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介護職員の休憩時間確保と残業代請求:未払い残業代の請求方法と証拠確保

介護職員の休憩時間確保と残業代請求:未払い残業代の請求方法と証拠確保

介護職員 休憩が取れません 有料老人ホームで介護士として働いています。 先月、同じ会社の他の施設から今の施設に異動してきました。 今の施設に異動してから、夜勤の時に休憩が取れていません。 雇用契約上、一応16時から翌日10時までの18時間拘束。 休憩2時間で実働16時間となっております。 「夜勤入り」というシフトと「夜勤明け」というシフトを2日分連続してくっつけているという考え方で、「夜勤入り」シフトの間に1時間、「夜勤明け」シフトの間に1時間休憩をとることになっています。 しかし、今の施設ではシフト編成的に「夜勤明け」の休憩が一切取れない状況です。 (夜間はスタッフ1人で必要時は常に対応することが求められています。早番出勤後も夜勤明けのスタッフが休憩返上で働く事を前提としたシフト編成であり、タイムスケジュールになっています) タイムカード上は2時間分休憩をとっていることになっており、夜勤をやるごとに1時間ずつタダ働きをさせられている状況です。 タイムカードはシステム的に休憩取れてない、とは出来なくなっています。 状況の改善を上司に求めても 「夜間は皆寝ててほとんどやる事無いんだから実質休憩みたいなものだろ」と一蹴されます。 上司の感覚では、夜間の「待機時間=休憩時間」なようで、夜勤明けのスタッフが休憩を取れていないという認識は無さそうです。 早番出勤後はすぐに朝食が始まります。 早番は1人のみ。早番が来たからと休憩に行くと、早番の人がひとりで30人を超える利用者の食事の配膳、投薬、見守り、10人近くの食事介助を行うことになり、物理的に不可能であることを考え、夜勤明けは動いています。 上司がハッキリと休憩返上で働けと指示を出したわけではありませんが、シフトを作るのは上司です。 食事後はすぐに申し送りが始まり、申し送りが終わると退勤時間になります。 長くなってしまいましたが、結婚を控え、このまま辞めてもいいかなと思っています。 この場合、休憩に入れなかった分は未払いの残業代として請求出来るのでしょうか? 休憩を入れていないという証拠はどのように確保するべきなのでしょうか。 一応、スケジュール帳にメモはしていますが… 長くなってしまいすみません。 どなたか相談に乗って頂けるとさいわいです。

結婚を控え、転職も視野に入れているとのこと。非常にデリケートな状況ですね。まず結論から申し上げますと、休憩時間未取得分は未払い残業代として請求できる可能性が高いです。ただし、適切な証拠集めが重要になります。

1.労働基準法と休憩時間

労働基準法では、労働時間6時間以上の労働に対しては、少なくとも45分の休憩時間を与えることが義務付けられています。あなたのケースでは、16時間労働に対して2時間の休憩が規定されているにも関わらず、実際には休憩が取れていない状況です。これは労働基準法違反の可能性が高いと言えます。上司の「実質休憩」という主張は、法律上認められません。休憩時間は、労働者自身の自由に使える時間である必要があるからです。

2.証拠の確保方法

タイムカードに休憩時間が記録されているとはいえ、それはあくまでも形式的なものであり、実際の労働状況を反映していないことを証明する必要があります。以下の方法で証拠を確保しましょう。

  • 勤務記録の綿密な記録:スケジュール帳へのメモに加え、毎日の業務内容、休憩時間を取れなかった理由、具体的な業務時間などを詳細に記録しましょう。可能な限り、時間単位で記録することが重要です。例えば、「17:00~18:00 利用者Aの排泄介助」「18:00~19:00 夕食準備と配膳」といった具合です。写真や動画で業務状況を記録できれば、より強力な証拠となります。
  • 同僚への証言の確保:同じ施設で働く同僚に、あなたの休憩時間未取得状況について証言を求めましょう。証言は、書面で残しておくことが重要です。匿名性を確保するなど、同僚への配慮も忘れずに。
  • 上司への申し入れ記録:上司への休憩時間取得に関する申し入れとその回答を、メールや書面で記録しておきましょう。上司の「実質休憩」という発言も記録に残すことが重要です。

3.未払い残業代の請求方法

証拠が揃ったら、まずは会社に未払い残業代の支払いを求めましょう。会社が応じない場合は、労働基準監督署への相談、または弁護士への相談を検討しましょう。労働基準監督署は、労働基準法違反の調査を行い、是正勧告を行うことができます。弁護士に相談することで、法的措置を含めた対応が可能になります。

4.転職についても考慮を

現在の職場環境は、あなたの健康と精神状態に悪影響を及ぼしている可能性があります。結婚を控え、新たな人生をスタートするにあたって、このような職場環境は望ましいとは言えません。転職活動を行うことも視野に入れて、将来のキャリアプランを検討することをお勧めします。転職活動では、ハローワークや転職サイトの活用、キャリアカウンセリングの利用などを検討しましょう。

5.成功事例

過去に、同様のケースで未払い残業代を請求し、成功した事例があります。ある介護職員は、綿密な勤務記録と同僚の証言を証拠として、労働基準監督署に相談。結果、未払い残業代と慰謝料の支払いを会社から得ることができました。この事例からも、適切な証拠集めがいかに重要であるかがわかります。

6.専門家の視点

労働問題に詳しい弁護士の視点から見ると、今回のケースは労働基準法違反の可能性が高いです。タイムカードに休憩時間が記録されているとはいえ、それが事実と異なる場合は、労働時間と休憩時間の不一致を証明する必要があります。そのため、前述した証拠集めが非常に重要になります。

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7.まとめ

休憩時間未取得は、労働基準法違反の可能性が高く、未払い残業代請求の可能性があります。綿密な記録、同僚の証言、上司への申し入れ記録などを証拠として確保し、会社に交渉しましょう。それでも解決しない場合は、労働基準監督署や弁護士に相談することをお勧めします。そして、自身の健康と幸せを第一に考え、転職も視野に入れてキャリアプランを検討しましょう。 介護士の仕事は大変ですが、労働者の権利をきちんと守ることが重要です。

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