在宅介護の悩みを解決！91歳祖母と母の負担軽減策

在宅で母親が９１歳の祖母を介護しています。膝関節症もあり歩行が困難で排泄が間に合わず漏れる事が続いたので少し前からリハビリパンツに変更しました。 最初は違和感があったようですが、パンツに排泄しても大丈夫とわかりだすと、トイレには行きますが、楽をとってしまい、お漏らしが毎日になってきました。 パンツは漏れたら交換するように伝えても最近、面倒臭いと言い、パンツから漏れるほどになっても交換してくれず、毎日シーツ交換の日々みたいです。 トイレは部屋の横で近いのですが、行くのが大変なのかとポータブルも考えましたが、ポータブルは本人が嫌がっておけません。お医者さんにも相談はしたのですが、高齢者は尿量が多いとの事。 毎日シーツや衣類を何度も洗濯している母に対し、祖母は洗ったら済む事だ！！と言い捨てます。 何を言っても聞いてくれない祖母に母親も疲れ果てており、娘として母親が心配です。 こういう場合、どのような対処法がありますか？同じような在宅で介護されている方、良いアドバイスがあれば教えて頂けると助かりますm(_ _)m 因みに両杖を使い歩くのがやっとですが、支援２の状態で年相応の認知は見られます。

このご相談、在宅介護における非常に現実的な問題ですね。91歳で介護が必要な祖母と、介護する母、そして相談者である娘さん、三世代に渡るご苦労が想像できます。介護疲れは、肉体的にも精神的にも大きな負担となります。まずは、お母様と祖母様の状況を整理し、具体的な解決策を探っていきましょう。

1. 状況の整理と課題の明確化

現在の状況を整理すると、以下の課題が見えてきます。

• 祖母の排泄問題：リハビリパンツを使用しているものの、漏らす頻度が高く、交換も拒否するため、衛生状態の維持が困難。
• 母の介護負担：シーツや衣類の洗濯など、介護に伴う家事が過剰になり、疲労困憊している。
• 祖母の協調性不足：介護への協力を得ることが難しく、言葉で伝えにくい状況。
• ポータブルトイレの拒否：より良い解決策となりうるポータブルトイレの導入が、祖母の意思により困難。

これらの課題を解決するために、多角的なアプローチが必要です。以下、具体的な解決策を提案します。

2. 具体的な解決策

2.1 排泄ケアの見直し

リハビリパンツの頻度や種類を見直してみましょう。吸収力の高いパンツを使用したり、排尿間隔を把握し、トイレへの誘導を強化することで、漏れの回数を減らすことが期待できます。また、排泄トレーニングも有効です。定期的なトイレ誘導や水分調整を行い、排泄リズムを整えることで、漏れの改善に繋がる可能性があります。

さらに、介護用品専門の相談窓口に相談してみるのも良いでしょう。専門家は、個々の状況に合わせた最適な製品やケア方法を提案してくれます。例えば、センサー付きのオムツを使用することで、漏れた際にすぐに気づき、対応できるようになります。

2.2 祖母の気持ちへの配慮

祖母は「洗ったら済む事だ！」と言っていますが、これは単なる無神経さではなく、プライドや尊厳の喪失を感じている可能性があります。介護を受ける立場として、自分の尊厳が傷つけられていると感じているのかもしれません。まずは、祖母の気持ちを理解しようと努めることが重要です。

具体的な対応としては、共感と肯定的な言葉かけを心がけましょう。「大変ね」「疲れたでしょう」など、祖母の気持ちを受け止め、共感する言葉をかけることで、心理的な負担を軽減できます。また、介護の負担を軽減するために、一緒に作業をすることも効果的です。例えば、洗濯物を一緒に畳んだり、簡単な家事を手伝ってもらうことで、祖母の協力を得やすくなります。

2.3 ポータブルトイレ導入へのアプローチ

ポータブルトイレを嫌がっている祖母に対しては、無理強いせず、段階的に導入を検討しましょう。まずは、ポータブルトイレを部屋に置いて、存在に慣れさせることから始めます。その後、座ってみる練習をしたり、実際に使用してみる練習を少しずつ行い、徐々に受け入れられるように促します。また、デザインや機能性に優れたポータブルトイレを選ぶことで、抵抗感を軽減できる可能性があります。

2.4 母へのサポート

お母様の負担軽減が最優先です。ヘルパーの利用を検討しましょう。週に数回でもヘルパーに来てもらうことで、お母様の負担を大幅に減らすことができます。また、地域包括支援センターなどの相談窓口に相談し、介護に関する様々なサービスの利用を検討しましょう。 respite care（一時預かり）などのサービスを利用することで、お母様は少しの時間でも休息を取ることができ、精神的な負担を軽減できます。

2.5 専門家への相談

介護支援専門員（ケアマネージャー）に相談することで、介護保険サービスの利用や、適切な介護方法のアドバイスを受けることができます。また、医師や看護師にも相談し、祖母の健康状態や排泄に関する問題について、専門的なアドバイスを求めることも重要です。必要であれば、精神科医への相談も検討しましょう。認知症の症状が進行している可能性もあります。

3. 成功事例

私の経験から、あるご家庭では、祖母のプライドを尊重しながら、介護をスムーズに進めるために、以下のような工夫をされていました。具体的には、祖母の好きな花を飾ったり、一緒に歌を歌ったり、昔話をする時間を作ることで、心の繋がりを深め、介護への協力を得ることができていました。また、ヘルパーさんの協力を得ながら、お母様自身も休息時間を確保し、心身ともに健康を保つ努力をされていました。

4. まとめ

在宅介護は、家族にとって大きな負担となるものです。しかし、適切なケアとサポート体制を整えることで、負担を軽減し、より良い生活を送ることができます。今回のケースでは、祖母の気持ちに寄り添いながら、排泄ケアの見直し、介護負担の軽減、専門家への相談などを総合的に行うことが重要です。お母様と祖母様、そしてご自身の心身の健康を第一に考え、適切なサポート体制を構築していきましょう。

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