不可欠です。あなたの経験は、生徒の個性に合わせた指導方法を考案する上で役立つでしょう。
  • 困難な状況への対応:生徒が困難な状況に直面した際、あなたの経験は、適切なサポートを提供する上で役立ちます。落ち着いて状況を把握し、冷静に対処する能力は、教員として非常に重要です。

2. 教職員関係構築

  • 良好な人間関係の重要性:職員間の不和を目の当たりにした経験は、良好な人間関係の重要性を改めて認識させるものでした。教員として、同僚や保護者との良好な関係を築く努力は不可欠です。あなたの経験は、円滑なコミュニケーションを図る上で役立つでしょう。
  • チームワークの大切さ:超人手不足の現場で、チームワークの重要性を痛感したはずです。教員もチームとして働くことが多く、協力して生徒を支えることが重要です。この経験は、チームワークを重視した働き方を促すでしょう。

3. キャリア形成への展望

  • キャリアの幅を広げる:介護体験は、教員としてのキャリアの幅を広げる可能性を秘めています。生徒に社会問題や福祉について教える機会が増えれば、あなたの経験は生徒にとって貴重な学びとなります。
  • 専門性を高める:介護に関する知識や経験は、生徒指導に役立つだけでなく、あなたの専門性を高める要素となります。例えば、特別支援教育に携わる際に、あなたの経験は大きな強みとなるでしょう。

具体的なアドバイス

* 経験を言語化する:今回の経験を具体的に文章化し、何が辛かったのか、何が学べたのかを整理しましょう。 この過程で、教職への活かし方が見えてくるはずです。
* ポジティブな側面に焦点を当てる:ネガティブな経験にばかり目を向けず、得られた学びや成長に焦点を当てましょう。 「大変だった」という事実と、「そこから何を学んだか」を分けて考えることが大切です。
* 他者との意見交換:友人や先生、キャリアカウンセラーなどに相談し、あなたの経験を客観的に評価してもらいましょう。 新たな視点を得られる可能性があります。
* 自己肯定感を高める:あなたは、困難な状況の中でも最善を尽くしました。 その努力と経験を評価し、自己肯定感を高めましょう。

まとめ

社会福祉施設での実習は、一見ネガティブな経験に見えたかもしれませんが、教員としてのあなたの成長に大きく貢献した貴重な経験です。 得られた学びを活かし、生徒の指導、人間関係構築、そして将来のキャリア形成に役立ててください。 困難を乗り越えた経験は、あなたをより強い教員へと成長させるでしょう。

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