精神疾患を抱える母への対応と介護施設費用：現実的な選択肢と心の支え

母を施設に入れようかと考えています。月額どのくらいになるでしょうか？補足：精神的な問題で入院中です。入院するまでに警察に3回お世話になり、私と姉はお母さんの奇行に振り回され、精神的にきてます。特に一緒に住んでる姉はお母さんのおかしな言動が怖いし、一緒にいると辛いと言って一緒には暮らせないと言ってます。私も彼氏と同棲していて、結婚も考えてるので一緒には住めないです。施設に預けるしかない…でも辛いです。今まで見放さないで育ててくれたお母さん…どうする事が正解なのか、私が彼と別れてお母さんと住むのが一番なのはわかってますが。お金もないしどうしたらいいのかわかりません

現状分析と課題整理：ご家族の負担と母のケア

まず、現状を整理しましょう。あなたは、精神疾患を抱え、警察のお世話になるほどの奇行を繰り返すお母様、そして精神的に疲弊しているご自身と姉、そして結婚を控えた彼氏という複雑な状況に直面しています。お母様への愛情と、ご自身の生活、将来への不安、そして姉との関係など、多くの葛藤を抱えていることが分かります。

この状況下で、最も重要なのは、ご家族全員の精神的な健康と、お母様への適切なケアです。お母様を施設に入所させるという決断は、決して簡単ではありませんが、現状維持がご家族全員にとって最善とは言い切れない可能性があります。

介護施設の種類と費用：現実的な選択肢の提示

介護施設の費用は、施設の種類、立地、サービス内容によって大きく異なります。大きく分けて、以下の種類があります。

• 特別養護老人ホーム（特養）：要介護度が認定され、公的な介護保険サービスを利用できる施設。比較的費用が安いですが、入所待ちが長いのが一般的です。月額費用は、要介護度やサービス内容によって異なりますが、平均で15万円～25万円程度と想定されます。
• 介護老人保健施設（老健）：医療と介護を組み合わせたサービスを提供する施設。リハビリテーションにも力を入れていることが多いです。特養よりは費用が高く、月額20万円～35万円程度となることが多いです。
• 有料老人ホーム：民間運営の施設で、サービス内容や費用は多様。高級な施設から比較的安価な施設まで幅広く存在します。月額費用は数万円から数十万円と、大きな開きがあります。サービス内容や設備、立地によって費用が大きく変動します。
• グループホーム：少人数で共同生活を送る施設。認知症の高齢者向けが多いです。月額費用は15万円～25万円程度と想定されます。

上記の費用はあくまでも平均的なものであり、実際にかかる費用は、お母様の状態や必要な介護サービスの内容によって大きく変わってきます。また、医療費や日常生活に必要な費用なども別途必要となることを考慮する必要があります。

公的支援制度の活用：経済的な負担軽減策

介護費用は高額ですが、公的な支援制度を活用することで経済的な負担を軽減できます。

• 介護保険制度：要介護認定を受ければ、介護サービスの費用の一部が公費で賄われます。要介護度に応じて自己負担割合が異なります。
• 生活保護制度：経済的に困難な場合は、生活保護制度の利用も検討できます。生活費だけでなく、介護費用の一部も支給される可能性があります。
• 障害年金：お母様の精神疾患が障害年金の支給対象となる可能性があります。支給額は障害の程度によって異なります。

これらの制度の利用には、申請手続きが必要となります。お住まいの市区町村の役所に相談することをお勧めします。

専門家への相談：安心できる選択肢を見つける

ご自身の状況を踏まえると、一人で抱え込まず、専門家の力を借りることが重要です。

• ケアマネージャー：介護サービス計画の作成や手続きを支援してくれます。施設選びの相談にも乗ってくれます。
• 社会福祉士：生活上の問題や経済的な支援について相談できます。
• 精神科医：お母様の病状について専門的なアドバイスを受けることができます。
• 弁護士：遺産相続や成年後見制度など、法的問題に関する相談ができます。

これらの専門家と連携することで、お母様にとって最適なケアプランを策定し、ご家族の負担を軽減することができます。

具体的な行動計画：ステップバイステップで進める

1. **要介護認定申請:** まずはお母様の要介護度を認定してもらうために、市区町村の介護保険課に申請しましょう。
2. **ケアマネージャーとの面談:** ケアマネージャーに現状を説明し、適切な介護サービス計画を立ててもらいましょう。
3. **施設見学:** 複数の施設を見学し、お母様に合った環境かどうかを判断しましょう。
4. **施設への入所手続き:** 選んだ施設に入所するための手続きを行いましょう。
5. **経済的な支援策の検討:** 介護費用を賄うための経済的な支援策を検討しましょう。

成功事例：専門家との連携による安心の確保

私の経験では、あるご家族が、お母様の認知症が悪化し、介護に限界を感じていました。しかし、ケアマネージャーと相談し、グループホームへの入所を決断。その後、お母様の状態は安定し、ご家族も安心して生活できるようになりました。このケースでは、専門家との連携が、ご家族の負担軽減と、お母様への適切なケアに繋がった好例です。

まとめ：ご家族の幸せと母のケアの両立を目指して

お母様を施設に入所させることは、決して簡単な決断ではありません。しかし、現状を維持することが、ご家族全員にとって最善とは限りません。専門家の力を借りながら、お母様とご家族にとって最適な選択を見つけ出すことが重要です。経済的な不安や手続きの煩雑さなど、多くの課題があると思いますが、一歩ずつ、確実に進んでいきましょう。

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