家族がうつ病で困窮…仕事と介護の両立、一体どうすれば？具体的な解決策を徹底解説

この記事では、ご家族がうつ病になり、その介護と仕事の両立に苦しんでいる方々に向けて、具体的な解決策を提示します。特に、ご家族の精神的な負担、経済的な問題、そして職場での問題を抱えている方々が、どのようにして現状を乗り越え、より良い生活を送れるのかを詳細に解説します。

私の祖父がうつ病になりました。

元々祖父はとても自己中心的な人で、自分の身体のどこか少しでも調子が悪いと病気だ病気だと騒ぎ、すぐ病院に行っては「異常なしです」「健康です」と言われ帰されていました。

それでも自分は何かの病気だと主張し、病院に何回も押しかけては病院の先生と口論をするというのが日常茶飯事で、病院側からも呆れられブラックリストにも載ってしまい診察すら受けてもらえなくなった病院がいくつもあると聞きました。

元々心配症だったり薬や病院に依存しているところはあったのですが、２、３ヵ月前くらいから様子が以前より悪化し始めました。「便が詰まって出なくなった」と言い出して県内で一番大きな病院に行ってはいつものごとく「異常なし」と言われ、下剤を何粒も毎日飲んで「俺はこの薬が切れたら死ぬ」と大げさなことを言い始めました。そして便が出ないことを恐れ食べ物を一切食べなくなり、水だけしか飲まなくなりました。

その辺りから様子がおかしくなり始め、周りをやたら疑い出し、身体は元気で健康なのに、終活を突然はじめ”自分は死ぬ”モードに入りました。銀行は信用できないと突然言い出し、銀行に預けていたお金を全額おろして「今夜自分の家にこの金を取りに銀行にいた奴らが襲いに来る」と妄想で言い始め警察を呼び出したり、「医者は全員グルで俺を捕まえて殺そうとしている」と言い出し医者のことを信用しなくなり、私の父や母さえも泥棒だと疑いはじめました。

毎日父や母に１，２時間おきに電話をしてきては「俺はもう終わりじゃ、これが最期の電話じゃ。助けてくれ今すぐ来てくれ」と父の仕事中もお構いなしに連絡してきます。そして酷い時には夜中に私たちの家まで押しかけてきて家の外で「開けてくれ～！俺はもう死ぬんじゃ、最期に会いにきたんじゃ！」とドアをドンドンしてきます。しまいには家で首を吊ろうとしていたそうです。

そして以前は本当に短気で少しのことでもとても怒っていたのにいまは誰が何しても怒りません。あまりに様子がおかしいので母が精神科に無理やり連れて行ったところ、重度の鬱病らしく、薬を毎日飲めば治ると言われました。しかしその薬を一粒だけ飲ませたのですが、「胃の中が焼ける」だとか「めまいがして目の前が真っ暗になった、これは毒だ」とか言い始め、その薬を毒だと言い全く飲みません。離れた県に住んでいる叔母がわざわざ薬を飲ませる説得をするために来てくれても飲んだふりをして隠していたり孫の私が説得しても効き目はなく、誰一人も信じてくれません。

母は病気があって、それがとても悪化していて、手術や入院も目前だったのに毎日祖父の家へ通い面倒を見ていたのですが、それさえも祖父は「お前は病気があっていいの～、病名があれば治せるけど俺はないから一生治らん。お前は手術も入院もできていいの～。俺とは違って治せるからうらやましいの～」などと母の努力や心配もないがしろにするような発言ばかりして、母は毎日のように家で涙を流していました。

父も仕事中電話に出れなかったら「俺は死ぬ」みたいな脅す発言ばかりされて無理やりでも電話に出たり仕事の合間に祖父の家へ向かったりしているので上司に目をつけられているらしく、このままではクビにもなりかねません。祖母も毎日夜中に祖父が騒いだり自殺もしかねないのでずっと怖くて眠れないそうでとても疲れていて泣きながら出て行きたいと言っています。叔母は仕事が忙しいためなかなか帰ってこれません。

周りがメンタルボロボロにされ、精神科に入院させようとたくさん調べ、たくさん電話をしたのですがどこも祖父を受け入れてくれるところがなく途方に暮れているところに、母の入院先の同じ部屋の人が精神科と繋がりがあり、コネで入院させてくれるということになりました。

ですが、その精神科へ無理やり祖父を連れて行ったのですが部屋がどんなものかどんな治療をするのか聞いても何一つ教えてくれなかったそうです。そして祖父は診察も点滴も薬も、毒だ嫌だと騒ぎ、先生方6人がかりで抑えても暴れ、しまいには呆れられてしまい、「こんな患者は初めてだ」と言っていたそうです。その日の祖父の様子がいつも以上にあまりにひどかったそうで、病院内での祖父の様子を父がスマホで撮影していました。(父の悪い癖で何でも撮影したがるんです)すると先生が「ずっと撮影していましたが万が一祖父さんの命に何かあったとき、その映像を証拠に訴えられたら困る」を理由に入院を断ってきたそうです。実際のところは祖父みたいな患者は初めてであまりに手に負えないため入れられなかったみたいです。

私はもう父や母に祖父のことで悩んでほしくないのに入院できないことはショックでした。学生の私に何もできないのも悔しいです。祖父のことで何か解決策はないでしょうか。長文で申し訳ありません。

ご家族がうつ病になり、その介護と仕事の両立に苦しむ状況は、非常に精神的にも体力的にも負担が大きいものです。特に、ご本人の症状が重く、周囲の協力を得にくい状況では、問題解決が困難になりがちです。しかし、適切な情報とサポートを得ることで、状況を改善し、より良い生活を送ることは可能です。この記事では、具体的な解決策をステップごとに解説し、あなたとご家族が抱える問題の解決を支援します。

1. 現状の把握と問題の整理

まずは、現状を正確に把握し、問題を整理することから始めましょう。具体的には、以下の点を詳細に記録し、関係者間で共有することが重要です。

• ご本人の症状の詳細：具体的な言動、行動の変化、身体的な症状、精神的な状態などを記録します。いつ、どのような状況で症状が現れるのか、どのようなきっかけで悪化するのかを把握することで、適切な対応策を見つけやすくなります。
• 家族の状況：介護に関わる時間、経済的な負担、精神的な負担、健康状態などを記録します。誰がどの程度負担を負っているのかを可視化することで、必要なサポートや支援を明確にできます。
• 利用可能な資源：利用できる制度、サービス、人的なサポート（親族、友人、地域コミュニティなど）をリストアップします。

これらの情報を整理することで、問題の本質を理解し、優先順位をつけ、具体的な対策を立てることができます。記録は、医師や専門家との相談にも役立ちます。

2. 医療機関との連携強化

うつ病の治療には、適切な医療機関との連携が不可欠です。しかし、ご相談者の祖父のように、医療を拒否する場合、どのように対応すれば良いのでしょうか。

• 専門医の選定：精神科医、心療内科医、認知行動療法に詳しい医師など、ご本人の症状に合った専門医を探しましょう。複数の医療機関を受診し、相性の良い医師を見つけることも重要です。
• 家族との連携：医師との面談に家族も同席し、病状や治療方針について理解を深めます。家族が協力することで、ご本人の治療へのモチベーションを高めることができます。
• 服薬の工夫：服薬を拒否する場合は、服薬方法や服薬時間、薬の種類などを工夫し、医師と相談しながら、ご本人が受け入れやすい方法を探ります。例えば、粉薬を食事に混ぜる、少量の薬から始めるなどの方法があります。
• 入院の検討：症状が重く、自宅での介護が困難な場合は、精神科への入院を検討します。入院することで、専門的な治療やケアを受けることができ、ご家族の負担を軽減できます。入院先を探す際には、精神科病院だけでなく、精神科病棟のある一般病院や、認知症治療病棟なども視野に入れると良いでしょう。

3. 介護サービスの活用

ご家族だけで介護を抱え込むことは、心身ともに大きな負担となります。介護保険サービスやその他の支援を活用し、負担を軽減しましょう。

• 介護保険サービスの利用：要介護認定を受け、訪問介護、デイサービス、ショートステイなどの介護保険サービスを利用します。これにより、ご家族の介護負担を軽減し、休息時間を確保できます。
• 地域包括支援センターの活用：地域包括支援センターは、高齢者の介護に関する相談窓口です。介護保険サービスの申請手続きの支援、ケアプランの作成支援、地域の資源に関する情報提供など、様々なサポートを提供しています。
• その他の支援：民間の介護サービス、家事代行サービス、配食サービスなども活用し、ご家族の負担を軽減します。

4. 職場との連携と働き方の工夫

介護と仕事を両立するためには、職場との連携が不可欠です。また、働き方の工夫も重要です。

• 職場の理解と協力：上司や同僚に、ご家族の状況を説明し、理解と協力を求めます。介護休暇、時短勤務、テレワークなど、利用できる制度を確認し、活用しましょう。
• 情報共有：職場で困ったことや、必要なサポートについて、積極的に情報共有し、相談できる環境を築きましょう。
• 働き方の工夫：
  • 時短勤務：勤務時間を短縮し、介護に充てる時間を確保します。
  • テレワーク：在宅勤務を可能にすることで、介護と仕事を両立しやすくなります。
  • フレックスタイム制：始業時間や終業時間を柔軟に調整し、介護の状況に合わせて勤務時間を調整します。
• キャリアプランの見直し：介護と仕事の両立が難しい場合は、キャリアプランを見直し、転職や副業なども検討します。

5. 家族のケアとメンタルヘルス

介護は、ご家族の心身に大きな負担を与えます。ご自身のメンタルヘルスを保ち、心身ともに健康な状態を維持することが重要です。

• 休息時間の確保：十分な睡眠を取り、休息時間を確保します。
• ストレス解消：趣味や運動、友人との交流など、自分なりのストレス解消法を見つけ、実践します。
• 相談できる相手の確保：家族、友人、専門家など、困ったときに相談できる相手を確保します。
• 専門家のサポート：カウンセリングや精神科医の診察を受け、専門家のサポートを受けます。
• 家族間のコミュニケーション：家族間で、介護に関する情報や感情を共有し、互いに支え合う関係を築きます。

6. 経済的な問題への対策

介護には、経済的な負担も伴います。経済的な問題を解決するために、以下の対策を検討しましょう。

• 介護保険サービスの利用：介護保険サービスを利用することで、介護費用を軽減できます。
• 医療費控除：医療費控除を利用し、税金の還付を受けます。
• 障害者手帳の申請：ご本人の症状によっては、障害者手帳を申請し、様々な支援を受けられます。
• 生活保護の検討：経済的に困窮している場合は、生活保護の申請を検討します。
• 資産管理：ご本人の資産を適切に管理し、無駄な出費を抑えます。成年後見制度の利用も検討しましょう。

7. 専門家への相談

問題が複雑で、自分たちだけでは解決できない場合は、専門家への相談を検討しましょう。

• 精神科医：ご本人の病状について、専門的なアドバイスを受けます。
• 臨床心理士：ご本人やご家族の心のケアを行います。
• 社会福祉士：介護保険サービスやその他の福祉サービスに関する相談に乗ります。
• 弁護士：成年後見制度や相続問題など、法律的な問題について相談します。
• ファイナンシャルプランナー：経済的な問題について、専門的なアドバイスを受けます。

8. 成功事例の紹介

実際に、ご家族がうつ病の方を介護しながら、仕事を両立している方の事例を紹介します。

• 事例1：Aさんの場合：Aさんは、父親がうつ病になり、介護と仕事を両立することになりました。Aさんは、まず、父親の病状を詳しく記録し、医師との連携を密にしました。また、介護保険サービスを利用し、訪問介護やデイサービスを活用しました。Aさんは、職場の上司に事情を説明し、時短勤務やテレワークを許可してもらい、仕事と介護を両立することができました。Aさんは、定期的にカウンセリングを受け、自分のメンタルヘルスを保ちました。
• 事例2：Bさんの場合：Bさんは、母親がうつ病になり、介護と仕事を両立することになりました。Bさんは、まず、母親の病状を詳しく記録し、精神科医の診察を受けました。Bさんは、介護保険サービスを利用し、ショートステイを活用しました。Bさんは、職場の上司に事情を説明し、介護休暇を取得し、仕事と介護を両立することができました。Bさんは、家族間で協力し合い、互いに支え合う関係を築きました。

これらの事例から、適切な情報とサポートを得て、様々な制度やサービスを活用することで、介護と仕事を両立することは可能であることがわかります。

9. まとめ

ご家族がうつ病になり、その介護と仕事の両立に苦しんでいる状況は、非常に大変なものです。しかし、現状を正確に把握し、適切な対策を講じることで、状況を改善し、より良い生活を送ることは可能です。

具体的には、医療機関との連携を強化し、介護サービスを活用し、職場との連携を図り、働き方を工夫し、家族のケアとメンタルヘルスを重視し、経済的な問題への対策を講じ、専門家への相談を検討することが重要です。そして、成功事例を参考に、自分たちに合った方法を見つけ、実践していくことが大切です。

この情報が、あなたとご家族が抱える問題の解決に役立ち、より良い未来を切り開くための一助となることを願っています。

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