精神疾患を理由に退職した介護職の転職活動：嘘をつくべきか？正直に話すべきか？

転職について、何と答えるべきか悩んでます。以前、介護施設で介護職員をしていました。高卒でバイトもしたことがないため、人間関係など含めて慣れないことばかりでした。介護職員として働いていた時に精神疾患になりました。ただ原因は仕事先ではなく、中学生の時から症状があり、高校生の時に一度、精神科に受診するも「今時の高校生は薬が欲しいから受診してる」「睡眠薬が欲しいんでしょ？簡単に寝れないから、と言われて処方して転売や家族の飲み物やご飯に混ぜられるようなことをされたら困る。今時の高校生はいたずらでそんなことする。そうなると処方した私が悪くなる」「高校生の年から精神科に通院してると成人式の時にはダメ人間になってる」などと言われて結局、その後は精神科に受診することを親からは反対され、バイトの面接を受けるも全て落とされ、私の保険証も隠されて、だったため受診出来ませんでした。高校卒業して働くも中学時代からの症状が治まらず、精神科クリニックに受診しました。症状は中等度まで進んでいました。同僚に知られないため電車とバスで片道30分以上かかるとこへ受診して、最初は職場に知られないようにしていました。偏見を持っているスタッフもいるので。ただある日、食後に飲んでいた精神疾患の薬をうっかり落としてしまい、同僚と上司に知られました。その後に呼び出しを受け「うちに精神科に通院する人がいると上司として怖い」「入所者や他のスタッフを殺されたら、俺達やこの施設自体が悪く見られる。」と言われて退職してほしい、と言われました。最初は薬で抑えられてる、自分で無理だと思えば入院する、もし迷惑を他の方にかけてしまえば保健所でも通院先にでも連絡をしてくれても構わないし、今ここでそのことを紙に書いてもいい、とまで伝えました。しかし「誰かを傷付けたり、殺してからでは遅い。あんたはこの職場で一番期待されてない。精神科に通院中の人間は殺人や万引きしても反省もしなくていいし、罰も受けずに平気で出てくる。何も言わず辞めてほしい」と言われました。しばらく拒否していましたが、そしたら主任介護職員から身体を密着されたり、利用者が乗ってる車椅子をぶつけられたり、利用者が10人ぐらいいる所で土下座を強要されるようになり、結局、退職しました。これは、やはり自己都合退職になってしまいますよね。もし介護の仕事を退職した理由を聞かれたら、やはり身内の介護などと嘘をつくのがベストでしょうか？

非常に辛い経験をされたのですね。介護職からの転職、しかも精神疾患を理由とした退職は、面接官への説明が難しいと感じるのも当然です。結論から言うと、嘘をつくことはお勧めしません。しかし、全てを正直に話す必要もありません。適切な伝え方をすることで、あなたの真摯な姿勢を理解してもらえる可能性は十分にあります。

転職活動における正直さと戦略

まず、今回のケースは、あなた自身の責任による退職ではないことを理解しておきましょう。精神疾患を抱えながら、職務を全うしようと努力されたにも関わらず、職場環境の理解不足やハラスメントによって退職せざるを得なかったのです。これは、面接官に伝えるべき重要なポイントです。

しかし、いきなり「パワハラで退職しました」と話すのは、リスクがあります。面接官によっては、あなたの主張を鵜呑みにせず、ネガティブに捉える可能性もあるからです。そこで、効果的な伝え方を考えましょう。

効果的な説明方法：事実と感情を織り交ぜて

面接では、事実と感情をバランス良く伝えることが重要です。以下のような説明を検討してみましょう。

• 事実：「以前は介護施設で働いていましたが、持病の悪化により、残念ながら退職せざるを得ませんでした。具体的な病名は伏せますが、治療に専念するために退職しました。」
• 感情：「介護の仕事は大好きでした。利用者の方々との触れ合いを通して、やりがいを感じていました。しかし、病状の悪化により、思うように仕事ができなくなり、心身ともに疲弊してしまいました。そのため、治療に専念し、健康を取り戻すことを優先しました。」
• 未来志向：「今は治療に専念し、健康状態も安定してきています。以前の経験を活かし、再び介護の仕事に携わりたいと考えています。貴社では、私の経験と能力を活かせる環境があると信じています。」

この説明では、具体的な病名や職場の具体的な状況には触れていません。しかし、事実を歪めることなく、あなたの状況と気持ちを丁寧に伝えることができます。これにより、面接官はあなたの誠実さを理解し、ネガティブな印象を抱く可能性を低減できます。

具体的なアドバイス：転職活動成功のためのステップ

1. キャリアカウンセリングの活用：転職エージェントやキャリアカウンセラーに相談しましょう。彼らは、あなたの状況を理解し、適切な転職支援をしてくれます。特に、精神疾患を抱えていることを伝えることに抵抗がある場合は、専門家のサポートが不可欠です。彼らは、面接対策や履歴書の書き方、企業選びのアドバイスなど、多角的な支援を提供してくれます。
2. 求人情報の精査：企業の理念や社風、労働環境などをしっかり確認しましょう。残業時間や休暇制度、従業員の健康管理体制などが充実している企業を選ぶことが重要です。また、メンタルヘルスケアに配慮した企業を選ぶことも大切です。企業のホームページや口コミサイトなどを参考に、情報収集を行いましょう。
3. 面接対策：面接では、自信を持って、自分の経験や能力をアピールしましょう。前職での経験を活かし、貴社でどのように貢献できるかを具体的に説明することが重要です。また、精神疾患について聞かれた場合は、上記のような説明を参考に、事実と感情を織り交ぜて丁寧に説明しましょう。正直に話すことは大切ですが、過度に詳細な説明は避け、あなたの能力や意欲に焦点を当てましょう。
4. 自己PRのブラッシュアップ：あなたの強みやスキル、経験を明確に示す自己PRを作成しましょう。前職での経験だけでなく、ボランティア活動や趣味など、あなたの個性や人となりも伝えることで、面接官との共感を深めることができます。精神疾患を克服しようとするあなたの努力や、前向きな姿勢をアピールすることも効果的です。

成功事例：精神疾患を乗り越え、活躍する人々

多くの企業は、従業員のメンタルヘルスに配慮するようになってきています。精神疾患の経験があるからといって、採用されないとは限りません。むしろ、困難を乗り越えようとするあなたの強い意志や、そこから得た経験は、企業にとって貴重な財産となる可能性があります。インターネットで検索すれば、「精神疾患　転職成功事例」といったキーワードで、多くの成功事例を見つけることができます。これらの事例は、あなたに勇気を与え、自信を持たせるでしょう。

専門家の視点：転職コンサルタントからのアドバイス

転職コンサルタントとして、多くの転職希望者を見てきました。あなたの経験は決してあなただけの問題ではありません。多くの転職希望者が、同様の悩みを抱えています。重要なのは、あなたの経験をネガティブな要素として捉えるのではなく、成長の糧として捉えることです。前職での経験から学んだこと、そして精神疾患と向き合う中で培った強さを、面接官に伝えましょう。あなたの誠実さと努力は、必ず評価されるはずです。

まとめ

嘘をつく必要はありません。しかし、全てを正直に話す必要もありません。事実と感情をバランス良く伝え、あなたの真摯な姿勢と能力をアピールすることが重要です。転職活動は大変ですが、諦めずに、一歩ずつ進んでいきましょう。適切なサポートを受けながら、あなたに合った職場を見つけることができるはずです。

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