デイサービスにおける看護師の役割と血圧管理：家族の不安と適切な対応

介護職、医療職に携わっている方や、そういった知識のある方、または介護の経験のある方に質問いたします。１ヶ月ほど前から、祖母がデイサービスに通っています。そちらで血圧を測ってもらえるのですが、連絡帳を見ると上が190以上（祖母は血圧を下げる薬を服用していて、そこまで高くなる事はあまりないようです）の日があったようです。そこで家族からの返信欄に、母が「血圧が高いようですが、大丈夫でしょうか？」と記入したようです。しかし次のデイサービス後の連絡帳を見ると、それに対しての回答はなく、いつもどおりの『今日は〇〇をして過ごされていました。食事の内容は〇〇で、完食されました。』などのコメントのみでした。デイサービスの従業者として看護師の方がいらっしゃったのに、質問に対してのコメントがなく、母はその事を不満に思ったようです。私は「デイサービスはあくまで介護サービスを提供する場だから、そういった事が気になるようであれば医療機関に相談するべき。デイサービスにそこまでの事は求めてはいけない。」と言いました。しかしそう言った私自身も、『気になるようであれば、主治医に相談してみてください』とか、そういったコメントがあっても良いのではないかとも思っています。おそらく母も、別に看護師さんから専門的な回答が欲しかったわけではありません。その血圧でも問題なく過ごして、入浴もしたようですから、おそらく気にするほどではないのかな？と考えていたと思います。でも家族からの返信欄があるにもかかわらず、気になった事を聞いたらまるっと無視されるとは…なんとなく、デイサービスでは看護師さんを所属させてはいるけれど、規定を満たすためだけであって、実はそんなに利用者の体調に配慮するわけでもないのかな？と感じてしまいました。それとも、デイサービスにおける看護師さんの役割は、そういった利用者さんの健康状態を確認するものではなく、別なところにあるのでしょうか？

デイサービスにおける看護師の役割：医療と介護のバランス

デイサービスにおける看護師の役割は、医療機関の医師や看護師とは異なります。デイサービスは、要介護状態にある高齢者の生活機能の維持・向上を目的とした介護サービスを提供する場です。そのため、看護師の主な役割は、利用者の健康状態の把握と、健康管理に関するアドバイス、そして緊急時の対応にあります。

具体的には、血圧や脈拍などのバイタルチェック、服薬管理の支援、健康状態の観察、そして、必要に応じて医療機関への連絡などが挙げられます。しかし、デイサービスの看護師は、医療行為を行うことは制限されています。例えば、点滴や注射などの医療行為は、医師の指示がない限り行うことができません。

今回のケースでは、高血圧の記録があったにも関わらず、デイサービスの看護師から具体的な回答がなかったことに、ご家族が不安を感じられたのは当然のことです。しかし、デイサービスの看護師が、血圧の値だけで「大丈夫かどうか」を判断し、医療的なアドバイスをすることは、医療行為に抵触する可能性があります。

血圧管理とデイサービス：適切な対応とは？

ご祖母様の血圧が190以上という数値は、確かに高い数値です。しかし、血圧は様々な要因によって変動するため、その日の状況や、普段の血圧との比較、そしてご祖母様の健康状態全体を考慮する必要があります。単なる数値だけで判断することは危険です。

デイサービスの連絡帳への対応としては、血圧の高さを記録し、その後の様子（症状の有無、活動性など）を詳細に記録することが重要です。そして、「血圧が高かったため、様子を見ています。ご心配なようでしたら、主治医にご相談ください。」といったコメントがあれば、ご家族の不安を軽減できたはずです。

これは、医療的な判断を避けつつ、ご家族への配慮を示す適切な対応と言えるでしょう。デイサービスの看護師は、医療機関への橋渡し役として機能することが求められます。

ケーススタディ：類似事例と適切な対応

以前、私が関わったデイサービスでは、利用者の方の血糖値が普段より高く、看護師がその数値を記録し、利用者さんの様子を詳細に観察しました。その後、ご家族にその状況を伝え、「血糖値が高かったため、様子を見ています。念のため、主治医にご相談ください。」と連絡帳に記入しました。ご家族は、迅速な対応と丁寧な説明に安心され、後日、主治医に相談されたとのことでした。

この事例は、デイサービスの看護師が、医療的な判断をするのではなく、情報を共有し、医療機関との連携をスムーズにすることで、利用者とご家族の安心を確保できることを示しています。

デイサービスと医療機関の連携：スムーズな情報伝達

デイサービスと医療機関との連携は、高齢者の健康管理において非常に重要です。デイサービスでは、利用者の健康状態に関する情報を、主治医や家族と共有する仕組みが必要です。例えば、定期的な情報提供や、緊急時の連絡体制の構築などが挙げられます。

今回のケースでは、デイサービスとご家族間の情報伝達が不十分だったことが問題です。デイサービス側が、ご家族の不安を解消するための適切な対応を怠ったと言えるでしょう。

具体的なアドバイス：ご家族とデイサービスのコミュニケーション

ご家族としては、デイサービスの担当者と直接話し合い、連絡帳への対応や情報共有の方法について、具体的な要望を伝えることが重要です。また、ご祖母様の健康状態に関する情報を、デイサービスと主治医の間で共有する仕組みを作ることも検討すべきです。

デイサービス側も、利用者やご家族からの質問や不安に、丁寧に耳を傾け、適切な対応をする必要があります。そして、看護師の役割と限界を明確に理解し、医療機関との連携を強化することで、より質の高いサービスを提供することが求められます。

チェックリスト：デイサービス選びのポイント

デイサービスを選ぶ際には、以下の点をチェックしましょう。

• 看護師の配置状況と役割
• 医療機関との連携体制
• 連絡帳の活用方法と情報共有の頻度
• 緊急時の対応マニュアル
• 利用者への健康管理に関する説明の丁寧さ

これらの点を事前に確認することで、安心してデイサービスを利用できます。

まとめ

デイサービスにおける看護師の役割は、医療行為ではなく、健康状態の把握、アドバイス、そして緊急時の対応です。血圧などの数値だけで判断せず、利用者さんの様子を詳細に観察し、ご家族への丁寧な説明が重要です。デイサービスとご家族、そして医療機関の連携を強化することで、より安心安全な介護サービスを提供できます。ご家族の不安を解消するためには、デイサービスと積極的にコミュニケーションを取り、情報共有の仕組みを構築することが大切です。

もっとパーソナルなアドバイスが必要なあなたへ

この記事では一般的な解決策を提示しましたが、あなたの悩みは唯一無二です。
AIキャリアパートナー「あかりちゃん」が、LINEであなたの悩みをリアルタイムに聞き、具体的な求人探しまでサポートします。
今すぐLINEで「あかりちゃん」に無料相談する

無理な勧誘は一切ありません。まずは話を聞いてもらうだけでも、心が軽くなるはずです。

ご不明な点や、より具体的な相談をご希望の場合は、ぜひwovieのLINE相談をご利用ください。経験豊富なコンサルタントが、あなたをサポートいたします。