老健入所中の親の虐待疑惑…弁護士の後見人にも相談できない時の対処法

老健入所中です。特定介護職員が夜勤翌日に打撲跡と内出血があります。あと、ネグレクトがあります。親には、後見人弁護士が選任されてますが、親より高齢です。内出血や打撲跡写真や動画を見せても無反応です。体重が増えているので虐待がないと言います。言い切ります。老健協力歯科医療機関で不正請求をしているのでカルテ開示を求めました。不正請求をしている訪問歯科に不正請求してないですよね？と聞きます。体重が増えているから虐待が無いと言う弁護士の思考が理解できません。体重が減ってたら虐待なのか問うも無反応。高齢者虐待防止法知らないみたいです。

ご心配ですね。老健入所中のご両親への虐待の疑い、そして後見人弁護士の対応に戸惑っていらっしゃる状況、大変お辛いと思います。この状況は、高齢者虐待の深刻さを改めて浮き彫りにするケースであり、決して珍しいケースではありません。まずは冷静に、そして確実に、状況を改善するためのステップを踏んでいきましょう。

ケーススタディ：老健における高齢者虐待と対応策

今回のケースは、高齢者虐待の中でも、身体的虐待（打撲、内出血）とネグレクト（介護の怠慢）が疑われる深刻な状況です。さらに、後見人弁護士が適切な対応を取っていない点も問題です。体重増加を虐待の否定材料とする弁護士の判断は、高齢者の状態を十分に理解していない可能性を示唆しています。体重増加は、むくみなど他の要因によるものであり、必ずしも虐待がない証拠とはなりません。むしろ、ネグレクトによって適切な食事管理が行われていない可能性も考えられます。

まず、ご自身が取るべき具体的な行動を整理しましょう。これは、弁護士や行政機関への相談と並行して進めるべきです。

• 証拠の徹底的な収集：内出血や打撲跡の写真や動画は、既に撮影されているとのことですが、可能な限り詳細な記録を残しましょう。日付、時間、場所、状況などを記録し、できれば複数の角度からの写真や動画を撮影します。また、ネグレクトの証拠となる写真や動画も収集しましょう。例えば、部屋の汚れ、食事状況、着衣の状態などです。これらは、後々、虐待の立証に非常に重要になります。
• 老健施設への直接的な申し入れ：施設長や担当者に、ご自身の懸念を直接伝え、状況説明と改善を求める必要があります。この際、証拠となる写真や動画を提示し、具体的な改善策（職員の教育、監視体制の強化など）を求めましょう。申し入れの内容は、記録に残しておくことが重要です。
• 関係機関への相談：高齢者虐待の相談窓口は、各都道府県に設置されています。まずは、お住まいの地域の相談窓口に連絡し、状況を説明しましょう。相談窓口では、専門家によるアドバイスや、適切な機関への紹介を受けることができます。また、必要に応じて、警察への相談も検討しましょう。
• 弁護士への相談：後見人弁護士が適切な対応を取っていない場合、別の弁護士に相談することをお勧めします。高齢者虐待に関する専門知識を持つ弁護士に相談することで、より効果的な対応策を立てることができます。弁護士費用が心配な場合は、法律相談支援センターなども利用できます。
• カルテ開示請求：不正請求の疑いがある訪問歯科のカルテ開示請求は、重要なステップです。請求方法については、弁護士に相談することをお勧めします。不正請求が確認されれば、老健施設の管理体制にも問題がある可能性が高まります。

成功事例：過去に、同様のケースで、被害者の家族が積極的に証拠を集め、関係機関に相談することで、虐待行為の事実が認められ、加害者への処分、そして被害者の安全確保に繋がった事例があります。重要なのは、諦めずに、継続的に行動することです。

専門家の視点：高齢者虐待の早期発見と対応

高齢者虐待は、隠蔽されやすく、早期発見が困難なケースが多いです。そのため、ご家族の鋭い観察力と迅速な対応が非常に重要になります。体重増加を虐待の否定材料とするのは、医学的根拠に乏しく、専門家の視点からは理解できません。むしろ、ネグレクトによる栄養状態の悪化や、適切な医療ケアの不足が隠されている可能性も考えられます。

専門家として、以下の点を強調します。

• 早期発見の重要性：虐待の早期発見は、被害者の状態悪化を防ぎ、加害者への適切な対応を可能にします。少しでも疑わしい点があれば、すぐに関係機関に相談しましょう。
• 証拠の重要性：写真、動画、記録など、証拠となる情報は、虐待を立証する上で非常に重要です。可能な限り多くの証拠を集め、保管しましょう。
• 専門家への相談：高齢者虐待に関する専門知識を持つ弁護士、医師、ケアマネージャーなどに相談することで、適切なアドバイスや支援を受けることができます。

具体的なアドバイス：まず、ご自身の安全と精神的な健康を確保してください。一人で抱え込まず、信頼できる友人や家族、専門機関に相談しましょう。そして、上記のステップを一つずつ確実に実行していくことで、状況を改善できる可能性が高まります。

まとめ

老健入所中の親御さんの虐待疑惑という、非常にデリケートで難しい状況に直面されていますが、決して諦めないでください。証拠をしっかりと集め、関係機関への相談を積極的に行うことが重要です。専門家の力を借りながら、一歩ずつ確実に進んでいきましょう。ご自身の健康にも十分に気を配りながら、この問題に取り組んでください。

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