訪問ヘルパーの私が怖い…利用者の息子さんとの関係で悩んでいます。断ってもヘルパー失格?
訪問ヘルパーの私が怖い…利用者の息子さんとの関係で悩んでいます。断ってもヘルパー失格?
この記事では、訪問ヘルパーとして働くあなたが、利用者のご家族との関係で抱える不安や葛藤に寄り添い、具体的な解決策を提示します。介護の現場でよくある問題と、そこから抜け出すためのヒントを、あなたの心に寄り添いながらお伝えします。
利用者さんの息子が怖い。断りたい。
訪問ヘルパーをして、あるAさん片麻痺で、ベッドで寝たきりの状態。
息子様がずっと介護をされてるようで、大変疲れきっているご様子でした。
今日、同行合わせて3回目なのですが、家族様のやり方、こだわりがあり、その都度教えていただいています。
が、やはりヘルパーの仕事が初めてという事もあり、習った時のようなオムツ交換や食事介助がスムーズにいきません。(今、自分の子供に練習つきあってもらってます)
同行の時は何も言われなかったので
すが、一人でいくことになってから、何をするにもハァーと溜息をついたり、「ぜんぜんアカンわ」とボソッと言ったり。利用者様は言葉がでないようなのですが、私が「〇〇さん、お口開けて下さい。」とか、声かけしようものなら、「話されへんし、動かへんから無駄やで」と言われました。威圧感が凄い。
利用者様が「うっー」と何度も発されると、「うっー!うっー!うるさいっ!!!」と怒鳴られ、同時に背中をバシっと叩かれました。
そこから、息子様のストレスがMaxになり、食事介助のとき利用者様の口からポタっとスープがでてしまった瞬間、「こぼれてるやろっ!!!」と心臓が止まるかと思うぐらい大きな声で怒鳴られました。
あとは恐怖しかなく、次失敗したら、次は…と冷や汗ダラダラ。
介護疲れでストレス溜まっている息子様のお気持ちもわからないでもないです。きっと、まだ慣れていない私の行動にもイライラしていたと思います。利用者からすれば、来てくれたヘルパーさんはみんなプロだと思ってくれてるんですもんね。
反省もしないといけないところもあると思います。サ責にも伝えました。
ただ、大声で怒鳴られ、叩いている場面が焼き付いて、怖さが消えません。
3回しか行っていないのに、断るってできますか?もし、断ったとして、私はヘルパー失格ですか?
訪問ヘルパーとして働く中で、利用者様との関係はもちろん、ご家族とのコミュニケーションも非常に重要です。今回の相談は、まさにその難しさを象徴するようなケースです。怖いと感じる気持ち、断りたいという思い、そしてヘルパーとしての自信を失いかけている状況…あなたの抱える不安を一つずつ紐解き、解決策を一緒に考えていきましょう。
1. 状況の整理と感情の理解
まず、あなたの置かれている状況を整理しましょう。あなたは、片麻痺で寝たきりのAさんの訪問ヘルパーとして働き始めました。しかし、Aさんの息子様から、言葉による威圧や、時には身体的な行為(背中を叩く)を受けてしまい、恐怖を感じています。3回しか訪問していない状況で、このまま続けることに強い不安を感じ、辞めたいと考えているのですね。
この状況であなたが「怖い」と感じるのは、当然のことです。人間として、安全が脅かされる状況では恐怖を感じるのは自然な反応です。さらに、介護の仕事は、利用者の生活を支えるだけでなく、ご家族の精神的な負担を軽減する役割も担います。しかし、ご家族との関係が良好でない場合、あなたの心身への負担は計り知れません。
息子様の行動の背景には、介護疲れという深刻な問題があります。長期間にわたる介護は、肉体的にも精神的にも大きな負担を強います。睡眠不足、自由時間の減少、経済的な不安など、様々な要因がストレスとなり、感情のコントロールを難しくすることがあります。しかし、だからといって、他人に暴言を吐いたり、暴力を振るったりすることが許されるわけではありません。
2. 断ることへの罪悪感と、その乗り越え方
「3回しか行っていないのに、断るってできますか?もし、断ったとして、私はヘルパー失格ですか?」というあなたの問いかけには、強い葛藤が表れています。断ることへの罪悪感、そして、ヘルパーとしての責任感の間で揺れ動いているのでしょう。
結論から言うと、断ることは可能です。そして、決してヘルパー失格ではありません。あなたの心身の安全を守ることは、何よりも優先されるべきです。無理をして働き続けることで、心身に不調をきたし、結果的に質の高い介護を提供できなくなる可能性もあります。
断ることに罪悪感を感じるのは、あなたが責任感が強く、相手の立場に立って物事を考えられるからでしょう。しかし、あなたの心身が健康でなければ、利用者様にとっても良い結果にはなりません。まずは、あなた自身を守ることが大切です。
3. 断る前にできること:具体的なアクションプラン
すぐに断るという決断をする前に、いくつか試せる方法があります。状況を改善できる可能性を探り、それでも解決しない場合に断るという選択肢を選ぶことができます。
3-1. サービス提供責任者(サ責)との連携
あなたは既にサ責に相談しているとのこと、素晴らしいです。サ責は、あなたと利用者様、そしてご家族の間を取り持つ重要な役割を担っています。具体的に、以下の点をサ責に相談しましょう。
- 状況の詳細な報告: 怒鳴られたこと、叩かれたことなど、具体的な出来事を詳細に伝えましょう。感情的な表現ではなく、事実を客観的に伝えることが重要です。
- 今後の対応についての相談: 息子様とのコミュニケーション方法、訪問時の注意点など、具体的なアドバイスを求めましょう。
- 必要に応じて、ケアマネージャーとの連携: ケアマネージャーは、利用者様のケアプランを作成し、ご家族との連携を図る役割を担っています。状況に応じて、ケアマネージャーにも相談し、連携を強化しましょう。
サ責との連携を通じて、状況が改善する可能性があります。例えば、息子様との面談を設定し、あなたの不安や困惑を伝えることで、理解を得られるかもしれません。また、訪問時にサ責が同行し、状況を観察することで、問題点を把握し、具体的なアドバイスをすることができます。
3-2. 記録の重要性
訪問ヘルパーの仕事では、記録をつけることが非常に重要です。今回のケースでも、記録はあなたの身を守るために役立ちます。
- 訪問記録: 訪問時間、行ったサービス内容、利用者様の状態、ご家族との会話などを詳細に記録しましょう。
- 問題行動の記録: 息子様の言動について、具体的な日時、場所、内容を記録しましょう。感情的な表現ではなく、客観的な事実を記録することが重要です。
- 記録の活用: 記録は、サ責やケアマネージャーとの情報共有に役立ちます。また、万が一、問題が深刻化した場合には、証拠として活用することができます。
3-3. コミュニケーションの工夫
ご家族とのコミュニケーションは、良好な関係を築く上で非常に重要です。以下の点を意識して、コミュニケーションを試みましょう。
- 挨拶: 訪問時と帰宅時には、必ず挨拶をしましょう。笑顔で挨拶することで、相手に良い印象を与えることができます。
- 丁寧な言葉遣い: 丁寧な言葉遣いを心がけ、相手への敬意を示しましょう。
- 相手の気持ちを理解しようとする姿勢: 相手の立場に立って物事を考え、相手の気持ちを理解しようと努めましょう。
- 困ったこと、わからないことは素直に伝える: わからないこと、困ったことがあれば、遠慮せずに伝えましょう。早めに伝えることで、誤解を防ぎ、問題を未然に防ぐことができます。
- 専門用語を避ける: 専門用語は、相手に伝わりにくい場合があります。できるだけわかりやすい言葉で説明しましょう。
これらの工夫をすることで、息子様との関係が改善する可能性があります。しかし、相手の態度が改善しない場合もあります。その場合は、無理にコミュニケーションを取ろうとせず、距離を置くことも必要です。
4. 断るという決断:その後のステップ
サ責との連携や、コミュニケーションの工夫を試みても、状況が改善しない場合は、断るという決断もやむを得ません。断ることは、決して逃げではありません。あなた自身を守り、質の高い介護を提供するために、必要な選択肢です。
4-1. 断り方のポイント
断る際には、以下の点に注意しましょう。
- 誠実な態度: 誠実な態度で、感謝の気持ちを伝えましょう。
- 具体的な理由: なぜ辞めたいのか、具体的な理由を伝えましょう。ただし、相手を非難するような言い方は避けましょう。例:「ご家族とのコミュニケーションが難しく、十分な介護を提供できないと感じています。」
- 今後のこと: 今後のことについて、サ責と相談しましょう。
- 直接伝えるか、書面で伝えるか: 状況に応じて、直接伝えるか、書面で伝えるかを選択しましょう。安全を考慮し、サ責に同席してもらうことも検討しましょう。
4-2. 断った後の心のケア
断った後も、あなたは様々な感情を抱くかもしれません。罪悪感、無力感、自己嫌悪など、ネガティブな感情に苛まれることもあるでしょう。しかし、あなたは決して一人ではありません。以下の方法で、心のケアを行いましょう。
- 信頼できる人に話す: 家族、友人、同僚など、信頼できる人に話を聞いてもらいましょう。
- 専門家への相談: 専門家(カウンセラー、精神科医など)に相談することも有効です。
- 休息: 十分な休息を取り、心身を休ませましょう。
- 趣味や好きなことに没頭する: 趣味や好きなことに没頭することで、気分転換を図りましょう。
- 自分を責めない: あなたは最善を尽くしました。自分を責めないでください。
断った後、あなたは新たな一歩を踏み出すことになります。今回の経験を糧に、より良い介護の仕事を見つけることができるはずです。
もっとパーソナルなアドバイスが必要なあなたへ
この記事では一般的な解決策を提示しましたが、あなたの悩みは唯一無二です。
AIキャリアパートナー「あかりちゃん」が、LINEであなたの悩みをリアルタイムに聞き、具体的な求人探しまでサポートします。
無理な勧誘は一切ありません。まずは話を聞いてもらうだけでも、心が軽くなるはずです。
5. ヘルパーとしての成長と、より良い職場環境を求めて
今回の経験は、あなたにとって大きな学びとなるはずです。介護の仕事は、常に変化し、様々な困難に直面する可能性があります。しかし、困難を乗り越えることで、あなたは成長し、より良い介護を提供できるようになります。
今回の経験から、以下の点を学びましょう。
- コミュニケーション能力の重要性: ご家族とのコミュニケーションは、良好な関係を築く上で非常に重要です。
- 問題解決能力の重要性: 問題に直面した際には、冷静に状況を分析し、解決策を模索する能力が求められます。
- 自己肯定感の重要性: 自分自身を肯定し、自信を持って仕事に取り組むことが大切です。
そして、より良い職場環境を求めて、積極的に行動しましょう。以下のような方法で、より良い職場環境を見つけることができます。
- 情報収集: 転職サイト、求人情報誌、ハローワークなどを活用し、様々な求人情報を収集しましょう。
- 職場見学: 興味のある事業所の職場見学に参加し、職場の雰囲気や働き方を確認しましょう。
- 面接: 面接では、あなたの経験やスキルをアピールし、あなたの希望や条件を伝えましょう。
- 転職エージェントの活用: 転職エージェントは、あなたの希望に合った求人を紹介し、転職活動をサポートしてくれます。
あなたが、心身ともに健康で、やりがいを持って働ける職場を見つけられることを心から願っています。
6. まとめ:あなたの選択を尊重し、未来を応援します
今回の相談を通して、あなたが抱える不安や葛藤、そして、断ることへの迷いを理解することができました。訪問ヘルパーとして働く中で、利用者様との関係だけでなく、ご家族との関係も非常に重要です。しかし、ご家族との関係が良好でない場合、あなたの心身への負担は計り知れません。
断ることは、決してヘルパー失格ではありません。あなたの心身の安全を守ることは、何よりも優先されるべきです。断る前にできること、断る際のポイント、そして断った後の心のケアについて、具体的なアドバイスを提示しました。
あなたの選択を尊重し、あなたの未来を応援しています。今回の経験を糧に、より良い介護の仕事を見つけ、輝かしい未来を切り開いてください。
“`