海外在住の娘と高齢の母、そして親戚との複雑な関係…どうすれば良い？

親戚との対応をどうすれば良いかアドバイスが教えてほしい。日本に一人で住んでる母（80）が年のせいか体がだんだん不自由になってきてます。母を気遣う近くに住む親戚（母の妹63と弟70と甥43）が私に「日本に帰って来い」と言います。母が病院に行く時には、お金を払い親戚に車で乗せて行ってもらってる様です。私は親戚の人に無理な時には断ってほしいとも言ってます。私には兄が居ますが、父が7年前に他界してからは疎遠状態です。母の近くには住んでいますが一切話もしてないし、逆に関わっても怖い目にあうから関わってない様です（父の財産分与の時に兄家族は金の亡者に成る）。私はカリフォルニアで２０年以上住み生活基盤が出来ています。腰痛持ち（これまで１０年おきに２回腰の手術）なので寒い所での暮らしは腰痛持ちの私には可なり辛いです。実家の冬は大雪、ド田舎（電車は２時間に１本）、50代で新しい仕事は簡単に見つからないのに、親戚は英語が出来るだから仕事なんて見つかると簡単に言います。やはり親戚には日ごろお世話に成っているのでキツイ事も一切言えません。母は私に日本に帰って来てほしいと思ってますが口に出しては言いません、私が日本に帰る事は嫌がってるのを知っているからです。でも親戚から「娘を戻せ」と言われてる様です。それから母は言葉の分からないのでアメリカには住む気も有りません。年老いた母を一人置いて実家に帰らない私が親不孝に思う日本人は多いと思います。親戚に申し訳ないと思う気持ちと、もし私が日本に帰って「体が不自由になった時には誰が面倒見てくれるんですか？」っと聞き返したくなる気持ちで、母が死んだ後の私の将来は考えてないで「帰ってこい」と言われるたびに複雑な怒りを覚えます。どう説明すれば親戚の人に分かってもらますか？長くなりましたがよ、よろしくお願いいたします。

ケーススタディ：海外在住の娘と高齢の母の葛藤

あなたは、カリフォルニアで20年以上生活基盤を築き、腰痛を抱える50代女性です。80歳の高齢の母は日本で一人暮らしをしており、体の不自由さが増しています。近所に住む親戚は、あなたの帰国を強く求めています。しかし、あなたは腰痛の悪化や生活基盤の変更、そして疎遠な兄との関係など、帰国に多くの困難を感じています。さらに、母自身もあなたの帰国を望んでいないことを察知しています。この複雑な状況をどう乗り越えるべきでしょうか？

このケーススタディでは、以下の３つの観点から解決策を探ります。

親戚への丁寧な説明：感情的にならず、具体的な理由を伝え、理解を求める方法
母の状況の把握：母本人の意思を尊重し、適切なサポート体制を構築する方法
あなたの将来設計：帰国した場合のリスクと、現状維持を選択した場合の対策

親戚への具体的な説明方法

親戚の方々は、あなたの母を心配する気持ちから「帰国」を提案しているのでしょう。しかし、その提案はあなたの状況を十分に考慮していない可能性があります。まずは、感謝の気持ちと、同時にあなたの事情を丁寧に説明することが重要です。

例：「いつも母のお世話をしていただき、本当に感謝しています。しかし、私の腰痛は深刻で、日本の寒い気候や不便な生活環境は健康をさらに悪化させる可能性があります。また、50代での転職は容易ではなく、生活基盤を築き直すのは大きなリスクです。母を心配するお気持ちはよく分かりますが、私自身の健康と生活を考慮すると、現時点での帰国は難しいと判断しています。」

さらに、具体的な代替案を提示することで、親戚の理解を得やすくなります。

定期的なビデオ通話：頻繁に連絡を取り、母の安否を確認する。
経済的な支援：母の生活費や医療費を支援する。
ヘルパーの手配：信頼できるヘルパーを雇い、母の介護をサポートする。
定期的な帰国：年に数回、日本に帰国して母と過ごす時間を確保する。

これらの具体的な提案は、あなたが母を無視しているのではなく、状況を考慮した上で最善の策を模索していることを示す上で有効です。

母の状況の把握と適切なサポート体制

母の状況を正確に把握することが、適切なサポート体制を構築する上で不可欠です。

母の意思を尊重する：母本人がどのような生活を望んでいるのかを丁寧に聞き取る。帰国を望んでいないのであれば、その意思を尊重する。
ケアマネージャーの活用：ケアマネージャーに相談し、母に最適な介護サービスを検討する。在宅介護、デイサービス、高齢者向け住宅など、様々な選択肢がある。
親戚との連携：親戚と協力して、母の介護を分担する。無理強いはせず、協力できる範囲を明確にする。

あなたの将来設計：帰国した場合のリスクと現状維持を選択した場合の対策

帰国は、あなたの人生に大きな変化をもたらします。健康面、経済面、社会面でのリスクを十分に考慮する必要があります。

健康リスク：腰痛の悪化、気候への適応、医療体制の違いなど。
経済リスク：収入の減少、生活費の高騰、再就職の困難さなど。
社会リスク：人間関係の構築、文化の違いへの適応など。

現状維持を選択した場合、定期的な帰国や経済的な支援、遠隔でのサポート体制を構築することで、母へのサポートを継続できます。

例：「現状維持を選択した場合、私は定期的に日本に帰国し、母と過ごす時間を大切にします。また、経済的な支援を継続し、必要に応じてヘルパーの手配なども検討します。母と定期的にビデオ通話を行い、常に連絡を取り合うことで、安心感を提供します。」

まとめ

高齢の親の介護は、多くの困難と葛藤を伴います。特に、遠距離に住む子供にとっては、親戚との関係も複雑な要素となります。今回のケースでは、親戚の気持ちに配慮しつつ、自分の状況を丁寧に説明し、具体的な代替案を提示することが重要です。母の意思を尊重し、適切なサポート体制を構築することで、母とあなた、そして親戚との良好な関係を築き、安心して未来を迎えられるようにしましょう。

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