サ高住で働く看護師の責任とリスク：医療事故と対応策

サ高住について、詳しい方教えて下さい。 サ高住に看護師ですが、社としては介護士としての括りで パートで働いています。とは言え、看護師の免許証の写しもとってあり、時給は介護士より＋６００円と看護師としての給料を頂いています。先日、他の看護師が命に係わるミスをしました。放置状態の利用者様を私が発見し救急搬送をしました。その後ですが、家族から説明を求められていないと言うか、ご家族様から「迷惑かけましたね」と言われたからか、その時の詳しい状況をご家族様に説明するでもなく、施設長は社の本部に報告すらせず、その理由が「うちはサ高住なんだから、本来は看護師が居なくても良い所。彼女も介護士としての括りだから」と今回の事は事故でも何でも無い。と言った感じの態度でした。これは許される事なのでしょうか？私としては普通に医療ミス医療事故だと思うのですが。利用者様の薬の危険性の周知徹底を介護士に指導していなかった事、意識障害を寝ているだけと判断した結果の救急搬送でした。この施設で働く事が怖くなりました。私は発見して搬送した側ですが、私にも何らかの責任を負わされる危険性はありますでしょうか？詳しい方教えて下さい。

ご相談ありがとうございます。サービス付き高齢者向け住宅（サ高住）で働く看護師の方から、非常に深刻な状況のご相談をいただきました。他の看護師の医療ミス、施設長の対応、そしてご自身の責任について、不安を感じているとのこと。まずは、落ち着いて状況を整理し、具体的な対応策を考えていきましょう。

ケーススタディ：サ高住における医療ミスと責任の所在

今回のケースは、サ高住における医療ミスの発生と、その後の不適切な対応が問題となっています。重要なのは、サ高住であっても、利用者の安全確保は最優先事項であり、医療ミスは決して許されるものではありません。

ご質問にある「介護士としての括り」という点ですが、これは法的根拠が曖昧なため、施設側の都合で責任を逃れるための言い訳として使われている可能性が高いです。看護師免許を保有し、看護師としての業務を行っている以上、責任は看護師として問われる可能性があります。

施設長が本部に報告しなかったこと、ご家族への説明を怠ったことは、重大な問題です。これは、医療事故の隠蔽にあたり、法的に問われる可能性も否定できません。医療機関や介護施設では、医療事故報告制度が整備されており、適切な報告と対応が求められます。この制度を無視した施設長の対応は、許されるべきではありません。

ご自身が発見し救急搬送したことは、利用者の命を救った立派な行動です。しかし、施設側の不適切な対応によって、ご自身も責任を問われる可能性があるという不安は当然です。具体的には、以下の点が問題となる可能性があります。

• 発見が遅れたことへの責任：他の看護師のミスを放置していたことへの責任を問われる可能性があります。
• 適切な対応がとれなかったことへの責任：ご自身が、より迅速な対応をとることができた可能性がある場合、責任を問われる可能性があります。
• 情報伝達における責任：医療事故報告やご家族への説明において、ご自身が適切な情報伝達を行わなかった場合、責任を問われる可能性があります。

しかし、ご自身が積極的に救急搬送の手続きをとったこと、そして状況を把握しようとしたことは、責任軽減の大きな要素となります。重要なのは、事実を正確に記録し、客観的な証拠を確保することです。

専門家の視点：医療事故と法的責任

医療事故に詳しい弁護士や医療関係の専門家に相談することを強くお勧めします。専門家は、今回のケースにおける法的責任の有無、施設側の対応の違法性、そしてご自身が取るべき適切な対応について、的確なアドバイスを提供してくれます。

弁護士への相談は、費用がかかりますが、将来的な損害賠償請求や訴訟リスクを軽減する上で非常に有効な手段です。また、労働組合に加入している場合は、組合の弁護士に相談することもできます。

さらに、厚生労働省の相談窓口なども活用できます。相談窓口では、医療事故に関する相談や、職場環境の問題に関する相談にも対応しています。

具体的なアドバイス：今後の行動計画

1. 全ての事実を詳細に記録する：日付、時間、状況、関係者の発言などを正確に記録しましょう。メールやメモ、録音など、証拠となるものを残すことが重要です。
2. 医療関係の専門家に相談する：今回の医療ミスについて、医療事故に詳しい医師や看護師に相談し、客観的な意見を求めましょう。
3. 弁護士に相談する：法的責任の有無、今後の対応策について、弁護士に相談しましょう。労働組合に加入している場合は、組合の弁護士に相談することもできます。
4. 転職を検討する：今回の出来事をきっかけに、安心して働ける職場環境を探すことも検討しましょう。転職活動においては、キャリア支援サービスの活用も有効です。
5. 労働基準監督署への相談：施設側の不適切な対応について、労働基準監督署に相談することも検討しましょう。

サ高住における看護師の役割と責任

サ高住は、医療機関ではありませんが、利用者の健康状態の急変に対応する必要があります。看護師は、その専門知識とスキルを活かし、利用者の安全確保に重要な役割を果たします。「介護士としての括り」という曖昧な立場に甘んじることなく、看護師としての責任を自覚し、行動することが重要です。

今回のケースは、施設側の体制や教育の不足が背景にある可能性が高いです。薬の危険性の周知徹底、意識障害の適切な判断など、施設全体での教育体制の改善が求められます。

まとめ

今回のケースは、サ高住における医療ミスと、その後の不適切な対応が問題となっています。ご自身の不安は当然であり、専門家のサポートを受けることが重要です。事実を正確に記録し、弁護士や医療関係の専門家に相談することで、法的責任の有無や今後の対応策を明確にすることができます。安心して働ける環境を見つけるためにも、転職を検討することも視野に入れましょう。

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