90代親のインフルエンザ予防接種後急激な認知機能低下…どうすれば？遠距離介護の現実と解決策

90代の親がインフルエンザの予防接種を受けてから副反応が出てしまいました。熱が出て記憶力が悪くなり、更に認知機能が低下してしまいました。独居生活してるのでお医者さんに行くように電話で言っても承知しません。副反応が出た時お医者さんに見てもらったからもう大丈夫だと言って医者に行くように言ってもこちらの話を受け入れません。だが電話してみると前に親が話したこと覚えてなくて繰り返して別の気に病んでる事を言ってきます。今までは認知機能もしっかりしてたのに急に衰えてしまいました。親が話してくるのは、抱えてる長年の問題でストレスになっていたようです。この風邪をこじらせたような状態でまだ酒を飲んでるようです。このままでは心配です。故郷に頼りになる人がおりません。なるべく早く帰って様子を見てきたいです。親の好きなようにさせておくのが一番だとは思いますがどのようにしたら良いでしょうか？御意見を伺いたいです。どうぞ宜しくお願い申し上げます。補足　親族はあまり深刻に考えてないようで、どうやら放っておくつもりのようです。こちらが動かないとなんともならないです。付いていて話し相手するだけでも違うのにわかってません。一人で暮らしてると会話がないからよけいに認知機能が衰えることがわかってない。困ったものです。すぐにでも帰りたいけどやらなければならない事があります。それまで電話で対応するしかありません。何か良い方法はございませんか、

ケーススタディ：90代独居親の急激な認知機能低下と遠距離介護の課題

今回ご相談いただいたケースは、90代独居の親御さんのインフルエンザ予防接種後の急激な認知機能低下という、非常に深刻な状況です。遠距離介護という現実的な制約もあり、ご心配されているお気持ち、痛いほどよく分かります。親御さんの状態、ご自身の状況、そして周囲の無理解…様々な困難が重なっていると感じます。

まず、重要なのは、親御さんの状態を正確に把握することです。現状の認知機能の低下が、インフルエンザの副反応だけによるものなのか、それとも他の要因（例えば、潜在的な認知症の悪化など）が絡んでいるのかを判断する必要があります。そのためには、医療機関への受診が不可欠です。

しかし、ご本人が受診を拒否されているのが現状です。この状況を打破するためには、親御さんの気持ちを理解し、丁寧に説得する必要があるでしょう。単に「医者に行け」と命令するのではなく、ご本人の不安や抵抗感に寄り添うことが重要です。

• 具体的な不安を聞き出す：「病院に行くのが怖い」「お金が心配だ」「検査が嫌だ」など、具体的な不安を丁寧に聞き出しましょう。そして、それらに対する具体的な解決策を提示することで、安心感を与えましょう。
• 信頼できる医師を探す：親御さんが通いやすい、あるいは信頼できる医師を探しましょう。かかりつけ医がいれば、まずはそちらに相談してみるのも良いでしょう。
• 訪問診療の検討：通院が困難な場合は、訪問診療を検討しましょう。医師が自宅まで訪問して診察してくれるので、負担を軽減できます。
• 家族や友人、地域包括支援センターへの相談：親族が協力的でないとのことですが、地域の包括支援センターなどに相談し、サポート体制を構築しましょう。訪問介護サービスやデイサービスの利用も検討できます。

遠距離介護における電話対応の工夫

すぐに帰郷できない状況下では、電話での対応が重要になります。しかし、記憶力の低下により、同じ話を繰り返す可能性があります。そこで、以下の工夫をしてみましょう。

• 記録を残す：毎日の通話内容を記録に残しましょう。これにより、親御さんの状態の変化を把握しやすくなります。また、記録は医療機関への相談にも役立ちます。
• 簡潔で分かりやすい言葉を使う：複雑な言葉や専門用語は避け、簡潔で分かりやすい言葉で話しましょう。また、一度に多くの情報を伝えようとせず、要点だけを伝えましょう。
• 繰り返しの質問を避け、話題を変える：同じ話を繰り返された場合は、無理に訂正せず、話題を変えることで、親御さんの精神的な負担を軽減しましょう。例えば、近況報告や好きな話題などを振るのも効果的です。
• 定期的な連絡を心がける：毎日、あるいは数日に一度は電話で連絡を取り、親御さんの様子を確認しましょう。単なる安否確認だけでなく、親御さんの話にじっくり耳を傾けることが重要です。

アルコール摂取の問題と健康管理

アルコールの摂取は、認知機能の低下に悪影響を与える可能性があります。親御さんのアルコール摂取量を把握し、必要に応じて医師に相談しましょう。

• アルコール摂取量の把握：親御さんがどのくらいの量を飲んでいるのか、具体的な量を把握しましょう。飲酒頻度や時間帯なども確認します。
• 医師への相談：アルコール摂取量が多い場合は、医師に相談し、適切なアドバイスを受けましょう。減酒や禁酒の必要性などを検討します。
• 健康的な生活習慣の提案：バランスの良い食事、適度な運動、十分な睡眠など、健康的な生活習慣を提案しましょう。ただし、無理強いせず、段階的に進めていくことが大切です。

親族への働きかけ

親族が深刻に考えていないとのことですが、親御さんの状態を正確に伝え、理解を求める必要があります。

• 具体的な状況を説明する：親御さんの具体的な症状や状態を、写真や動画などを活用して説明しましょう。客観的なデータを示すことで、理解を促せます。
• 協力体制の構築：親族と協力して、親御さんの介護を分担する体制を構築しましょう。定期的な連絡を取り合い、情報を共有することが大切です。
• 専門機関への相談：親族との話し合いがうまくいかない場合は、専門機関（例えば、社会福祉士など）に相談しましょう。

まとめ

90代独居親の急激な認知機能低下は、緊急性の高い問題です。まずは、医療機関への受診を最優先事項として、親御さんの気持ちを理解し、丁寧に説得することが重要です。遠距離介護の制約がある場合は、電話での連絡を工夫し、定期的に状態を確認しましょう。そして、アルコール摂取の問題や健康管理にも配慮し、親族と協力して、適切な介護体制を構築することが大切です。

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