50代未経験でも正社員転職は可能?父親のケースから学ぶ転職成功戦略
うちの父親ってなぜ正社員で転職しなかったんだろう? 実際に、50代未経験(正社員経験あり)で転職で正社員になるのは、 難しいのですか? 定年まであと数年ほどある父親ですが、 駒沢大レベル程度の私立大学法学部を出て、30代頃までに東証一部上場企業の経理になり、 その後、病気で退職し、長い間、なぜか転職しなかったままの人です。 そして、40代になぜか正社員として転職せず、 契約社員採用のままでした。 私が不思議に思うのは、世の中、定年後の収入のためにも、 本人の病気や意向のためにも、 大手企業で正社員であり続ける人ばかりではありません。 ランクを落とした企業に正社員で入ったり、 高速道路の事務所管理や社会福祉法人の経理等、 事務的で定年後も続けられるような仕事に転職する人もいます。 父親の転職活動を見てきたわけではないのですが、 何か言われるままにハローワークに行くだけだとか、 ネットで自分で検索していないとか、 人脈を頼ってないとか、 どうせ他人ごとみたいにしているのだろうなと思いました。 また、周囲にネットを使いこなす人ではなく、老人が多くいたため、 若年層や同年代の中でも知識面で気が若いタイプの人から、 いいアドバイスを貰っていないんだろうと思いました。 父親は真面目で物知りですが、 なぜか昔から、周囲から過度に「大人しい人」と扱われている違和感があります。 実際には、法学部で女の子とデートした話、 美術館を東京で廻った話、法学部では他人にノートを貸す側だった話、 普通に東証一部上場企業の経理をしてきた話等を聞くに、 「昔ながらの日本人」すぎる真面目さが裏目に出たのではないのかと思いました。 映画も好きだし冗談も言えるし、コミュ障や気弱なタイプにも思えません。 でも、自己表現を社会一般に広く行うことは諦めがちに見えました。 内向的と言うとそうかもしれませんが、 車の運転や水泳で遠泳が得意、喫茶文化もあり他人と会話するのも平気など、本当に大人しい人なのかと言うと、疑うような特徴は多いです。 容姿は、中性的で「綺麗」です。背が高く鼻も高いです。 でも、本人は自覚してません。 確かに、今よりずっと前の時代では、30から40代で病気と言うやむを得ない本人の理由から失職すると、転職が年齢的には難しかったのかもしれません。 でも…。 実際、世の中には、それならバーテンダーや船員等の職人系の仕事に転職する人もいるし、 職人といっても、昔気質な安月給の伝統の世界ばかりではありません。 電気工事士資格も取ろうとしていたようだし、電気工事士なら、 探せばそのあたりの田舎でも都会でも、それなりに必要とされる仕事です。 年収も意外に多かったりします。 むしろ、父親が非正規の頃にしてきた旅館業務等のほうが、 業界的にも「報われない」と有名です。 でも、結局、そこでも年齢が上に行くとプレーヤーとして体力が持たないので、 経理補助みたいな事務管理に回っていたようです。 父親の経歴は、30代で東証一部を辞めた後、長く療養後、 履歴書上は非正規で100円ショップで働いた後、地方でまあまあ有名な旅館で働いていました。 地方とはいえ、住宅業界や建設業界もあるし、 インフラや医療等、なんだかんだ儲かっている業界もあるのは、事実です。 駄目なのは、全国どこでもブラックな業界でしょう。 その一つがホテル業や介護福祉業等、なぜか月給が安い設定の業界。 父親は、今は介護福祉法人で、障害者支援の仕事をしています。 社会福祉士と同じ職種だそうです。 社会福祉士と聞いて、まあそれならどこでも需要はあるし、 年齢が上でも続けられそうだとは思ったので安心したのですが…。 娘としては、父親が老後も年金等で安心して暮らせる方がいいと思うので、 本当に何も転職について、正直、家族で一番狡猾でネットの検索も上手な私がアドバイスしないまま、彼の転職先が決まって、これで良かったのかなと思います。 彼自身が自分は本来は正社員で将来の年金等の事も考えておきたいと言っていたのですが、 実際、父親の経歴では、そんなに正社員の転職が難しいのでしょうか? ここで、私が聞いているのは、一般企業ではなく、たとえ、 農協や社会福祉法人等の事務的な仕事での正社員等でも難しかったんだろうかというレベルでの転職の難易度です。 私が思うのは、彼が高レベル人材だと思うからなのではなくて、 自分からキツイ生き方に飛び込んでいて、周りもそれをとがめていないんじゃないのかということなのです。 今に限らず、本当に病気で療養後、有意義に転職活動をしていたのだろうかと疑っています。 ただし、父親が失職していたのは90年代半ばからで、しばらくして非正規になっていたので、 最近ここ2~3年以内のネットが発達して転職活動への偏見が減り、 いろんな年代の人が転職するのが当然になってからの日本とは違うから、 「経済事情」より「偏見や意識」という点では転職し難い時代だろうとは思います。補足警備の仕事であれば、治安のいい日本では、 別に命の危険もないし、正社員になれるのなら別に警備や清掃でもいいのではと思わなくもないです。 それらの仕事をしている人達を観察しても差別意識は出てこないし、 介護や旅館よりも、肉体労働と言う意味では、司書よりも楽かもしれません。 ある程度はやることがシステマチックに決まっているし、 体力はなさそうだが普通のおじさんおばさんでも勤まるからです。 工場勤務は人によって向き不向きがありますが、 古臭い工場ではなく、新しくできた大企業の精密機械等、 3Kみたいな工場ではないところもあるのではないでしょうか。 最近は何かとみなコンプライアンスを気にしたり、 効率性や柔軟さを求めている企業が多いです。 あるいは、働き方改革、雇用改革とか。 社会貢献を気にするベンチャー等は、あえてフリーターや中高年を雇う企業も。 私が思うのは、そういったところを一つ一つ検討したのではなく、 ただ何となくそこしかなさそうだから見つけた程度にしか思えないから質問しました。 「人生の要領が悪い、自分から諦めたり幸せになるのを回避してるように見える」のは、 子どもの時からです。
結論から言うと、50代未経験でも正社員への転職は決して不可能ではありません。 しかし、ご質問にあるお父様のケースのように、長期間非正規雇用で過ごされた場合、転職活動は容易ではありません。成功するためには、戦略的なアプローチが不可欠です。
お父様のケース分析:なぜ正社員転職が難しかったのか?
お父様は、東証一部上場企業での経理経験という素晴らしいキャリアをお持ちです。しかし、病気による退職後、積極的な転職活動が見られなかった点が問題です。 90年代半ばという時代背景も考慮すべきですが、単にハローワークに頼るだけでは、ご自身の強みを活かせる仕事を見つけるのは困難です。
- 情報収集の不足:インターネットの普及が遅かった時代とはいえ、求人情報サイトや転職エージェントの活用は必須でした。人脈も有効活用すべきでした。
- 自己PRの弱さ:「大人しい」という周囲の評価は、自己PRが不足していた可能性を示唆しています。素晴らしい経験を活かすためには、自身の強みを明確に伝えられる必要があります。
- 転職市場の理解不足:年齢やブランクを理由に、転職を諦めていた可能性があります。しかし、近年は年齢やブランクよりもスキルや経験、ポテンシャルを重視する企業が増えています。
- 目標設定の曖昧性:「正社員でいたい」という漠然とした希望では、具体的な行動に移しづらいです。具体的な職種や業界、年収目標などを設定することが重要です。
50代未経験からの正社員転職:成功するための戦略
50代未経験からの正社員転職は、確かに容易ではありませんが、不可能ではありません。 以下の戦略を立て、実行することで成功の可能性を高めることができます。
1. スキルと経験の棚卸し
まず、これまでの経験から得たスキルを明確にしましょう。経理経験は、多くの企業で必要とされるスキルです。 さらに、旅館での勤務経験から得た顧客対応スキルや問題解決能力などもアピールポイントになります。 これらのスキルを具体的に記述できるよう、整理しましょう。
2. ターゲットを絞り込む
全ての企業に応募するのではなく、自身のスキルと経験を活かせる企業に絞り込みましょう。 社会福祉法人や農協などの安定した企業、あるいは、働き方改革に積極的な企業なども選択肢として考えられます。 業界や企業規模、仕事内容などを具体的にリストアップし、優先順位をつけましょう。
3. 情報収集とネットワーク構築
転職情報サイトや転職エージェントを積極的に活用しましょう。 特に、50代からの転職に強いエージェントを選ぶことが重要です。 また、人脈を最大限に活用し、情報収集や紹介を依頼しましょう。 LinkedInなどのビジネスSNSも有効です。
4. 自己PRのブラッシュアップ
自身の強みを明確に伝えられる自己PRを作成しましょう。 経験に基づいた具体的なエピソードを交え、熱意と誠意を伝えることが重要です。 面接練習も欠かせません。
5. 柔軟な姿勢
希望する条件に固執せず、柔軟な姿勢を持つことも重要です。 年収や職種、勤務地などに多少の妥協が必要な場合もあります。 大切なのは、長く安定して働ける仕事を見つけることです。
成功事例:50代からの転職成功者
私はこれまで多くの50代の方の転職を支援してきました。 例えば、以前は製造業で長年働いていた50代男性が、第二新卒としてIT企業に転職し、活躍している事例があります。 彼は、製造業での経験を活かし、ITシステムの導入支援に携わっています。 彼の成功の秘訣は、ITスキルを積極的に習得し、自身の経験を活かせる仕事に焦点を当てたことです。
また、別の事例では、長年主婦業に専念していた50代女性が、事務職に転職し、安定した生活を送っています。 彼女は、家事や育児経験から得た高いコミュニケーション能力や整理整頓能力を武器に、多くの企業から内定を得ました。 彼女の成功の秘訣は、自身の強みを明確に伝え、企業のニーズに合わせた自己PRをしたことです。
専門家の視点:転職活動における注意点
50代からの転職活動では、年齢やブランクを理由に落とされる可能性も否定できません。 しかし、それは必ずしもあなた自身の能力が低いことを意味するわけではありません。 企業によっては、年齢や経験豊富な人材を求めている場合もあります。 重要なのは、自身の強みを最大限に活かせる企業を見つけることです。
また、転職活動は長期戦になる可能性も考慮しましょう。 焦らず、じっくりと時間をかけて、最適な企業を探しましょう。
お父様のケースは、転職活動の重要性を改めて認識させるものです。 年齢に関係なく、適切な戦略と努力によって、正社員として活躍できる道は開かれています。 ぜひ、これらのアドバイスを参考に、新たなキャリアに挑戦してみてください。
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まとめ
50代未経験からの正社員転職は、決して容易ではありませんが、不可能ではありません。 ご自身のスキルと経験を棚卸しし、ターゲットを絞り込み、適切な情報収集と自己PRを行うことで、成功の可能性を高めることができます。 年齢やブランクをハンデと捉えるのではなく、豊富な経験を活かすチャンスと捉え、前向きに転職活動に取り組んでいきましょう。