介護福祉士を目指して…見学で感じた違和感と将来への不安

介護についてです。今週の月曜日に介護施設の見学をしました。もちろん学校での訪問です。自分は介護福祉士の資格を取るために介護専攻のコースに所属しています。ですが、高齢者を対象としているのに障害者や若い人の介護をするようなとこに連れてこられ、納得できません。それに、認知症や病気になって介護施設にいる高齢者もいるのはわかってますが、普通のおじいちゃんおばあちゃんがいるような老人ホームはないんですか？病気を抱えているっていうことは理解できますが、自分が思っているのと違くて最近介護福祉士になるのをやめたい気分です。自分のおじいちゃんは、92歳になりますが病気もしてなくて老人ホームに預けられています。そこの老人ホームは、病気をしている人はいません。ですがみんな、85以上の方々が入居しています。9月に介護実習があるのですが、そこで二週間学ぶわけですが高齢者を対象としていても障害者や若い人たちもいるんですか？

介護福祉士を目指すあなたが、施設見学で感じた違和感、そして将来への不安、よく分かります。介護の現場は、あなたが想像するよりも多様性に富み、高齢者だけでなく、障害を持つ方や若い世代の方々も支援の対象となるケースが多いのです。

介護の現場の多様性：高齢者だけではない支援の対象

まず、重要なのは「介護」という仕事の定義です。介護とは、年齢や障害の有無に関わらず、日常生活を送る上で困難を抱える人々を支援する仕事です。高齢者の介護を想像しがちですが、実際には、身体障害者、知的障害者、精神障害者、難病を抱える方、そして若年性認知症の方など、幅広い年齢層と様々な状況の方が介護を必要としています。

あなたが疑問に感じている「高齢者向けの施設なのに、障害者や若い人がいる」という状況は、決して珍しいことではありません。多くの介護施設は、多様なニーズに対応できるよう、様々な利用者を受け入れています。これは、施設の運営効率を高めるだけでなく、利用者にとってより適切な支援を提供するためでもあります。

例えば、特定の障害を持つ高齢者を受け入れる施設では、その専門的な知識や技術を持つスタッフが常駐しているため、若い障害者の方を受け入れることも可能です。また、認知症高齢者と若年性認知症の方が同じ施設にいることで、互いに支え合う関係が生まれることもあります。

介護福祉士の役割：多様なニーズへの対応

介護福祉士の資格は、高齢者だけでなく、多様な利用者への支援を担うための資格です。実習では、高齢者だけでなく、様々な状況にある方々の介護を経験することで、より幅広い知識とスキルを身につけることができます。これは、将来、あなたがどのような現場で働くにしても、必ず役に立つ経験となるでしょう。

あなたの不安を解消するために、いくつかのポイントを整理してみましょう。

• 専門性の深化：特定の分野に特化した介護施設も存在します。例えば、認知症専門の施設、難病専門の施設などです。将来、特定の分野に特化してキャリアを積みたいという希望があれば、そのような施設を選ぶことができます。
• 多様なキャリアパス：介護の仕事は、高齢者施設だけではありません。障害者支援施設、訪問介護、デイサービス、病院など、様々な場所で活躍できます。自分の適性や興味に合わせて、キャリアパスを選択することができます。
• チーム医療の一員：介護の現場は、医師、看護師、理学療法士、作業療法士など、多職種が連携して働く場です。チーム医療の一員として、他の専門職と協力しながら、利用者の支援を行うことが求められます。

成功事例：多様な経験が活きた介護福祉士

私の知る成功事例として、Aさんは当初、高齢者介護に特化したいと考えていました。しかし、実習で障害者支援施設での経験を経て、障害を持つ方々の自立支援に強い関心を抱くようになりました。その後、障害者支援施設に就職し、専門性を高め、今では施設のリーダーとして活躍しています。多様な経験こそが、彼の成長の原動力となりました。

9月実習への備え：不安を解消するための具体的なステップ

9月からの実習に向けて、不安を解消するための具体的なステップを提案します。

1. 実習施設への事前質問：実習内容や利用者の状況について、事前に施設側に質問することをお勧めします。疑問を解消することで、安心して実習に臨むことができます。
2. 実習での積極的な姿勢：実習中は、積極的に利用者と関わって、様々な経験を積むようにしましょう。疑問点はすぐに質問し、積極的に学びましょう。
3. 学び続ける姿勢：介護の現場は常に変化しています。新しい知識や技術を学び続ける姿勢が重要です。資格取得後も、研修に参加したり、専門書を読んだりすることで、スキルアップを目指しましょう。
4. 相談窓口の活用：学校や施設には、相談窓口があります。困ったことがあれば、すぐに相談するようにしましょう。一人で抱え込まず、周りの人に相談することも大切です。

まとめ：介護福祉士としての未来は明るい

介護の現場は確かに多様で、あなたが想像していたものとは異なる部分もあるかもしれません。しかし、それは決して悪いことではありません。多様な経験を通して、あなたはより広い視野と深い知識、そして確かなスキルを身につけることができるでしょう。介護福祉士としての未来は、あなたの想像以上に明るく、やりがいのあるものです。

今回の経験を活かし、将来、あなたがどのような介護のスタイルを選択するにしても、多くの人の役に立つ、素晴らしい介護福祉士になれると信じています。

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