脳梗塞で要介護5の父、介護施設での離床問題…どうすれば?
脳梗塞で要介護5の父、介護施設での離床問題…どうすれば?
脳梗塞で全身麻痺となった要介護5の父親が老人介護保険施設に入所しています。 当初の契約では食事時、おやつ時の1日4回離床させてもらえるとのことでしたが 介護職員はパートばかりで、認知症で健康な方の補助のみを自分の仕事と決めており 面倒な全身麻痺入所者の離床は全くの無視状態です。 所長から注意していただきましたが、それでも無視されています。 離床させにくい大きな輪のついた車椅子しか施設になかったため、介護職員には車椅子のせいでやりにくいと言われ、施設に要介護5用の椅子の準備をお願いしましたが断られた為、20万程のベッドからスライドで移動させられる車椅子を用意しました。 それでも「やりたくないからやらない」と介護職員から言われたり、離床させるのは家族がいる時のみと暗黙の職員同士の了解があるようです。 身体の向きを変える作業もしてもらえない為、マットも購入し持ち込みました。 父親は言われたことに答えるのみの状態で暴言や奇声をあげることはありません。 体重60㎏です。立つことの出来る40キロ台の女性の補助に比べたら大変かもしれませんが 大抵二人で(家族と介護士)でスライド移動させてリクライニング椅子に座らせます。 個室に寝かされっ放しでレクリエーションに連れて行かれることもありません。 経鼻栄養で3食管理は看護師さんです。 嫌われる要素はないと思うのですが、気を遣われることは皆無です。 お菓子等もデパートで買い求め差し入れも欠かしていません。 先に記しましたように「やりたくないからやらない」と言われショックを受けています。 ただ、面倒なのだと思います。出来ないほど忙しい職場でもなさそうに見受けられます。 事務方、所長から注意してもらっても無駄に終わっており、強く注意してもらうことも報復が怖いので 望んではいません。 他の施設を探すしかないのでしょうか。 動かさせなさ過ぎで弱っていくのが目に見えて解ります。 自宅介護で運動させたいのですが、看護師、医師に頼るところも大きく決断できません。 アドバイスをお願いします。
ケーススタディ形式で徹底解説!要介護5の父親の離床問題解決への道筋
1.現状分析:なぜ介護職員は離床を拒否するのか?
ご質問の状況は、非常に残念で、ご家族の苦悩が痛いほど伝わってきます。介護職員が離床を拒否する理由を、複数の可能性から分析してみましょう。
- 人員不足と業務負担:パート職員が多く、人員不足により、業務負担が大きくなっている可能性があります。特に、認知症高齢者のケアは、専門的な知識とスキル、そして体力が必要であり、全身麻痺の父親のケアは、さらに負担が大きくなります。介護職員のスキルや経験不足も考えられます。
- 研修不足とマニュアルの欠如:要介護5レベルの身体状況に対応した離床介助の研修が不足している、または明確なマニュアルがない可能性があります。そのため、介護職員は、どのように安全に離床介助を行うべきか分からず、困難を感じているのかもしれません。
- リスク回避意識:転倒や事故のリスクを恐れて、離床介助を避けている可能性があります。特に、全身麻痺の方の離床介助は、熟練の技術と複数人での連携が必要であり、一人で対応するのは困難です。リスク管理体制が整っていない施設の可能性も考えられます。
- コミュニケーション不足:施設側とご家族、そして介護職員間のコミュニケーション不足が問題になっている可能性があります。ご家族の思いや、父親の状況、そして介護職員の負担などが、適切に共有されていないのかもしれません。
- モチベーションの低下:慢性的な人員不足や、業務の負担、そして感謝の言葉が少ないなど、介護職員のモチベーションが低下している可能性も考えられます。モチベーションの低下は、業務への取り組み方にも影響を与えます。
2.解決策:段階的なアプローチで問題解決へ
現状を踏まえ、段階的に問題解決に取り組むことをお勧めします。
- 記録を残す:介護職員の対応、離床状況、父親の状態などを詳細に記録しましょう。日付、時間、担当者、具体的な状況などを明確に記録することで、客観的な証拠となります。写真や動画の撮影も有効です。この記録は、今後の交渉や、施設への改善要求、場合によっては行政への相談にも役立ちます。
- 施設との冷静な対話:記録を元に、施設長や担当者と冷静に話し合いましょう。感情的にならず、具体的な問題点と、ご家族の要望を明確に伝えましょう。改善案を提示し、施設側との合意形成を目指しましょう。例えば、離床介助の研修実施、人員配置の改善、マニュアル作成などを提案してみましょう。
- 外部機関への相談:施設との話し合いがうまくいかない場合は、介護保険相談窓口、地域包括支援センター、または弁護士などに相談しましょう。外部機関の介入により、施設側に改善を促すことができます。また、介護保険制度に関する相談や、法的措置についてもアドバイスを受けることができます。
- 施設の変更:それでも改善が見られない場合は、他の施設への転居も検討しましょう。新しい施設を選ぶ際には、介護職員の質、研修体制、リスク管理体制などを事前に確認することが重要です。見学や面談を通して、施設の雰囲気や職員の対応などを確認しましょう。ホームページや口コミサイトなども参考になります。
- 自宅介護の検討:自宅介護は、ご家族にとって大きな負担となる可能性がありますが、父親の状態やご家族の状況を考慮し、専門機関の支援を受けながら検討することもできます。訪問介護、デイサービス、ショートステイなどを活用することで、負担を軽減できます。専門のケアマネージャーに相談することをお勧めします。
3.成功事例:他の施設でのポジティブな事例
私がこれまで関わってきた事例では、ある施設が、全身麻痺の入所者に対して、個別のケアプランを作成し、専門の介護職員を配置することで、離床介助の問題を解決したケースがあります。この施設では、定期的な研修を実施し、職員のスキルアップに力を入れていました。また、ご家族とのコミュニケーションを密にすることで、信頼関係を構築し、問題解決に繋げることができました。
4.専門家の視点:介護施設選びのポイント
介護施設を選ぶ際には、以下の点を特に重視しましょう。
- 職員の質:職員の経験、スキル、対応の良さなどを確認しましょう。見学や面談を通して、職員の雰囲気や対応などを確認することが重要です。職員の定着率も確認しましょう。定着率が高い施設は、職員のモチベーションが高く、質の高い介護を提供している可能性が高いです。
- 研修体制:定期的な研修を実施しているか、最新の介護技術を習得するための機会が提供されているかを確認しましょう。研修内容も確認しましょう。要介護5レベルの身体状況に対応した研修が実施されているかを確認しましょう。
- リスク管理体制:転倒事故などのリスクをどのように管理しているかを確認しましょう。マニュアルや手順が整備されているか、職員の教育が行き届いているかを確認しましょう。事故発生時の対応についても確認しましょう。
- コミュニケーション:施設とご家族、そして介護職員間のコミュニケーションがスムーズに行われているかを確認しましょう。ご家族の意見を尊重し、連携を図る姿勢があるかを確認しましょう。
5.まとめ:諦めずに、一歩ずつ解決へ
ご家族の状況は、非常に困難な状況ですが、諦めずに、一つずつ問題を解決していくことが大切です。記録を残し、施設と冷静に話し合い、必要であれば外部機関に相談しましょう。そして、ご自身と父親にとって最適な介護方法を選択し、安心して生活できる環境を構築しましょう。
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