80歳の父の病気と病院の対応…医療ミス？転院？家族としてできること

今回の記事では、80歳のお父様の病気と、それに対する病院の対応についてのご相談にお答えします。転倒による怪我から始まり、慢性硬膜下血腫、そして病院側のミスによる病名の間違いなど、ご家族として非常に不安で、どうすれば良いのか悩まれていることと思います。医療ミスではないかと疑い、裁判も視野に入れているとのことですが、まずは冷静に状況を整理し、今後の対応について考えていきましょう。この記事では、医療に関する専門知識と、キャリア支援の視点から、具体的なアドバイスを提供します。

80才の父の病気と入院中の病院の対応について。最初家の中転倒しました。よく朝あまりいたがるので救急車で病院Aに運ばれ脊椎の骨折ということで入院することになりました。最初の１週間はベッド安静でいしました。２週間目にコルセットができいよいよリハビリというところで、嘔吐と左側の麻痺があるということで頭、胸、腹のCT検査を緊急でしました。脳に硬膜下血腫の出血があるということ脳外科の病院に緊急搬送されました。結果として慢性硬膜下血腫という診断でした。先生の話だと頭に小さな穴をあけチューブで血を抜く簡単な手術で治るということで次の日に手術をし、次の日から麻痺などなくなりどんどんよくなり、２週間で平行棒での歩行が可能になりました。その後は、病院A病院にもどりリハビリを進める計画になりました。A病院に転院してから５日目に病院より連絡で、夜中暴言をはいたり手がでるようになり困っていると看護師より連絡がありました。その日のうちに心配になり、父にまずは会いました。すると元気がありません。引出をあけるとリハビリ計画書なるものがあり父のサインがしてありました。病名欄をみると急性硬膜下血腫となっていてびっくりしました。脳外科の先生の話だと急性の場合は予後が悪く麻痺ものこり後遺症が残る病気ですと聞いていたので、近くいた看護師に父の病名違ってますよとつたえると、軽い返事でかきなおしておきますねと言われました。しばらくたっても返事がありませんでした。とりあえず家族やケアマネに相談でもすることにして帰ることにしました。すると自分の携帯に看護師長から連絡があり脳外科の病院に確認したところ間違えていましたと連絡がありました。父にはどのよに説明したかはわかりませんが、かなり落ち込んでいたので、治らないとでもいわれたかと思うとはらがたちます。この場合医療ミスになるのでしょうか。電話ですみませんでしたというだけです。対応がひどいので家族としては、裁判をすることも検討しています。その場合はカルテなどのコピーなどが必要とおもうのですが、どうしてよいかわかりません。父にはよくなってほしいのですぐ転院して治療をしたいのですが、今後どうしたらよいでしょうか

1. まずは現状の整理と、ご家族としての心のケア

まず、今回の状況を整理し、ご家族としての心のケアを優先することから始めましょう。お父様の病状、病院側の対応、そしてご自身の感情を整理することが、今後の対応の第一歩となります。

• 状況の整理: お父様の病状、これまでの治療経過、そして現在の状態を正確に把握しましょう。病院からの情報だけでなく、ご自身で記録を取ることも重要です。
• 感情の整理: 不安、怒り、悲しみなど、様々な感情が入り混じっていることと思います。これらの感情を抑え込まず、受け止めることが大切です。
• 情報収集: 医療に関する情報を集め、専門家（医師、弁護士など）に相談することも検討しましょう。

2. 医療ミス（過失）の可能性と、法的対応について

病院側の対応が適切だったのか、医療ミス（過失）の可能性について検討しましょう。医療ミスとは、医師や医療従事者の過失によって患者に損害が生じた場合を指します。今回のケースでは、病名の誤記載や、その後の対応に問題があった可能性があります。

• 医療ミスの定義: 医療ミスは、医師や医療従事者が、医療水準に照らして適切な注意義務を怠った場合に発生します。
• 過失の有無の判断: 医療ミスの有無を判断するには、専門的な知識が必要です。医療訴訟に詳しい弁護士に相談し、客観的な視点から判断してもらうことが重要です。
• 法的対応の選択肢: 医療ミスが認められる場合、損害賠償請求や刑事告訴などの法的手段を検討できます。
• 証拠の確保: 裁判を起こす場合は、カルテ、診療記録、検査結果、看護記録など、あらゆる証拠が必要です。病院に開示請求を行い、必要な書類を確保しましょう。

3. 転院と、より良い医療環境の選択

お父様の病状回復のためには、より適切な医療環境への転院も検討しましょう。転院することで、より専門的な治療を受けられる可能性が高まります。

• 転院先の選定: 脳神経外科に強い病院、リハビリテーション科が充実している病院など、お父様の病状に合った病院を選びましょう。
• 転院の手続き: 現在の病院の医師に相談し、紹介状を作成してもらいましょう。転院先の病院との連携も重要です。
• セカンドオピニオン: 他の医師の意見を聞くことで、治療方針に対する理解を深め、より納得のいく選択をすることができます。

4. 病院とのコミュニケーションと、情報開示請求

病院とのコミュニケーションを密にし、必要な情報を積極的に開示してもらいましょう。情報開示請求は、患者の権利として認められています。

• コミュニケーションの重要性: 病院側との良好なコミュニケーションは、治療の円滑な進行に不可欠です。疑問点や不安な点は、遠慮なく質問しましょう。
• 情報開示請求の方法: 病院に対し、カルテや診療記録などの開示を請求できます。開示請求の手続きや費用については、病院に問い合わせましょう。
• 記録の重要性: 病院とのやり取りは、記録として残しておきましょう。口頭でのやり取りだけでなく、書面での記録も残しておくことが重要です。

5. 家族としてのサポートと、精神的な負担の軽減

ご家族としてのサポート体制を整え、精神的な負担を軽減することも大切です。一人で抱え込まず、周囲の協力を得ながら、お父様のケアに当たりましょう。

• 家族間の連携: 家族間で情報を共有し、役割分担を明確にすることで、負担を軽減できます。
• ケアマネージャーの活用: ケアマネージャーは、介護に関する専門家です。介護保険サービスや、様々な相談に乗ってくれます。
• 精神的なサポート: 専門家（カウンセラー、精神科医など）に相談し、心のケアを受けることも検討しましょう。

今回のケースは、ご家族にとって非常に困難な状況です。医療に関する専門知識、法的知識、そしてご家族の心のケアが、問題解決の鍵となります。焦らず、冷静に状況を整理し、一つずつ対応していくことが重要です。専門家への相談も積極的に行い、最善の選択をしてください。

ご相談者様が、この困難な状況を乗り越え、お父様の回復を心から願っております。

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