介護と仕事の両立…22歳介護福祉士が抱える不安と、未来を切り開くための具体的な方法

この記事では、介護と仕事の両立という、非常にデリケートな問題に直面している22歳の介護福祉士の方に向けて、具体的なアドバイスと心の支えとなる情報を提供します。ご両親の介護と、自身のキャリア、そして将来への不安。この複雑な状況を乗り越えるためのヒントをお届けします。

父母の仕事・介護のことで相談です。なにか助言を頂ければ助けになります。

長々と書いてしまうんですが全部書かないと伝わらないのであらかた書いておきます。

私は有料老人ホームで介護福祉士として働いている２２歳の独身の女です。

ですが今は父母の介護のため一か月間介護休暇（介護給付金は無し）で休んでいる状況です。

兄弟は上に２９歳の兄がおり既婚で東京で生活しています。兄夫婦は月２回ペースぐらいで来てくれています。兄は１２月から６か月間だけこちらのほうに戻ってきてくれるみたいです。親戚は皆山形におり、あまり頼れない状況です。

去年から専門卒で働いているんですが、私が入職してから一か月過ぎたころに父が悪性リンパ腫になり、８か月間入院し抗がん剤を行い無事に退院しました。しかし、悪性リンパ腫のせいで脊髄損傷になり現在は下半身不随で車椅子の生活を送っています。

両親は自宅でパソコン関係の自営業（赤字ぎみ、借金も返済中）をしており、その中での入院生活となってしまった為仕事をしないでいると収入がないため、病院のほうに許可を取りパソコンを持ち込んで治療中でありながら仕事をしていました。母もその８か月間の入院生活中は病室に泊まり込みで仕事の手伝いや食事面等も面倒をみていました。

私も仕事終わりに病院に行き父の様子を見に行き、母のごはん等も買ってくる等の生活をしていました。

去年の１２月に父が退院し家に戻ってきてからも母が父の世話をしながら仕事もしていました。私が休みの日は三人で車で出かけたり、母の家事の手伝いをしていました。

しかし今年の８月あたりから以前から腰痛持ちだった母の腰痛の痛さが急に悪くなり、近所の診療所で見てもらうことになりました。その結果骨粗鬆症と診断され、薬を飲み、痛みをとる注射を受けていました。

でも一向に良くならず、ついには立ち上がれなくなり救急車で搬送されました。

一か月間の間いろいろな検査をした結果、ステージ４の肺がんと診断され、年内までの命でしょうと宣告されてしまいました。

私は１１月介護休暇をもらい家で父の自営業の仕事の手伝いをしながら、父ができない部分の世話をしています。

そして夕方ころになったら母がいる病院に見舞いに行き、面会時間終了頃まで話をしながらマッサージをしてあげたりしています。

父母はわたしを頼もしく思って頼ってくるのですが、わたしは時折この先どうしたらいいんだろうととてつもない不安に襲われ泣きたくなってきます。

はじめに：あなたの抱える不安と、その根源にあるもの

22歳という若さで、介護福祉士として働きながら、ご両親の介護という重責を担うあなたの心境は、計り知れないものがあります。目の前の現実と、将来への不安、そして孤独感。それらが入り混じり、押しつぶされそうになることもあるでしょう。この章では、あなたが抱える不安の根源を理解し、それらにどう向き合っていくか、具体的な方法を提示します。

まず、あなたが抱える不安は、決して特別なものではありません。多くの人が、介護と仕事の両立という困難な状況に直面した際に感じる感情です。それは、

• 将来への不確実性： ご両親の病状、今後の生活、経済的な問題など、先が見えないことへの不安。
• 孤独感： 頼れる人が少ない状況、誰にも相談できない苦しみ。
• 自己犠牲： 自分の時間やキャリアを犠牲にしなければならないことへの葛藤。
• 喪失感： 大切な人を失うかもしれないという恐怖。

これらの感情が複雑に絡み合い、あなたを苦しめているのです。

1. 現状の整理と、具体的な問題点の洗い出し

まず最初に行うべきは、現状を客観的に整理することです。感情に流されるのではなく、冷静に状況を把握することで、問題点が見えてきます。以下のステップで進めていきましょう。

1.1 介護と仕事の状況を具体的に書き出す

まずは、現在のあなたの状況を詳細に書き出してみましょう。

• 介護の内容： どのような介護が必要なのか（食事、入浴、排泄、通院の付き添いなど）。
• 介護の時間： 1日にどれくらいの時間を介護に費やしているのか。
• 仕事の内容： 現在の仕事内容、労働時間、給与など。
• 経済状況： 収入、支出、貯蓄、借金など。
• 家族のサポート： 兄弟、親戚、友人など、誰がどの程度サポートしてくれるのか。

1.2 問題点の洗い出し

書き出した情報をもとに、問題点を具体的に洗い出します。

• 時間的な問題： 介護と仕事の両立が難しい、自分の時間が取れない。
• 経済的な問題： 介護休暇中の収入減少、今後の生活費への不安。
• 精神的な問題： ストレス、不安、孤独感、将来への絶望感。
• 身体的な問題： 疲労、睡眠不足、体調不良。
• 仕事への影響： キャリアの停滞、昇進への影響。

1.3 優先順位をつける

洗い出した問題点の中から、緊急度の高いもの、解決することで状況が大きく改善するものに優先順位をつけましょう。

例えば、

• 最優先： ご両親の健康状態の安定、経済的な問題の解決。
• 次： 精神的なストレスの軽減、自分の時間の確保。
• その他： 仕事への影響、キャリアプランの検討。

2. 使える制度と、利用できるサービスを知る

介護と仕事の両立を支援する制度やサービスは、意外とたくさんあります。それらを積極的に活用することで、負担を軽減し、より良い生活を送ることができます。

2.1 介護保険制度の活用

ご両親が要介護認定を受けている場合、介護保険サービスを利用できます。

• 訪問介護（ホームヘルプサービス）： 介護ヘルパーが自宅を訪問し、食事、入浴、排泄などの介助を行います。
• 訪問看護： 看護師が自宅を訪問し、健康管理や医療処置を行います。
• 通所介護（デイサービス）： 日中に介護施設に通い、食事、入浴、レクリエーションなどを行います。
• 短期入所生活介護（ショートステイ）： 短期間、介護施設に入所し、介護サービスを受けられます。
• 福祉用具のレンタル・購入： 車椅子、ベッド、手すりなどの福祉用具をレンタル・購入できます。

これらのサービスを利用することで、あなたの介護負担を大幅に軽減できます。ケアマネージャーに相談し、適切なサービスを組み合わせて利用しましょう。

2.2 介護休業・介護休暇の取得

介護と仕事の両立を支援する制度として、介護休業と介護休暇があります。

• 介護休業： 介護を必要とする家族を介護するために、最長93日まで取得できる休業制度です。給与は支給されませんが、雇用保険から介護休業給付金が支給される場合があります。
• 介護休暇： 介護を必要とする家族の介護や世話をするために、1年につき5日（対象家族が2人以上の場合は10日）まで取得できる休暇制度です。有給休暇として取得できる場合もあります。

これらの制度を利用することで、介護と仕事の両立をより柔軟に行うことができます。会社の制度を確認し、積極的に活用しましょう。

2.3 その他の支援制度

その他にも、様々な支援制度があります。

• 高額療養費制度： 医療費の自己負担額が高額になった場合に、一定額を超えた分を払い戻す制度。
• 医療費控除： 医療費を支払った場合に、所得税を控除できる制度。
• 障害者手帳の取得： ご両親が障害者手帳を取得することで、様々な福祉サービスや税制上の優遇措置を受けられます。
• 自治体の相談窓口： 各自治体には、介護に関する相談窓口があります。専門家のアドバイスを受けたり、地域のサービスに関する情報を得ることができます。

これらの制度を積極的に活用し、経済的な負担を軽減しましょう。

3. 精神的な負担を軽減するための具体的な方法

介護と仕事の両立は、心身ともに大きな負担がかかります。精神的な負担を軽減するための具体的な方法を実践し、心穏やかな日々を送れるようにしましょう。

3.1 相談できる相手を見つける

一人で抱え込まず、誰かに話を聞いてもらうことが大切です。

• 家族： 兄弟や親戚に、状況を共有し、協力を仰ぎましょう。
• 友人： 信頼できる友人に、悩みや不安を打ち明けましょう。
• 職場の同僚： 介護について理解のある同僚に、相談してみましょう。
• 専門家： ケアマネージャー、ソーシャルワーカー、カウンセラーなど、専門家に相談しましょう。

誰かに話すだけでも、心が軽くなることがあります。積極的に相談し、孤独感を解消しましょう。

3.2 ストレスを解消する方法を見つける

ストレスを溜め込まず、自分なりのストレス解消法を見つけましょう。

• 趣味に没頭する： 好きな音楽を聴いたり、映画を見たり、読書をしたり、自分の時間を楽しみましょう。
• 軽い運動をする： ウォーキング、ヨガ、ストレッチなど、体を動かすことで気分転換になります。
• リラックスできる時間を作る： 好きな香りのアロマを焚いたり、温かいお風呂に入ったり、リラックスできる時間を作りましょう。
• 十分な睡眠をとる： 質の高い睡眠をとることで、心身ともにリフレッシュできます。

自分に合ったストレス解消法を見つけ、積極的に実践しましょう。

3.3 専門家のサポートを受ける

専門家のアドバイスを受けることで、精神的な負担を軽減することができます。

• カウンセリング： 専門のカウンセラーに相談し、悩みや不安を打ち明け、心のケアを受けましょう。
• ソーシャルワーカー： 介護に関する相談や、利用できるサービスに関する情報を提供してくれます。
• 精神科医： 必要に応じて、薬物療法などの治療を受けることができます。

専門家のサポートを受けることで、客観的なアドバイスを得たり、心の状態を改善することができます。

4. 仕事とキャリアについて考える

介護と仕事の両立は、キャリアにも影響を与える可能性があります。しかし、状況に合わせてキャリアプランを立てることで、将来への不安を軽減し、より良い未来を切り開くことができます。

4.1 キャリアプランの検討

現在の仕事の継続、転職、キャリアチェンジなど、様々な選択肢を検討しましょう。

• 現在の仕事の継続： 介護と両立しながら、現在の仕事を続ける。
• 転職： 介護と両立しやすい職場への転職。
• キャリアチェンジ： 介護に関する知識や経験を活かせる仕事へのキャリアチェンジ。

自分の状況や希望に合わせて、最適なキャリアプランを立てましょう。

4.2 介護と両立しやすい職場を探す

介護と両立しやすい職場を探すことも、一つの選択肢です。

• 柔軟な働き方： 勤務時間や勤務形態が柔軟な職場。
• 理解のある職場： 介護について理解のある職場。
• 在宅勤務： 在宅勤務が可能な職場。

求人情報を確認したり、転職エージェントに相談したりして、自分に合った職場を探しましょう。

4.3 スキルアップと自己投資

スキルアップや自己投資をすることで、キャリアアップを目指すことができます。

• 資格取得： 介護に関する資格（介護福祉士、ケアマネージャーなど）を取得する。
• 研修への参加： 介護に関する研修やセミナーに参加する。
• 自己啓発： 語学学習、ITスキル習得など、自分の興味のある分野を学ぶ。

スキルアップすることで、キャリアの選択肢を広げ、自信を持って仕事に取り組むことができます。

5. 未来への希望を持つために

介護と仕事の両立は、困難な道のりですが、決して絶望的な状況ではありません。未来への希望を持ち、前向きに進んでいくために、以下のことを意識しましょう。

5.1 感謝の気持ちを持つ

ご両親への感謝の気持ちを忘れずに、介護に取り組みましょう。

• 感謝の言葉を伝える： 日常的に、感謝の言葉を伝えましょう。
• 一緒に過ごす時間を大切にする： 一緒に食事をしたり、話をしたり、思い出を作りましょう。
• 笑顔を心がける： 笑顔で接することで、ご両親もあなたも心が安らぎます。

感謝の気持ちを持つことで、介護の負担を乗り越え、心の支えになります。

5.2 自分を大切にする

自分の心と体を大切にしましょう。

• 休息をとる： 十分な睡眠をとり、疲労を回復させましょう。
• 栄養バランスの取れた食事をとる： 健康的な食事を心がけましょう。
• 自分の時間を確保する： 趣味やリラックスできる時間を作りましょう。

自分を大切にすることで、心身ともに健康を保ち、介護と仕事の両立を続けることができます。

5.3 未来を描く

将来の目標を持ち、それに向かって努力しましょう。

• キャリアプランを立てる： 将来の仕事について、具体的な目標を立てましょう。
• 自己成長を目指す： スキルアップや自己啓発に励みましょう。
• 新しいことに挑戦する： 自分の興味のある分野に挑戦しましょう。

未来を描くことで、希望を持ち、前向きに進んでいくことができます。

まとめ：あなたの未来は、あなた自身で切り開ける

22歳という若さで、介護と仕事の両立という困難な状況に直面しているあなた。不安や悩みは尽きないかもしれませんが、決して一人ではありません。この記事で紹介した情報やアドバイスを参考に、現状を整理し、利用できる制度やサービスを活用し、精神的な負担を軽減し、キャリアプランを立て、未来への希望を持ってください。

あなたの未来は、あなた自身で切り開くことができます。困難を乗り越え、充実した人生を送れるよう、心から応援しています。

もし、あなたが抱える悩みや不安が深く、一人で解決するのが難しいと感じたら、専門家への相談も検討しましょう。あなたの状況に合わせた具体的なアドバイスやサポートを受けることができます。

あなたの未来が、明るく輝かしいものとなることを願っています。

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