介護職の職場で困った同僚…問題解決のためにできることとは?
介護職の職場で困った同僚…問題解決のためにできることとは?
介護の現場で働く皆さん、日々お疲れ様です。今回は、介護施設で働くパートの女性からのご相談です。同僚の男性介護士の業務態度に問題があり、対応に困っているとのこと。具体的な事例を交えながら、この状況をどのように解決していくべきか、一緒に考えていきましょう。
介護職、特養に勤務しています。悩みというか、同僚男性の介護事故について相談です。
私はパート、この特養で介護を始めて6年になりますが期間の割にスキルは低くく、正社員ではないのでなんらかの委員会や居室担当などはしていません。
事故対策委員会の役員は、人員不足の関係で上司が指導や監督の上で入社1年半の正社員が担当しています。
なので、私は口出しできる立場や状況ではないのですが、あまりに酷くて困っています。
同僚男性は、私より年上で同じパート、もともとデイサービスの介護職員で、私がいる特養へ異動になり2年くらいになります。介護のキャリアはほぼ私と同じくらいですが、デイサービスでは特養ほど排泄介助やオムツ交換、服薬などはなかったそうです。
異動してきた1年くらいは、服薬などめんどいことはやらせずに、他の職員がやっていたせいもあり問題なかったようですが、最近担当するようになってからが困りまして。
それまでにも入浴介助をすれば、隣で入浴が終わった利用者が服を着ているのに、その着替えが入ったカゴに自分が脱がせた衣類を放り込んだり、トイレ介助をすればパッドがズレるは当たり前とかあり注意しても開き直るだけで反省がなく。謝罪がないので、いずれ事故やらかすなと思いきやその通りになったのが最近。8月あたりから、1ヶ月の間に同じ事故を3回やり、さらに8月から今日までの2カ月だけで服薬ミスだけで5回、さらに別の事故を一件。挙げ句の果てに、年に一回ある正社員登用試験に応募したとか。とんでもない厚顔無恥、事故のたび上司が指導してもまったく改善されず、彼のせいで現場全体がたるんでると言われるわ、気の毒なのが役員の正社員です。まだ二十歳の若い子なので、50代手前の彼は見下している感があり、かつ私が直接注意しても私以外が言っても開き直るだけで、まったく話になりません。
事故の内容は、嚥下が悪い方の服薬で錠剤が義歯の上部にひっついていた〜指摘すれば、「飲み込めないほうが悪いから、やりようがない」と逆ギレ。粥やとろみ付けた茶などに混ぜ込めば、きちんと飲めます。話そうにも本人が耳を貸さないので、言えず。しかも彼以外でそんなミスやる人間はいません。
オムツ交換も雑、彼が入浴介助した直後の紙パンツの利用者がお尻が痛いと言うので、トイレで確認すればパッドが縦半分前倒しに折れていて、ビニールの裏側が陰部に当たってこすれていました。すぐに指摘しても「あ、そう。そんなこともあるよね」と。
正社員になろうものなら、私は辞めます。
何度か上司にも言いました。
上司も指導しています。
それでも駄目な場合、私はどうしたらいいでしょうか。
やはり関わらない、事故やトラブルに巻き込まれないよう近寄らないしかないですか?補足本日他の職員、私から見て先輩方がかなりキレまくりで、雑談ながらたまたま通りかかった私に「アンタなら絶対やらんよなー、あり得んよね」と話をふられ、私も本音をぶちまけたところ、みんな同じでした。やはり前にいた部署でも、何件かの細かい事故とさらに骨折させた大事故をやらかしたとのこと。今の部署で正社員になれなかったら、さらに転職してなにがなんでも介護職で正社員を目指すみたいです。
とりあえずは、先輩方が手に負えないからと、先輩方のほうからもさらに上に相談するみたいです。すでに自分も言ったと伝えたら「アンタが言うってよっぽどやん。最悪な状況だわ。これで上が動かないなら何が正義だろうね」と。あらゆる視点からの回答、ありがとうございます。あとは悪い方向にならないよう、祈ります。
問題の核心:介護現場における課題
ご相談ありがとうございます。介護の現場は、利用者の方々の生活を支える大切な場所ですが、同時に様々な課題も存在します。今回のケースは、介護職員のスキルや意識の差、そしてそれに対する組織としての対応の難しさを浮き彫りにしています。
相談者様の抱える問題は、大きく分けて以下の3点に集約されます。
- 同僚の介護スキルと意識の低さ: 服薬ミスやオムツ交換の不備など、利用者の安全を脅かす行為が繰り返されている。
- 同僚の態度: 指導や注意に対して反省がなく、改善が見られない。
- 組織としての対応の限界: 上司の指導は行われているものの、効果が見られず、状況が改善しない。
これらの問題が複合的に絡み合い、相談者様だけでなく、他の職員の方々にも大きなストレスを与えていることがわかります。この状況を放置すれば、利用者の安全が脅かされるだけでなく、職場全体の士気低下にもつながりかねません。
ステップ1:事実の整理と記録
まずは、現状を客観的に把握し、記録することから始めましょう。感情的にならず、事実に基づいた記録をすることが重要です。
- 発生日時: いつ、何時頃に問題が発生したのかを記録します。
- 具体的な状況: どのような状況で、どのような問題が発生したのかを詳細に記述します。例えば、「〇月〇日〇時、服薬時に錠剤が義歯に引っかかっていた」など、具体的に記載します。
- 本人の言動: 問題発生時の同僚の言動を記録します。「飲み込めないほうが悪いから、やりようがない」など、本人の発言をそのまま記録することで、客観性を保ちます。
- 上司への報告状況: 上司に報告した日時、内容、上司の対応などを記録します。
- 他の職員の反応: 周囲の職員がどのように感じているか、どのような反応を示したかを記録します。
これらの記録は、上司や関係部署への報告、または今後の対応を検討する際の重要な証拠となります。記録をすることで、感情的な偏りを抑え、冷静な判断を促す効果もあります。
ステップ2:上司との連携強化
既に上司に相談されているとのことですが、より積極的に連携を深め、問題解決に向けて協力体制を築きましょう。
- 記録の共有: 作成した記録を上司に共有し、問題の深刻さを改めて認識してもらいましょう。
- 具体的な改善策の提案: 上司と一緒に、具体的な改善策を検討しましょう。例えば、同僚に対する研修の実施、OJT(On-the-Job Training)の強化、役割分担の見直しなど、具体的な提案をすることが重要です。
- 定期的な進捗報告: 定期的に上司と面談し、状況の進捗を報告し、今後の対応について相談しましょう。
- 組織への働きかけ: 状況が改善しない場合は、より上位の役職者や人事担当者への相談も検討しましょう。
上司との連携を強化することで、組織全体で問題解決に取り組む姿勢を示すことができます。また、上司のサポートを得ることで、個人の負担を軽減し、より効果的な対応が可能になります。
ステップ3:同僚とのコミュニケーション
同僚とのコミュニケーションは、慎重に進める必要があります。相手の性格や状況を考慮し、適切な方法を選択しましょう。
- 直接的な注意は避ける: 相手が反省しない場合、直接的な注意は逆効果になる可能性があります。まずは、上司や他の職員を通じて、間接的に問題点を伝えることを検討しましょう。
- 客観的な事実を伝える: 感情的な言葉遣いは避け、客観的な事実を冷静に伝えましょう。例えば、「〇〇さんの服薬ミスが〇回ありました」というように、事実を淡々と伝えることが重要です。
- 相手の立場を理解する: 相手がなぜそのような行動をとるのか、その背景を理解しようと努めましょう。もしかしたら、本人のスキル不足や、精神的な問題を抱えている可能性もあります。
- 専門家への相談を検討しましょう: 介護に関する知識や技術について、専門家のアドバイスを求めることも有効です。
コミュニケーションの目的は、相手の行動を改善することです。感情的にならず、冷静に、そして相手の立場を理解しようと努めることが大切です。
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ステップ4:自己防衛とメンタルヘルスケア
問題解決のためには、自分自身の心身の健康を守ることも重要です。
- 事故やトラブルに巻き込まれないための工夫: 可能な範囲で、同僚との連携を避け、事故やトラブルに巻き込まれないように注意しましょう。
- 情報収集: 介護に関する知識や技術を向上させるために、積極的に情報収集を行いましょう。
- ストレス管理: ストレスを溜め込まないように、自分なりのストレス解消法を見つけましょう。趣味に没頭する、休息をとる、誰かに相談するなど、自分に合った方法でストレスを解消しましょう。
- 専門家への相談: 精神的な負担が大きい場合は、専門家(カウンセラーや精神科医など)に相談することも検討しましょう。
自分自身の心身の健康を守ることは、問題解決への第一歩です。無理をせず、自分を大切にしながら、問題解決に取り組んでいきましょう。
ステップ5:最終手段としての選択肢
上記の方法を試しても状況が改善しない場合、最終的には、ご自身のキャリアプランを見直すことも視野に入れる必要があります。
- 異動の検討: 別の部署への異動を上司に相談することもできます。
- 転職の検討: 職場環境が改善しない場合、転職も選択肢の一つです。
- 専門家への相談: 転職を検討する際は、キャリアコンサルタントなどの専門家に相談し、客観的なアドバイスを受けることをおすすめします。
ご自身のキャリアプランを慎重に検討し、最適な選択をすることが重要です。
介護業界で働く上で大切なこと
介護業界で働く上で、以下の点を心がけることが大切です。
- 利用者の安全を最優先に考える: 利用者の安全を第一に考え、常に細心の注意を払いましょう。
- チームワークを重視する: チームで協力し、互いに助け合いながら業務に取り組みましょう。
- 自己研鑽を怠らない: 介護に関する知識や技術を向上させるために、常に学び続けましょう。
- コミュニケーションを大切にする: 積極的にコミュニケーションを取り、情報共有を密にしましょう。
- 問題解決能力を高める: 問題が発生した場合は、冷静に状況を分析し、適切な対応をしましょう。
これらの点を意識することで、より良い介護を提供し、利用者の方々を笑顔にすることができます。
まとめ:問題解決への道
今回のケースでは、同僚の介護スキルと意識の低さ、そしてそれに対する組織としての対応の難しさが問題となっています。 相談者様が置かれている状況は大変厳しいものですが、諦めずに、問題解決に向けて積極的に行動することが重要です。
まずは、事実を記録し、上司との連携を深め、同僚とのコミュニケーションを試みましょう。そして、自己防衛とメンタルヘルスケアを忘れずに、最終的にはご自身のキャリアプランを見直すことも視野に入れましょう。
介護の現場は、大変なことも多いですが、やりがいのある仕事です。 相談者様が、より良い環境で、安心して介護の仕事ができることを願っています。
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