介護職の悩み！先輩職員の厳しい指導と事故報告への対処法

先輩介護職員についてです。その人が言うにはですが、トランスして座らせるときにきちんと座らせれば上体がずれたり斜めになることはないと言います。しかし、その利用者はお尻を動かしたりするので上体が斜めになることがあり、この間椅子からずり落ちをしてしまい事故報告となってしまいました。幸い怪我はなかったのですが、それからずっと見ていた訳でもないのに「座らせ方が悪かった、クッションなんか要らない人なのに事故の対策としてクッションを使うことを入れるのはおかしい。ちゃんと座らせれば斜めになることはない。」と言ってきます。事あるごとに言ってきて、私は派遣の立場なのに正直ぶち切れてしまいそうです。ちゃんとした座らせ方を聞いても、「その利用者さんそれぞれだから自分で知っていかないとだめ、未熟だからできないのよ」と教えてくれません。そしてそれを対策に入れろと言ってきますが、納得していないことを対策にするわけにもいきません。納得していないことを上司に説明して説得できると思えないですし、説得できなかったことを未熟さに繋げて責めてきます。自分でお尻を動かしちゃう人に理論的にそんな座らせ方ってありますか？他の職員さんも嫌っていて、中にはあまりにも文句言われるのでその人のトイレ介助を手伝わなくなった人もいます。手伝わなくなった人のことを悪く言ってますが、あれだけ言ってれば何か間違ってしつこくダメ出しされるのが嫌になるのも気持ちはわかります。拘りがあるんだろうけど、相手に負担にならない様に優しい言い方で言ってくれればいいのにきつい言い方をするので衝突するんだと思います。

派遣介護職員として働く中で、先輩職員からの厳しい指導に悩まされている、というご相談ですね。 利用者の方の転倒事故をきっかけに、先輩職員から一方的に責任を押し付けられ、指導を受けるどころか、人格否定まがいの言動をされている状況は、非常に辛いものだと思います。 この状況を改善し、安心して介護業務に専念できるよう、具体的な解決策を提案させていただきます。

１．状況の整理と客観的な分析

まず、現状を客観的に分析してみましょう。事故報告となった転倒事故は、確かに座らせ方に問題があった可能性も否定できません。しかし、先輩職員の「きちんと座らせれば斜めにならない」という発言は、利用者個々の特性を考慮していない、極めて画一的な考え方です。お尻を動かす利用者に対して、どんなに完璧な座らせ方をしても、転倒リスクはゼロにはなりません。

先輩職員は、自身の経験や考え方に固執し、他者の意見を全く受け入れない、いわゆる「専門家症候群」に陥っている可能性があります。 介護現場では、利用者一人ひとりの状態や個性に合わせたケアが不可欠です。 先輩職員の指導は、安全な介護実践とは程遠い、むしろ危険性を増幅させる可能性すらあります。

２．具体的な対応策

現状を打破するために、以下の３つのステップで対応することをお勧めします。

• ステップ１：記録の徹底

まずは、全ての出来事を詳細に記録しましょう。日付、時間、状況、発言内容、対応内容などを正確に記録することで、客観的な証拠を確保できます。これは、後々のトラブル発生時の証拠として非常に重要です。特に、先輩職員からの叱責や不当な扱いを受けた際には、その内容を詳細に記録してください。

• ステップ２：上司への相談

記録を元に、上司に相談しましょう。 単なる「先輩が厳しい」という訴えではなく、具体的な事例を挙げ、客観的な事実を伝えましょう。「先輩職員の指導方法が、利用者の安全を脅かしている可能性がある」という点を強調することが重要です。 上司に相談する際には、感情的な言葉ではなく、冷静かつ客観的な事実を伝えることが大切です。 例えば、「〇〇さんの転倒事故後、先輩職員から繰り返し同じ指摘を受け、その内容に納得できない点があります。具体的には… 」といったように、具体的な事例を説明しましょう。

• ステップ３：他の職員との連携

他の職員にも相談し、状況を共有しましょう。 あなただけが悩んでいるわけではないことを認識し、同じような悩みを抱える職員と連携することで、心理的な支えを得ることができます。 また、他の職員の意見を聞くことで、客観的な視点を得られる可能性もあります。 ただし、先輩職員への批判や悪口を言うのではなく、あくまで現状の改善策を検討するというスタンスを保つことが重要です。

３．専門家の視点：介護現場におけるコミュニケーション

介護現場では、チームワークが不可欠です。 しかし、今回のケースのように、チームメンバー間のコミュニケーションがうまくいかないケースも少なくありません。 専門家として、以下の点をアドバイスします。

• アサーティブコミュニケーションの活用

自分の意見を相手に伝える際、感情的にならず、冷静に、そして明確に伝えることが大切です。「私は〇〇という点について、疑問を感じています。なぜなら…」といったように、具体的に説明することで、相手も理解しやすくなります。 アサーティブコミュニケーションは、自分の権利を守りながら、相手との良好な関係を築くための有効な手段です。

• 非暴力コミュニケーションの導入

非暴力コミュニケーションは、相手との感情的な衝突を避け、建設的な対話を促進するためのコミュニケーションスキルです。 相手の感情を理解しようと努め、自分の気持ちを正直に伝えることで、より円滑なコミュニケーションを築くことができます。 これは、先輩職員との関係改善にも有効な手段です。

４．成功事例：チームワークの構築

ある介護施設では、職員間のコミュニケーション不足から、同様の問題が発生していました。しかし、施設長が主導して、定期的な職員会議を実施し、意見交換や研修を行うことで、チームワークが改善されました。 その結果、職員間の連携が強化され、利用者へのケアの質も向上しました。 これは、コミュニケーションの改善が、介護現場の質向上に繋がる好例です。

５．まとめ

先輩職員からの厳しい指導に悩んでいる状況は、非常に辛いものですが、決してあなただけではありません。 記録の徹底、上司への相談、他の職員との連携、そしてアサーティブコミュニケーションや非暴力コミュニケーションの活用など、具体的な対策を講じることで、状況を改善できる可能性は十分にあります。 まずは、一歩ずつ、できることから始めてみましょう。 あなたの頑張りを応援しています！

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