30代介護職の悩み！高齢者利用者の不安定な状態と問題職員への対応策

30代の介護職です。90歳の女性利用者さんは心臓疾患がありますが、動作時も静止時も動悸が始まります。それは不安やストレスによるときもあります。その時は寝たり起きたりを繰り返し、車椅子とベッドを短い時間で何度も寝かせてもらったり、起こしてもらったりすることもあります。業務で忙しくしている時に「もう死んでしまう！お願いやから起こして！」と言われて起こしても、すぐに「やっぱり寝たい、しんどい」ということを訴えたりされます。正直なところ、その繰り返しの訴えに疲れるときもあるのですが、ある日40歳の女性スタッフはその利用者さんに「あんたのせいで仕事にならへんねん！死ぬ死ぬゆーて、あんた死なへんやん！」と言い放ったそうです。遅刻早退や欠勤も繰り返し、勤務態度も劣悪ですが、今の世の中そんな人さえ簡単には解雇できません。漢字もカタカナもろくに書くことの出来ない女性なので、指導しても理解できず、言った相手を敵とみなして陰口を言います。こんな人をどうにかして退職まで追い込めないか、利用者さんのために！いい案があれば是非お教えください！

介護職の現場で直面する、高齢者の不安定な状態と、問題となる職員への対応、非常に悩ましい問題ですね。この質問は、利用者さんのケアと職場環境の改善、そして問題職員への対応という、複数の課題が複雑に絡み合っています。

ケーススタディ：90歳女性利用者と問題職員への対応

まず、90歳女性利用者さんの状態について分析してみましょう。心臓疾患を抱え、動作時や静止時にも動悸が起こる、寝たり起きたりを繰り返す…これらの症状は、身体的な問題だけでなく、精神的な不安やストレスが大きく影響している可能性が高いです。単なる「しんどい」という訴えの裏には、深い不安や恐怖が隠れているかもしれません。

次に、40歳女性職員の問題行動です。「あんたのせいで仕事にならへんねん！」という発言は、明らかにプロ意識の欠如であり、利用者さんへの配慮が全くありません。遅刻・早退・欠勤、漢字・カタカナの読み書き困難、陰口…これらの問題行動は、単なる怠慢だけでなく、もしかしたら、本人に気づいていない何らかの問題を抱えている可能性も考えられます。例えば、学習障害や発達障害、精神的な疾患などです。

このような状況下で、問題職員を「退職まで追い込む」という発想は、倫理的に問題があります。 むしろ、利用者さんへの適切なケアと、職場環境の改善に焦点を当てるべきです。

利用者さんへのケア：不安軽減と安心感の提供

90歳女性利用者さんの不安を軽減するためには、以下のアプローチが有効です。

• 安心できる環境づくり：落ち着いた雰囲気の部屋、リラックスできる音楽、お気に入りの写真など、利用者さんが落ち着ける環境を整えましょう。
• コミュニケーションの工夫：言葉だけでなく、表情や仕草にも気を配り、利用者さんの気持ちを丁寧に汲み取ることが大切です。ゆっくりと、優しく、分かりやすい言葉で話しかけましょう。
• 非言語コミュニケーション：言葉が通じにくい場合でも、手を握ったり、肩を優しくさすったりするなどの非言語コミュニケーションで安心感を与えましょう。
• 専門家への相談：必要に応じて、医師や看護師、精神科医、ケアマネージャーなどに相談し、適切な医療的・心理的なサポートを受けましょう。認知症の疑いがあれば、専門医による検査が必要となるでしょう。
• 記録の徹底：利用者さんの状態、対応内容、その効果などを詳細に記録することで、ケアの質を高め、他のスタッフとの情報共有もスムーズになります。

問題職員への対応：指導とサポート

問題職員を「追い込む」のではなく、改善に向けてサポートすることが重要です。以下のような対応を検討してみましょう。

• 個別の指導：まずは、彼女の行動が職場や利用者さんにどのような影響を与えているかを具体的に伝え、改善を促します。その際、感情的な言葉ではなく、事実を淡々と伝えることが大切です。漢字やカタカナが書けないという点については、読み書き支援ツールなどを活用するなど、具体的なサポートを検討しましょう。
• 研修への参加：介護スキル向上のための研修や、コミュニケーションスキルに関する研修への参加を促します。特に、高齢者の心理や、認知症に関する知識を深める研修は有効です。
• 上司や人事部への相談：問題職員の行動が改善されない場合、上司や人事部などに相談し、適切な対応を検討します。必要であれば、専門機関への相談も視野に入れましょう。ハラスメントに該当する行為があれば、速やかに報告する必要があります。
• チームとしての対応：問題職員への対応は、一人で抱え込まず、チーム全体で協力して行うことが重要です。他のスタッフと連携し、情報共有やサポート体制を構築しましょう。

職場環境の改善：チームワークとサポート体制の強化

問題職員の問題行動は、職場環境にも原因がある可能性があります。以下のような改善策を検討しましょう。

• 人員配置の改善：人員不足が原因で、スタッフが疲弊している可能性があります。適切な人員配置を行い、一人ひとりの負担を軽減しましょう。
• チームワークの強化：定期的なミーティングや研修を通して、スタッフ間のコミュニケーションを促進し、チームワークを強化しましょう。
• 相談窓口の設置：スタッフが安心して相談できる窓口を設置し、悩みや不安を共有できる環境を整えましょう。
• 労働環境の改善：休憩時間や休暇の取得を促し、過労を防ぎましょう。働きやすい職場環境を作ることで、スタッフのモチベーション向上にも繋がります。

成功事例：職場全体の意識改革で問題解決

ある介護施設では、問題職員の対応に苦慮していました。しかし、施設長が率先して職場全体の意識改革に取り組み、スタッフ間のコミュニケーションを強化、研修制度を充実させることで、問題職員の行動は徐々に改善し、最終的には円満退職に至りました。この事例は、問題職員への対応は、個人の問題だけでなく、職場全体の課題として捉え、解決していく必要があることを示しています。

まとめ

90歳女性利用者さんのケアと、問題職員への対応は、それぞれ異なるアプローチが必要です。利用者さんには、安心できる環境と、丁寧なケアを提供することが重要です。問題職員に対しては、「追い込む」のではなく、改善に向けてサポートし、職場環境全体を見直す必要があります。 これらの課題を解決するためには、チームワーク、適切な人員配置、そして専門家への相談が不可欠です。 決して一人で抱え込まず、周囲の協力を得ながら、一つずつ解決していきましょう。

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