海外在住、統合失調症の母とアルツハイマーの祖母を支える方法：転職コンサルタントが解説

私の母が統合失調症です。50代後半です。私は今旦那の海外転勤で海外にいます。（あと3〜4年）私は二人姉妹です。母は、入退院を2回繰り返して今年4月に退院してから祖母と二人暮らしです。祖母も80代でアルツハイマー気味なのに統合失調症の母を見ています。私は三ヵ月に一度様子を見に来てますが母の体調が全くよくありません。病院には通院してますが母はあんまり病状を伝えてないみたいです。私達が病状を言っても薬飲むだけなのでどうしようもありません。しかし、病院も中々入院は出来ないのは分かっています。祖母もやっと歩けるくらいで（本来なら私の母が面倒をみる側）面倒を見るのも限界なのは、見てて分かります。私も20代でまだ結婚したばかりでこれから自分の子供を産んで育てようと思っています。考えたくはありませんが祖母が亡くなった後のことも心配ですし、施設などを考えてますがどこに相談しに行けば良いですか？障害者年金は貰っています。経験者の方のお話を聞けたらと思います。よろしくお願い致します。

ご自身の状況、そしてご家族の状況を伺い、大変な思いをされていることと思います。海外在住という状況下で、ご両親の介護、そして将来への不安を抱えていることは、想像を絶するご苦労でしょう。しかし、ご安心ください。解決策は必ずあります。この記事では、転職コンサルタントの視点から、具体的なステップと相談窓口をご紹介いたします。

1. 現状の把握と課題の整理

まず、現状を整理してみましょう。ご母堂は統合失調症で、ご祖母はアルツハイマー型認知症。どちらも介護が必要な状態であり、ご祖母はご母堂の介護をしながらご自身の健康も維持するのが困難な状況です。さらに、あなたは海外在住で、頻繁な帰国は難しい状況です。課題は、

• ご母堂の病状の悪化：通院はしているものの、病状の正確な把握ができていない点。
• ご祖母への負担：ご祖母がご母堂の介護を続けることが困難な点。
• 将来への不安：ご祖母が亡くなった後のご母堂の生活、そしてご自身の将来への不安。
• 距離的な問題：海外在住のため、ご家族を直接サポートするのが難しい点。

これらの課題を解決するために、具体的な行動計画を立てていく必要があります。これは、まさにキャリアプランニングと同様の考え方で取り組むことができます。目標設定、現状分析、そして行動計画の立案です。

2. 具体的な行動計画と相談窓口

まずは、ご母堂の主治医と相談することが重要です。現在の病状、今後の治療方針、そして介護の必要性について詳細に話し合う必要があります。主治医は、ご母堂の状態を最もよく理解している専門家です。現状を正確に把握し、適切なアドバイスを得るために、積極的に情報提供をしましょう。この際、ご自身の状況（海外在住）も正直に伝え、サポート体制について相談することも大切です。

次に、地域包括支援センターに相談することをお勧めします。地域包括支援センターは、高齢者の介護に関する相談窓口として、様々なサービスを提供しています。介護サービスの利用方法、介護保険の申請方法、そして介護施設の探し方など、具体的なアドバイスを受けることができます。また、精神科医療福祉相談センターや精神保健福祉士にも相談してみましょう。彼らは精神疾患を持つ方の介護に特化した専門家であり、具体的な支援策を提案してくれるでしょう。これらの機関は、ご家族の状況を丁寧に聞き取り、最適なサポート体制を構築するお手伝いをしてくれます。

さらに、ご姉妹と連携して、定期的な連絡と情報共有を徹底しましょう。三ヶ月に一度の帰国だけでは不十分な場合、オンラインでのビデオ通話などを活用し、頻繁に連絡を取り合うことで、ご母堂とご祖母の状態を把握し、迅速に対応することが重要です。また、ご姉妹で役割分担を決めて、それぞれの負担を軽減することも効果的です。

3. 介護サービスの利用

ご祖母とご母堂の状況を踏まえると、訪問介護サービスやデイサービスの利用を検討するべきです。訪問介護サービスは、介護職員がご自宅に訪問し、身の回りの世話をしてくれるサービスです。デイサービスは、日中、高齢者が施設に通い、介護やレクリエーションなどを提供するサービスです。これらのサービスを利用することで、ご祖母への負担を軽減し、ご母堂の生活の質を向上させることができます。また、ショートステイ（短期入所）も有効な手段です。ご祖母が一時的に施設に入所することで、休息を取り、介護の負担を軽減できます。

4. 将来を見据えた計画

ご祖母が亡くなられた後のことを考えると、介護施設への入所も視野に入れる必要があります。介護施設には、様々な種類があり、ご母堂の病状や生活状況に合った施設を選ぶことが大切です。施設探しは、地域包括支援センターや介護保険事業所などに相談することで、的確なアドバイスを受けることができます。また、成年後見制度の利用も検討しましょう。成年後見人は、判断能力が低下した方の代わりに財産管理や生活支援を行う制度です。ご母堂の将来の生活を守る上で、重要な役割を果たします。

5. 経済的な側面

障害者年金は、経済的な負担を軽減する上で重要な支えとなります。しかし、介護サービスの利用や施設入所には、それ以上の費用が必要となる場合があります。介護保険制度の利用、公的支援制度の活用、そして民間の介護保険などを検討し、経済的な負担を最小限に抑える計画を立てましょう。専門機関に相談することで、適切な制度やサービスを見つけることができます。

6. ご自身のメンタルヘルス

最後に、ご自身のメンタルヘルスにも注意を払ってください。遠距離介護は、精神的な負担が非常に大きいため、定期的に休息を取り、ストレスを解消することが大切です。信頼できる友人や家族、専門機関に相談し、心のケアを怠らないようにしましょう。必要であれば、カウンセリングや精神科医への受診も検討してください。

まとめ

海外在住という状況下での介護は、非常に困難な課題ですが、適切な情報収集と専門機関への相談、そしてご家族との連携によって、乗り越えることは可能です。焦らず、一歩ずつ解決策を探していきましょう。この記事が、少しでもお役に立てれば幸いです。

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