60代の母親との関係改善：介護と性格の問題を乗り越えるための具体的な方法

この記事では、60代の母親との関係に悩むあなたに向けて、その問題の本質を理解し、より良い関係を築くための具体的な方法を提案します。介護が必要な母親の性格に振り回され、精神的な負担を感じているあなた。一人で抱え込まず、一緒に解決策を探しましょう。

母のことで悩んでいます、長文です。

母は６０代ですが、身体障害があり要介護２か３かです。
障害＋老化で３年ほど前から１人で立ち上がることが出来なくなり、病院に行く時などは車まで父と僕が両サイドから支えて連れて行きます。

リハビリにも行っていましたが「〇〇が痛いからリハビリに行けない」と在宅のリハビリに切り替え、毎日１人で出来るリハビリを教わっても「〇〇が痛い」とやる気配が見えません。

以前は炊事、洗濯などはやれていたのですが、年齢とともに出来ることが少なくなり、今は家事は父と僕がやり、母は気まぐれで洗濯物を畳む程度です。

体が悪いので、出来ないことを周りの人間がやるという事は仕方ないことだと思っているし、母に無理してあれこれやれと言うつもりもありません。

何が悩みかというと母の性格です。

母は自分最優先で異常なまでのわがまま、【私が楽するためなら周りに負担がかかることを躊躇わない】【私の意見は意地でも通すが、周りの意見は聞く気はない】【私に対しては最大限の思いやりを持て、でも私には思いやりを求めるな】とはっきり言って最低です。

今は母は朝起きたら準備された朝食を食べテレビを見て、準備された昼食を食べテレビを見て、準備された夕食を食べテレビを見て寝る、と言う毎日なんですが、母は朝から晩までとにかく不満しか言いません。

父への不満だったり、僕への不満だったり、常にイライラしていますし、自分のミスでもイライラしますが、それは「人のせい、物のせい」で絶対に自分の非を認めません。

思ったことを何でも口に出す性格でもあり、イライラを撒き散らし周りを不快にさせ、それを注意されたら注意した人間を非難し、「もう分かったから静かにしろ」と言われようがブツブツブツブツ、相手が怒れば「あいつは短気だ」と新たな非難。

５月から冷房の風を真正面から受け、それでも暑いと扇風機を中風で併用、「そんな使いかたしてるから体調が悪くなる」と言われれば「私の体は特別なんだ」と怒り、その後長々と相手を非難。

当然家の雰囲気は最悪です。

口癖は「私は病気だ」「周りは病気の本人じゃないから理解が無い」で、特に病気に理解が無いと言われると「ここまでやって理解が無いと言われたら何も出来ない」と僕自身もかなりイライラします。

別に感謝しろとまでは言いませんが、どんな理由であれ周りの人間に負担をかけているんだから、せめて不満があっても口に出さないように思ってほしいけど、そういった類のお願いをするとこちらの人格を否定してきます。

「自分の性格に問題は無いのか？」と聞けば「私の何が悪いのか分からない」と返され、「そんな性格じゃ家族に見放されるよ。誰にも助けてもらえなくなるよ」と言ってみたんですが「お父さんは結婚式で《病める時も健やかなる時も～》って誓ったから私の面倒を見る義務がある」「あんたは誰が産んでやったと思ってるんだ、育ててやったと思ってるんだ」と全く聞いてくれません、昔はまだ理解してくれてたんですが、今は自分に対する注意は問答無用で激怒されます。

夫婦喧嘩も毎日のようにあり、何かしら声が聞こえただけで「喧嘩か？」とリビングの近くまで行き喧嘩なのか確認しないと落ち着かないですし、喧嘩じゃなくても喧嘩に進行しないように祈り、会話が途切れたのを確認しないとその場から動けません。

今、母が喋れなくなればいいのにと思っています。

両親が離婚して、いかに助けてもらっていたか実感してほしいとも思っています。

正直このままの性格で何十年も生きるなら、もう死んでほしいとも思っています。

毎日「母が人の心を持ってくれるように、思いやりを持ってくれるように」と祈っています。

日に日にヒステリックになっていく６０代の母に性格改善を求める、期待するのは酷でしょうか？

和気藹々な家庭とまで行かなくても、可もなく不可もなくでいいんです。

1. 問題の本質を理解する：なぜ母親は不満を抱え続けるのか

まず、母親の行動の背景にある原因を理解することが重要です。単に「わがまま」と片付けるのではなく、以下の点を考慮してみましょう。

• 身体的な苦痛: 身体障害や老化による痛みや不快感は、精神的なイライラを引き起こす可能性があります。
• 喪失感: 以前できていたことができなくなることによる喪失感や、役割の変化に対する戸惑い。
• 孤独感: 日常生活の中で感じる孤独感や、誰にも理解されないという思い。
• 自己肯定感の低下: 自分の価値を認められず、自己肯定感が低下している。

これらの要因が複合的に作用し、母親の不満やわがままな態度につながっている可能性があります。介護と性格の問題は複雑に絡み合っており、表面的な対応だけでは解決が難しいことを理解しましょう。

2. コミュニケーションの改善：建設的な対話を目指して

母親とのコミュニケーションを改善するための具体的な方法を提案します。

2-1. 共感を示す

母親の言葉に耳を傾け、まずは共感を示しましょう。「それはつらいね」「大変だったね」といった言葉で、母親の感情を受け止める姿勢を見せることが重要です。ただし、共感は相手の感情を理解しようとするものであり、必ずしも同意することではありません。

2-2. 感情的にならない

母親の言動に感情的に反応すると、対話は悪化します。冷静さを保ち、落ち着いて対応することを心がけましょう。深呼吸をして、一度冷静になる時間を持つことも有効です。

2-3. 具体的な要求を伝える

母親に何かをしてもらいたい場合は、具体的に伝えましょう。「〇〇をしてほしい」と明確に伝えることで、誤解を防ぎ、協力しやすくなります。例えば、「洗濯物を畳んでほしい」ではなく、「今日はこのタオルを畳んでくれると助かるな」と具体的に伝えましょう。

2-4. 否定的な言葉を避ける

「あなたはいつも…」「また…」といった否定的な言葉は、相手を攻撃しているように聞こえ、反発を招きます。「今回は…」「こういう場合は…」といった、具体的な状況に焦点を当てた言葉遣いを心がけましょう。

2-5. 期待を調整する

母親の性格を変えることは容易ではありません。過度な期待は、あなた自身を苦しめることになります。現実的な範囲で、できることに焦点を当て、小さな変化を評価するようにしましょう。

3. 介護体制の見直し：負担を軽減するために

介護の負担を軽減することも、あなた自身の精神的な健康を守るために重要です。

3-1. 介護サービスの活用

訪問介護、デイサービス、ショートステイなど、介護保険サービスを積極的に活用しましょう。専門家のサポートを受けることで、あなた自身の負担が軽減され、母親との関係にも余裕が生まれます。ケアマネージャーに相談し、適切なサービスを検討しましょう。

3-2. 家族間の協力

家族間で協力し、役割分担を見直しましょう。兄弟姉妹がいる場合は、積極的に相談し、協力体制を築くことが重要です。役割分担を明確にすることで、負担が偏るのを防ぎ、誰もが無理なく介護に参加できるようになります。

3-3. 休息時間の確保

あなた自身が休息できる時間を確保することも大切です。心身ともに疲労が蓄積すると、母親との関係が悪化しやすくなります。定期的に休息を取り、自分の時間を確保することで、心に余裕が生まれます。

3-4. 専門家への相談

介護に関する悩みは、一人で抱え込まずに専門家に相談しましょう。ケアマネージャー、医師、カウンセラーなど、さまざまな専門家がいます。専門家のアドバイスを受けることで、問題解決の糸口が見つかることがあります。

4. 専門家の意見：心理的サポートとアドバイス

専門家の意見を取り入れ、より効果的な対応を目指しましょう。

4-1. カウンセリングの活用

カウンセリングを受けることで、あなたの心の負担を軽減し、客観的な視点から問題解決のヒントを得ることができます。専門家は、あなたの感情を理解し、具体的なアドバイスを提供してくれます。

4-2. 家族療法

家族療法は、家族全体のコミュニケーションを改善し、問題解決を図るための有効な手段です。専門家の指導のもと、家族間の相互理解を深め、より良い関係を築くことができます。

4-3. 医師との連携

母親の体調や精神状態について、医師と連携しましょう。必要に応じて、精神科医や心療内科医の診察を受けることも検討しましょう。適切な治療を受けることで、母親の症状が改善し、あなた自身の負担も軽減される可能性があります。

5. 成功事例：他の家族の経験から学ぶ

他の家族の成功事例から学び、具体的なヒントを得ましょう。

5-1. 事例1：コミュニケーションの改善

ある家族は、母親とのコミュニケーションを改善するために、毎日決まった時間に一緒にテレビを見る時間を設けました。その際に、母親の言葉に耳を傾け、共感を示すことで、母親との信頼関係を築くことができました。

5-2. 事例2：介護サービスの活用

別の家族は、介護サービスの活用により、父親の介護負担を軽減しました。デイサービスを利用することで、父親は日中の活動の場を得て、家族は休息時間を確保することができました。

5-3. 事例3：家族間の協力

ある家族は、兄弟姉妹で協力し、役割分担を明確にすることで、介護の負担を分散しました。それぞれの得意分野を活かし、無理なく介護に参加することで、家族全体の負担を軽減することができました。

6. まとめ：より良い関係を築くために

60代の母親との関係改善は、容易な道のりではありません。しかし、問題の本質を理解し、コミュニケーションを改善し、介護体制を見直すことで、より良い関係を築くことができます。焦らず、一歩ずつ、できることから始めていきましょう。

あなたの努力が、必ず実を結ぶことを信じています。そして、もしあなたが一人で悩みを抱え込んでいるなら、ぜひ専門家のサポートを受けてください。あなたの心と、母親との関係が、少しでも穏やかになることを願っています。

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