介護職の即採用にモヤモヤ…本当に私でよかったの？転職コンサルタントが徹底解説

【長文です】私は先日、介護施設の面接を受け即採用された者です。介護の職業訓練に通い卒業は来年の３月に修了予定、その時には初任者研修、同行援護者を取得し、実務者の大半(330時間)を修了している予定です。面接先は２週間介護実習でお世話になった施設で、学校からは就職前提ではなく施設として興味があるところを選ぶよう言われ、私以外の人はそれを基準に選んでいるのですが、私は法人の理念や出ている求人内容(求人条件や、待遇等)を見て、もし自分がその施設で働きたいと思った時に私でも雇用していただける施設を選びました。就職前提で選んだ施設なので採用され喜ぶべきでしょうが、実際はモヤモヤして素直に喜べませんでした。理由は面接が最初から採用ありきだと感じ「私じゃなくても他の訓練生でも良かったんじゃないか？」と思ったからです。面接は初対面の施設長だったのですが「うちに実習に来てくれてるね、○○さんの事は聞いて知っています」と言われ「実務者何時間修了するの？」とやたら実務者の事を聞かれ「○○さんの希望は何?」と聞かれたので「介護経験がないのでまずは介護技術をしっかり身につけて、3年後には一人前の介護福祉士になること、正規で働く事が希望です」と答えると「○○さんの希望通りの条件でうちは採用します」と言われ、その後の話の合間にも何度か「うちは○○さんの希望をかなえます」と言われました。入職後の待遇面や今後のキャリアパス等の話を最初から採用前提で延々とされ、渡した履歴書もほぼ見ず、志望動機すら聞かれませんでした。面接の中で何度か言われたのは「この雇用条件は○○さんが介護福祉士をとるという前提での条件です」と念を押され、だから普通の介護未経験の人より優遇していという事でした。介護職についている人達に相談すると私の年齢や学歴、介護未経験を考えても提示された条件は恵まれているし入職後のフォローもしっかりしている、即採用は介護の世界ではよくある話だから深く考える必要はないと思うと言われました。職業訓練の人にも「誰でも良いから採用されたと思うのか、実習で認めてもらえたから採用されたと思うのかは自分の受け取り方次第。実習に行っても○○さんみたいに誘われる人ばかりじゃないよ」と言われました。実習中からここの特養で働きたいと思いましたし、面接で色々話を聞いて不安をもつ事はなく、思っていたより良い印象でした。職業訓練で面接指導をきっちり受け、緊張して面接に挑んだので拍子抜けしてガッカリしたのかも知れませんが、そんな事は気にするレベルの話ではないのでしょうか？長々と長文失礼いたしました。

ケーススタディ：介護職の即採用に潜む真実

あなたは、介護職の訓練生として実習先の施設から即採用されました。しかし、面接が「採用ありき」だったと感じ、素直に喜べない気持ちを抱えています。これは、決して珍しいケースではありません。介護業界、特に人材不足が深刻な施設では、優秀な人材を確保するために、実習期間中の採用を積極的に行うことが一般的です。

しかし、あなたのモヤモヤは、単なる「拍子抜け」だけではありません。それは、あなたの能力や人となりよりも、資格取得予定や実習での実績が採用理由の中心だったという、潜在的な不安感を反映していると言えるでしょう。

あなたの状況を整理してみましょう。

* メリット：希望する条件で採用された、入職後のフォロー体制が整っている、実習で施設の雰囲気や働き方を理解している、将来のキャリアパスが見えてくる。
* デメリット：面接が形式的で、あなたの個性や志望動機が軽視されたと感じている、他の訓練生でも良かったのではないかという不安がある。

このモヤモヤを解消するために、まずはあなたの「価値」を再確認することが重要です。あなたは、介護の職業訓練で着実にスキルを習得し、初任者研修、同行援護者、実務者研修（330時間）を修了予定という、多くの訓練生が持っていない明確な強みを持っています。実習を通して、その能力を施設側に認められたという事実も、あなたの価値を証明しています。

即採用されたこと自体が、あなたの能力が評価された証であると捉えることもできます。しかし、面接の過程であなたの個性や志望動機が軽視されたと感じたことは、今後のキャリア形成において重要な教訓となります。

専門家の視点：介護業界における即採用とキャリアパス

介護業界では、人材不足が深刻なため、即採用は決して珍しいことではありません。特に、資格取得予定者や実習で能力の高さを示した人材は、施設にとって貴重な存在です。

しかし、即採用されたからといって、安易に満足するのではなく、自身のキャリアプランを明確に持ち、積極的に施設とコミュニケーションをとることが重要です。

例えば、入職後、以下のような点を意識することで、より充実したキャリアを築くことができます。

• 目標設定：3年後の介護福祉士取得だけでなく、中長期的なキャリアプラン（例えば、特定の分野の専門性を深める、管理職を目指すなど）を明確にする。
• 自己研鑽：資格取得だけでなく、日々の業務を通してスキルアップを図り、専門性を高める努力をする。
• 積極的なコミュニケーション：上司や同僚と積極的にコミュニケーションを取り、疑問点や不安を解消する。キャリアプランについても相談し、サポートを求める。
• 自己評価：定期的に自身の成長を振り返り、課題を見つける。そして、目標達成に向けて努力を続ける。

具体的なアドバイス：不安を解消し、自信を持って働くために

あなたのモヤモヤは、経験不足ゆえの不安感からくる部分も大きいでしょう。しかし、それは決してあなただけの問題ではありません。多くの新卒や転職者が抱える、普遍的な悩みです。

不安を解消し、自信を持って働くために、以下の３つのステップを踏んでみましょう。

ステップ１：自分の強みを再確認する

あなたは既に、多くの強みを持っています。資格取得予定、実習での実績、そして、希望する施設で働くという強い意志です。これらの強みを改めて認識し、自信を持つことが大切です。

ステップ２：施設とのコミュニケーションを深める

入職前に抱いたモヤモヤを、入職後に解消する機会は必ずあります。入職後、上司や先輩と積極的にコミュニケーションを取り、あなたのキャリアプランや目標、そして、面接で感じた不安を率直に伝えましょう。

ステップ３：自身の成長を継続的に追及する

介護の仕事は、日々学び続けることが求められる仕事です。資格取得や研修だけでなく、日々の業務を通して、積極的にスキルアップを目指しましょう。自身の成長を実感することで、自信とモチベーションを高めることができます。

成功事例：不安を乗り越え、成長を遂げた介護職員

私のこれまでのキャリア支援の中で、あなたと似たような経験を持つ多くの介護職員を見てきました。彼らは、当初は不安を抱えていたものの、積極的に学び、周囲とコミュニケーションを取り、自身の成長を続けることで、自信と充実感を得ています。

例えば、ある職員は、新卒で介護施設に入職した際、あなたと同じように「本当に私でよかったのか」と不安を感じていました。しかし、彼女は、積極的に先輩職員に質問をし、研修にも積極的に参加することで、スキルアップを図り、今では頼れる先輩職員として活躍しています。

まとめ

即採用されたことに対するモヤモヤは、あなたの能力や価値を否定するものではありません。むしろ、それは、あなた自身の成長への期待と、より良いキャリアを築きたいという強い意志の表れです。

あなたの持つ強み、そして、積極的な姿勢を活かし、充実した介護のキャリアを築いていってください。

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